パターン解析に関するy2k000のブックマーク (96)

  • たったひとつの冴えたやりかたの無くなった業界 - 色々水平思考

    かつてのゲーム業界はまだ、とりあえずこれやっとば大丈夫っていう方法があったような気がする。 それは、例えば有名な漫画やアニメをゲーム化するであるとか、バカ売れしたタイトルの二番煎じ三番煎じを狙うだとか、グラフィックを美麗にするだとか、今まで見た事のない新しいシステムを提案するだとか、広告に力を注ぐだとか、駄目な部分が多々あるタイトルだったとしても、どっか一点突き抜けた売りがあればヒットさせることは難しくなかったのではないか。 たったひとつの冴えたやりかた、それを見いだすことがかつてのゲーム業界では最も大事なことだったのではないかと今では思う。 現在のゲーム業界にたったひとつの冴えたやりかたは存在するだろうか。おそらくそんなものはもう無いと僕は考える。 新しいゲームのアイディアが尽きたとかもうゲーム業界自体が駄目だってことが言いたいわけではない。現在のゲーム業界でヒットを生むために必要なこと

    たったひとつの冴えたやりかたの無くなった業界 - 色々水平思考
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    y2k000 2010/01/20
    任天堂はソツがないなーと感じるのと同時に、どうしても物足りない。山手線とか乗ってて電車広告見てて思うのは、アクはないものね。
  • 2009-11-29 - 四分六三昧 ■[漫画] 「landreaall」(おがきちか) 15巻を読む。

    変わらず面白い。 特にこの巻はストーリィ全体の大きなフックなので、なおさらなのかも知れない。(いくつかそういう描写が増えてきた。後述。 さらっと書評系ブログを眺めて気になった箇所。 ランドリオールと言えば、id:kaienさんとid:Gaius_Petroniusさんとこの書評が色々まとまって書いているのだけど、実際の所、彼らの書評にはいまひとつノレないのである。特にランドリオール絡みは毎回、砂を噛んだような気分になる。*1 これは「ランドリオール」がどういう物語であるのか、という視座の違いでしかないのだけど、彼らは主人公DXがいかに王たり得るのかを描くストーリーだと考えている一方、「こんな主人公がいたらなー」という素朴な願望を公言しているのだ。そのなかで「自分ならどのように振る舞うのか」という思考実験をやっている。そして、それをもって、読者が眺める現実についても語りかけている。 彼らの言

    2009-11-29 - 四分六三昧 ■[漫画] 「landreaall」(おがきちか) 15巻を読む。
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    y2k000 2009/11/29
    ↓内包しないです。それはクエンティンの問いかけだから。僕が問うのは、そもそも王にならないDXの可能性です。王権授与されて放棄する革命者ではなく、父や小父とは異なる道を行くDXの姿についても考えたのです。
  • The Red Diptych

    ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 The Red Diptych

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    y2k000 2009/11/22
    マトリックスの「気づき」と「目眩」について。この後、ウォシャbroが脚本に取り組んだ「VforVendetta」はマトリックスでほっぽり出した「選択」の問題について自覚的だったと思う。(映画としての出来はともかくとして
  • バットマン:ダークナイト / フランク・ミラー - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ

    DARK KNIGHT バットマン:ダークナイト(ケース付) (SHO-PRO BOOKS) 作者: フランク・ミラー,クラウス・ジャンセン(画),リン・ヴァーリイ(彩色),石川裕人,秋友克也出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2009/09/01メディア: 大型購入: 24人 クリック: 250回この商品を含むブログ (64件) を見るこの『バットマン:ダークナイト』は1986年に出版された『バットマン:ダークナイト・リターンズ』、その続篇であり2001〜2002年に出版された『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン』を1冊にまとめたグラフィックノベル・コミックである。原作は『300』『シン・シティ』のフランク・ミラー。 『バットマン:ダークナイト・リターンズ』は「ヒーローを引退していた55歳になる老境のバットマンが現役復帰して悪を懲らしめる話」だ。当時ま

