故・黒川紀章さんが設計した集合住宅「中銀カプセルタワービル」のビジュアル・ファンブック出版プロジェクトが、クラウドファンディングプラットフォーム「MotionGallery」でスタートした。 銀座8丁目にある中銀カプセルタワービルは、シャフト(幹)に対して丸窓のついた立方体の部屋を取り付けた、カプセル型の集合住宅。各部屋は、必要に応じて取り外し・交換ができるように設計されている。その類いまれなる設計センスで国内外から高い評価を得てきたが、1972年の竣工から今年で43年が経過。設計時に考慮されていたカプセルの交換は一度も行われておらず、老朽化により保存と建て替えの間で意見が揺れている。 そこで中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトでは、中銀カプセルタワービルを今後も末永く大事に使い続けると同時に、世界に誇れる建築遺産として保全していくため、オーナーや管理組合/管理会社へ働きかけ、保存
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