水谷建設、高い受注率 「裏金」との関連有無を捜査2010年1月27日8時16分 印刷 ソーシャルブックマーク 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、「胆沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)工事の受注に絡み中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)元役員らが小沢氏側に裏金を渡したと東京地検特捜部に供述しているが、同社が下請け業者の中で高い比率で工事を受注していたことがわかった。 このダム工事では、大手ゼネコン「鹿島」を中心に談合が行われ、小沢事務所の影響力が受注調整に反映されていたと、複数のゼネコン関係者が証言している。東京地検特捜部は、水谷建設の受注経緯と、裏金提供の供述に関連性がないか調べている。元秘書の衆院議員・石川知裕(ともひろ)容疑者(36)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=は、裏金の受け取りを全面否定している。 胆沢ダムの総事業費は約2440億円。本体工事1期