    バットマン:ダークナイト / フランク・ミラー - メモリの藻屑 、記憶領域のゴミ
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    y2k000 2009/10/29
    トップ10は1巻でやめると損をします。なぜなら、2巻よりムーア御大の「要素を出そろえて、さあ、てめえらファックするぜ!」精神にエンジンがかかっており、稚気とユーモア、人情と殺意がない交ぜで大変面白いか
  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
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    y2k000 2009/10/26
    「百から先は覚えていない!」はよくありそうな台詞だけど、その分覚えてねーなと考え、「redEyes」と推測。確かにあれは良い変態漫画だ。ガンカタmeetsボトムズというコンセプトからしてたまらない
  • 『ONE PIECE』における正義と信念の問題 - on the ground

    宇野常寛『ゼロ年代の想像力』(早川書房、2008年)を読んで私が感じた最大の不満は、同著が90年代後半以降のサブカルチャー作品を多数採り上げ、漫画『DEATH NOTE』を新時代の「決断主義」を象徴的に描いた作品として詳しく取り扱いながら、同時期に漫画界のトップランナーであり続けた作品であり、『DEATH NOTE』と同じ『週刊少年ジャンプ』に連載されている『ONE PIECE』への言及を全くと言っていいほど含んでいないことであった。 当ブログではこれまで『DEATH NOTE』と『20世紀少年』を採り上げ、ともに正義にまつわる問題との関連で論じたことがある。両作品を比すと、前者よりも後者の方が思想的な重要性が大きく、内容もより複雑であったが、『ONE PIECE』は内容において両作品よりも遥かに明快でありながら、思想的には最も尖鋭な領域にまで踏み込んでおり、三作の中で最重要の作品と言って

    『ONE PIECE』における正義と信念の問題 - on the ground
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    y2k000 2009/10/05
    「ゼロ年代の想像力」のカウンターに(フラミンゴの言明も含めて)海賊VS海軍の軸が明白になってからのワンピを引っ張ってる分アンフェアとして差っ引くが「個と全、共同体と世界の対立項」について概ね理解できる話
  • 58歳のバットマンが頑張ります! - シン・くりごはんが嫌い

    バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ) 作者: Frank Miller,Lynn Varley,石川裕人,秋友克也出版社/メーカー: ジャイブ発売日: 2005/06メディア: コミック購入: 3人 クリック: 58回この商品を含むブログ (24件) を見る『バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン(以下、『DK2』)』を全部読んだが————これ、おもしろいか? なんか『ダークナイト・リターンズ』の影に惑わされてないか?Amazonでもすげー評価されてるけど、ハッキリ言ってオレは全然おもしろくなかったなぁ。『ダークナイト・リターンズ』が無茶苦茶おもしろいのはオレが言うまでもない。なんつったって、洋書で英語だから政治的なくだりはあまり理解してないけど、それでも最高でアメコミの革命になったのはホントに分かる。分かるが——

    58歳のバットマンが頑張ります! - シン・くりごはんが嫌い
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    y2k000 2009/09/09
    邦訳出た当初に買って、サイケな彩色と紙芝居っぷりに困惑したDK2。最近は時代を先取ってオールドクラシックなヒーロー達の再生に「CHANGE」を仮託した作品だったのでないかと自分で自分を納得させている。
  • 手塚治虫氏に匹敵する、最近の作家を教えてください。…

    手塚治虫氏に匹敵する、最近の作家を教えてください。 「手塚治虫氏に匹敵するぐらい面白く深みのあるクリエーター」と言われて私のようなオッサンがすぐに思いつくのは、何十年も前からの古株クリエーターばかりです。 たとえば、漫画家だと、萩尾望都氏、吉田秋生氏、竹宮恵子氏、岩明均氏、小山ゆう氏などがすぐに思い浮かびます。 しかし、残念ながら私のようなオッサンは、最近の漫画家で手塚治虫に匹敵するぐらい面白く幅広く深みのある作品群を生み出している作家を思いつきません。 漫画だけでなくアニメやラノベまで含めたとしても、ハルヒはたしかに素晴らしく面白かったけど、「谷川流氏は手塚治虫氏に匹敵するか?」と問われると、言葉に詰まります。エヴァも素晴らしいけど、同じ作家のそれ以外の作品は?問われると、厳しい。マルドゥック・スクランブルも良かったけど、やっぱり手塚治虫氏に匹敵するか?と言われると、うーん。 そこで、最

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    y2k000 2009/08/24
    木村紺を推薦した。「神戸在住」「巨娘」、そして「からん」。自分の考える手塚治虫的なオモシロサ(一般の面白さとはまた違う怪物に遭遇したような喜び)に今もっとも近い漫画家だと思う。
  • Talkin'シネマニア!|WOWOWオンライン

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    y2k000 2009/07/22
    ダークナイト全般の話。「バットマンビギンズ」での両親の復讐→銃の放棄の流れは今まで気づいていなかったので、不覚だった。
  • あらゆる衣服をカメラに変えてしまうかもしれない光学繊維をMITが開発、光学迷彩の実現にさらに1歩前進か?

