英国Raspberry Pi社とソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、SSS)は2024年9月30日、SSSのAI(人工知能)処理機能搭載イメージセンサーを採用した「Raspberry Pi AI Camera」を同日発売すると発表した。正規販売代理店での希望小売価格(税別)は70米ドル(約9900円)だ。両社は、「本製品を通じ、エッジでの画像処理を実現するAIソリューション開発の加速をめざす」としている。 同製品は、SSSが2020年5月に発表した、有効画素約1230万画素のインテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を搭載したものだ。IMX500は、ロジックチップに、通常のイメージセンサー信号を処理する回路に加え、AI処理に特化した独自のDSPやAIモデルを書き込むためのメモリなどを集積したことを特長としている。 一般的に画像データは膨大となるため、それを活用したAIソリュー