    ボタン型カメラ、ライター型カメラなど見た目ではそれとは分からないカメラは情報機関などのシリアスなプロフェッショナルはもちろんのこと、愛好家のためのガジェットとしていつの時代も人気を博してきました。 しかしマサチューセッツ工科大学のチームが、私たちの持っているカメラというものの概念を完全に覆してしまうかもしれない繊維を開発したようです。 詳細は以下。 Technology Review: A Camera from a Sheet of Fiber MIT develops camera-like fabric | Underexposed - CNET News マサチューセッツ工科大学のYoel Fink氏が開発したこの繊維は太さ数百マイクロメートルで、8つの半導体素子を4つずつ組にした光学センサーが練り込まれています。これを縦糸・横糸に使って布を織り上げることで感光素子が網の目を描くよ

    あらゆる衣服をカメラに変えてしまうかもしれない光学繊維をMITが開発、光学迷彩の実現にさらに1歩前進か?
  • けいおん!はいかにしてストーリーを語り出したか - stratoscope

    けいおん第12話を見てあまりにも「感動のフィナーレ」だったため違和感を覚えて一度通して見直してみることにしました。 そして結果理解したこととはアニメ版けいおん!という作品において一徹されている主題は「まったり部室もの」でも「成長サクセスストーリー」でもなく「軽音部の友人達と活動(演奏)することの楽しさ」に他ならないということでした。 今さら何を…と思われるかもしれませんが、全てのピースが埋まった今一度見返してみると至る所にギミックが張り巡らされていることに気づくことが出来るでしょう。 この方向性は明らかに「ほんわか日常系」「まったり部室もの」であった原作と違ったところを進んでいますね。 それではアニメ版が日常系作品であった原作と比較してどのようにして別の道を歩いていったのか、構成上重要な話を挙げながら軽く示していきたいと思います。 § シリーズを通してどのような物語構成になっているのか こ

    けいおん!はいかにしてストーリーを語り出したか - stratoscope
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    y2k000 2009/07/08
    こんだけ話題になっているのにまだ見てないメジャー作品。ハルヒ第一期と似た構造みたいな感じなんだな
  • ヱヴァンゲリヲン劇場版:破 - hazumaのブログ

    東浩紀です。一週間ほど休暇を取り、日とネットから離れていました。ブログのほう、ご無沙汰してすみません。 さて、帰国後すぐに「ヱヴァンゲリヲン劇場版:破」を観てきました。この作品についてはおそらくあちこちで語ることになると思うので、短い感想だけ。 結論から言えば、ぼくの予想よりもはるかによかったです。まずは新しい使徒のデザインがすばらしい。このために劇場に足を運んでも後悔しません。批評家的には、たとえば新キャラ眼鏡っ子に注目でしょうか。彼女はゼロ年代的というか決断主義的というか、要は西尾維新キャラとして導入されており、90年代ひきこもり組(シンジ&レイ)と対照的な存在です。そこに、2009年にこの作品を問うことの意味は十分含まれていると言えなくもない。 ほか鑑賞中も、批評的な物語*1がいくつも思いつきました。おそらくぼくは、批評家としては、この作品を評価するべきでしょう。少なくとも「序」よ

    ヱヴァンゲリヲン劇場版:破 - hazumaのブログ
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    y2k000 2009/07/07
    批評家筋でそりゃあ評判悪くなるだろうね。だって、フルスペックな映像美が先行して、物語が退行している(といえる)からニンゲンガカケテイナイだもの。語れるニッチをギンギンに奪れりゃ怒りもする
  • エウレカセブン 京田監督のヱヴァンゲリヲン 新劇場版参加の影響について

    エウレカセブン 京田監督のヱヴァンゲリヲン 新劇場版参加の影響について  新劇場版エヴァンゲリオン制作発表時、スタッフを見て驚いたことがひとつあった。 「打倒エヴァンゲリオン」を明言して制作されていた、「交響詩篇エウレカセブン」の京田監督が加わっていたことだ。 役割としては、画コンテの担当である。 それにしても、エウレカの京田監督が、なぜエヴァに参加?と思った。 −−−−−−−−−−−−− 新劇場版に対する庵野監督の所信表明の中に、次の言葉がある。 「この10年、エヴァを超えたアニメはありませんでした。」 エヴァへのライバル意識をむき出しにしたアニメ、もしくはエヴァの影響を大きく受けたアニメは、宮崎駿監督の「もののけ姫」、富野監督の「ブレンパワード」をはじめとし、10年の間に多数あった。 そして、最後に打倒エヴァに名乗りを上げた挑戦者が、「交響詩篇エウレカセブン」であった。

  • あずまきよひこの出した「応用問題」(前編) - 三軒茶屋 別館

    あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル) 作者: あずまきよひこ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/06/11メディア: コミック購入: 29人 クリック: 273回この商品を含むブログ (369件) を見るついに発売されました『あずまんが大王』新装版。 無印発売から10年ですか。早いなぁ。 内容ですが、「どうせ表紙書き直して書下ろしを追加しただけだろ」と思っていたのですが、ごめんなさい、スライディング土下座して謝ります。 最初のページから修正、というより「描き直し」。ある意味「リメイク」ですよね。 序盤はほぼ描き直しで、なんというか、あずまきよひこの気とプロ魂を見た気がします。 作者自身blogで そんなわけで久しぶりにあずまんが描きました。 違和感がある人もいると思いますが、あれが今のあずまんがです。 昔の絵にどこまで戻すのか、で悩みましたが、基ラインは

    あずまきよひこの出した「応用問題」(前編) - 三軒茶屋 別館
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    y2k000 2009/06/14
    読んだ。絵柄は勿論変わってるんだけど、間の取り方が「よつばと」と同じく動作の「真ん中」(行為の因果を結ぶポジ)を意図的に切り抜いて緊張関係を作る技法が目立ってるので、作中への入込みがより易くなった
  • 時代伝奇小説のルール/荒山徹という鬼才 | 族長の初夏

    時代伝奇小説のジャンルでは、不文律のようなものとしておおむね守られているひとつのルールがあります。それは「物語の架空の部分と史実との接点において矛盾があってはならない」ということ。この制約は、史実から遠い(架空性の高い)作品ではゆるく、実在の人物や事件を扱う史実寄りの作品ではきつく作用する傾向があるようです。 たとえば曲亭馬琴の南総里見八犬伝には、室町時代ではまだ日に伝わってないはずの鉄砲が普通に出てきます。でも登場人物や事件のほとんどが架空のものなので、史実との間に深刻な齟齬が生じる心配はまずない。信憑性には乏しいけれども、その分自由奔放なストーリーを語れる、制約のゆるいタイプといえます。 一方、隆慶一郎の「影武者徳川家康」などは制約がきついタイプ。これは家康が関ヶ原の合戦で暗殺されていたという設定の作品なんですが、史実の扱いについては厳格で、「徳川実紀」などの公式文献に照らしてまった

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    y2k000 2009/06/14
    そこで宇月原晴明先生ですよ。どう考えてもものすごく頭悪いことを書いているんだけど、異様な風格と迫力を宿す呪われたようなモチーフと文章力のため、ものすごく頭が良さそうに見える怪異の作家。
  • 「八犬傳」(上・下) 山田風太郎 | 族長の初夏

    作家も人間なので、もてる時間は有限です。畢生の大作を書きあげてから死ぬ作家もいれば、不運にも道なかばで時間が尽きてしまう作家もいます。未完の原稿を抱えたまま、残り時間の少なさを自覚したとき、作家はみんな自問するかもしれません。というか、己に問わない作家はいないでしょう。「自分は何のために書くのか」と。 滝沢馬琴は膨大な日記を残していて、それによると彼の作家人生はお世辞にも幸福とは言いがたいものだったようです。意にそまぬ戯作の仕事人生の大半を費やし、息子を早く亡くし、暖かい家庭も、金銭的余裕も、日々の楽しみをわかちあう知己もなく、失明した後は息子のの手を借りた口述筆記による執筆の日々。「南総里見八犬伝」はそうした不断の苦しみの果てに書きあげられたものでした。そうまでして、そこまでして、なぜ彼は書くのをやめなかったのか。この苦しみの中に、しかし馬琴ははじめて、自分が「八犬傳」をかきつづける

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    y2k000 2009/06/14
    文芸としての山風における最高傑作がこれで、伝奇では婆娑羅、推理物では明治断頭台であると信仰している
  •  男勝りな少女の顛末 - 最果タヒ.blog

    少女が喧嘩に強い理由。それは男の子が叩かれたり叩いたりして毎日を過ごしている一方で、少女はめったに叩かれることがないため(そして男の子は女の子に手加減をするため)、喧嘩のルールも手加減も知ることができないし、美学というものを身につけることもできないことにある。女の子にとってルールもなにもない無法地帯であるから、体格差がそれほどないこともあり、無茶苦茶をやって勝ってしまうのだ。(これは兄弟のいるライオンの子供がどれぐらい噛めば痛がるのか、どれぐらいならじゃれあいで済むのかを兄弟での喧嘩で学べるのに対し、人間に育てられたような孤独なライオンの子供が喧嘩をすることがないためいつまでも手加減を知らず、喧嘩のルールも学べないのに似ている。)これを女性と男性の性分の違いとして解決することはとても単純でわかりやすいかもしれないが、そうとも言い切れないのは、そんなものを身に着ける経験を女の子はもともとする

     男勝りな少女の顛末 - 最果タヒ.blog
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    y2k000 2009/05/14
    この辺のくだり、どっかで見たことあんなーと思ったら、EGコンバットの一節であることを思い出して、ぐったりした。新刊・・・
  • orangestarの日記

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    y2k000 2009/05/01
    もう2,3妙手が絡めば、とても簡便な仕組みを作れそう。そう、ライトノベルってここから始まる戯れなんだよな、という気持ちを思い出した。この連休でちょっと遊んで考えてみたい。
  • Hang Reviewers High / リアル鬼ごっこ

    「リアル鬼ごっこ」という小説の評価は全くひどくて、それは知っていた。いわく、物語の筋が陳腐であり、かつ展開が矛盾したものであったり突飛であったりして、とても読むに耐えないのだという。こんなものが何万部も売れて、映画化まで決まるのはおかしいという。Amazonのレビューにはそういう罵詈雑言を書き連ねたレビューがどんどん掲載されている。それによると、そもそも文章が書けておらず、このを罵倒するレビューを書いている者の方がよっぽど豊かな日語能力があるのだという。 僕がただ不思議なのは、そんなにひどいならば、なぜ何万部も売れたのだろうかということだった。Amazonレビューの意見では、小説読者の質が下がっているから、こんなものが売れるのだということだった。実につまらない意見で、そんな老人の繰り言のようなことを書いていて楽しいのだろうかと思う(もちろん彼らは楽しいのである)。そういう意見は単に書

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    y2k000 2009/04/04
    この作者の非日常と日常の強引な(というより倒錯的な)連結については一時かなり気になっていた時期があって、色々考えた結果、ゲーム的であり、またお笑い的でもあるからウケたんじゃないかなと思うに至っている。
  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、すごいもん見た。魂消たよ。 映画ファンやアメコミ好きにとってはひとつの「事件」と化している「ウォッチメン」の映画版。いよいよ日でも劇場公開となったが、なるほどこれはすごい。改めてハリウッドはどんどんおもしろくなっていくなあと思った。イラク侵攻の失敗と悪政と金融危機によって、格的に21世紀型ニューシネマの時代に突入したのだなあと思った。 昨年の映画界の話題をさらった「ダークナイト」でも、正義が混沌にぐいぐい呑みこまれていく暗黒物語が展開されていたが、「ウォッチメン」はさらに危うさを追求したエクストリーム大作に仕上がっていた。三分に一度の割合で噴出する容赦のない暴力も大変すばらしく、火あぶりや油ぶっかけ、指折り腕折り叩きつけ、切断感電木っ端微塵と、病的なほどに取り揃えられた暴力メニューの豊富さにエクスタシーを覚えたことも書いておく。暴力を見せる(魅せる)という意味では、「ダークナイ

    深町秋生の序二段日記
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    y2k000 2009/03/30
    バイオレンス描写とノワール的転落から「深町先生の出番待ちだよなー」と思ってレビュー読んだらびっくりするぐらい響いてこなくて自分で驚く。監督のオブセッションが「原作に忠実たれ」に向きすぎてたのがなー