京都府宇治市の高校を舞台にした人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の影響で、マイナー楽器の代名詞だったユーフォニアム(ユーフォニウム)の知名度が上がり、希望する中学生が増えている。かつては、他の楽器を希望していたのにかなわず「泣きながら担当になった」生徒もいたほどだが現在は、第1希望とする生徒が多いという。 京都府中学校吹奏楽連盟によると、吹奏楽にしかないユーフォニアムは、知名度が非常に低く、ソロや主旋律を奏でることも少ないため、担当になりたがる生徒は少なかった。人気は、クラリネットやトランペット、フルートなどで、希望がかなわなかった生徒が最終的になるケースが多かったという。ところが、宇治市の高校でユーフォニアムを担当する女子生徒が主人公のアニメの影響で一躍有名になり、第1希望とする中学生が増えた。 マーチングの強豪校、宇治中吹奏楽部では、ここ数年、必ず第1希望の生徒が担当になっている。顧問
一発屋という言葉を聞くと、さまざまな顔ぶれがパッと浮かぶが、正確な意味をつかもうと辞書を引くと「俗に、一度だけ、またはある一時期だけ活躍した歌手やタレント」(デジタル大辞泉)とある。そんな一発屋芸人たちを対象にしたルポルタージュ形式の連載『一発屋芸人列伝』が、昨年12月から月刊誌『新潮45』(新潮社)でスタートした。取材・執筆は、かつて「ルネッサーンス!」で同じく“一発”当てた芸人・髭男爵のヒゲの方こと山田ルイ53世。これまで散々掘り下げられてきた“一発屋”をテーマに、なぜ今書こうと思ったのか。その真意を尋ねると、山田が「悲喜こもごも、全部の味があるから、一発屋って取材対象としては優秀だと思うんです」とおなじみのいい声で語り始めた。 【写真】最新号を手に笑顔を浮かべる髭男爵・山田 ■一発屋芸人の今をつづる訳 取材の時は“脱・芸人”で「ズケズケと聞く」 もちろん、当事者として感じてきた思い
委員会採決省略の強行採決、実在した「怪文書」……。「安倍一強」のもと、自民党はなぜここまで傲慢になってしまったのか。その源流を「政・官の関係」「派閥弱体化」「小選挙区制」の現場で考察し、いかにして現在の一強体制が作られていったかを明らかにする。AERA 2017年6月26日号では自民党を大特集。加計学園問題にからむ記者会見で、菅官房長官を動揺させ話題となった、東京新聞の望月衣塑子に話を聞いた。 * * * なぜ、こんなに追及が甘いのだろう? テレビで菅義偉官房長官の記者会見を見て、もやもやとした歯がゆさを感じていました。私は加計学園問題の取材を進めるなかで、キーマンは菅官房長官ではないかと考え、発言を注視してきました。しかし、文書を「怪文書のたぐい」と切り捨て、「再調査は必要ない」と繰り返すばかり。記者も二の矢、三の矢の質問をしない。これでは政府は動くわけがないと危機感が募りました
女優の芦田愛菜(12)が、都内の名門私立中学に合格し、今春から進学することが10日、分かった。 同中学は、偏差値70を超える首都圏では最難関校の一つとして有名。芦田は、女優業のかたわら、大手の中学受験予備校に通い、見事にサクラを咲かせた。 昨夏から芸能活動をセーブ。小学校にも休まず通いながら、休日には女優業で培った集中力を発揮し、1日12時間の猛勉強をこなしたという。 知人によれば、同校以外にも、東大合格者を多数輩出するトップレベルの中学などにも複数合格しているという。天才子役が学問の面でも“天才”だったことを証明した形だ。 芦田は5歳だった2010年に、日本テレビ系ドラマ「Mother」に出演。子供離れした演技力で注目を集めた。翌11年にはフジ系「マルモのおきて」でゴールデン枠の連ドラ史上最年少(6歳)で初主演し、高視聴率を記録。主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」でCDデビューも
従業員にとっても生涯に渡って正社員で雇用されることが最適とは限りません。その一番の理由が介護問題と家事・子育てです。まず介護に関して言うと、今後10年で75歳以上の人口が急激に増えていきます。50歳前後の人たちが親の介護に関わることになります。 現在はまだまだ本格的な介護時代の入り口ですが、これから物凄い勢いで75歳以上の絶対数が増えていきます。事実、大手企業の複数社が介護休暇を導入し、その他介護に対応するための勤務形態などを設計しています。 資金的、人的に体力のある企業はなんとか社員の介護支援をできるかもしれませんが、今後10年の人口動態を見ると流石に抜本的な改革が無いと社会構造に追いつきません。 そうなると企業に所属する正社員の終身雇用は従業員のライフステージの変化に対応できず、働く側にとって非常に不便な雇用形態となってしまいます。 家事・子育てに関しても同じことが言えます。工
【AFP=時事】最も入手しやすい抗うつ剤は、深刻なうつ病を患う子どもや10代の若者に対して効果がなく、一部は安全でない恐れもあるとする研究論文が9日、発表された。 英医学誌ランセット(Lancet)に掲載された論文によると、有効成分を含有しない偽薬と比較した際、より高い抗うつ作用がみられたのはフルオキセチンのみだったという。 一方、ベンラファキシンは、偽薬や5種類の他の抗うつ剤と比べて、自殺願望や自殺衝動のリスク増加と関連性があると指摘した。 さらに、これらの薬剤が若者に及ぼす影響について適切に計画された臨床試験が十分に行われていないと警告。国際研究チームは、若者が抗うつ剤を服用する場合、特に治療を開始したばかりの時期には、薬の種類を問わず若者から目を離さないよう勧告した。 論文によると、抗うつ剤を服用している子どもや10代の若者の割合は、2005年から2012年の間に、米国では1
米グーグルが開発した人工知能(AI)「アルファ碁」が今年3月、「世界最高の棋士」の一人とされる韓国のプロ囲碁棋士を破り、世界を震撼(しんかん)させた。日進月歩で進化するAIによる技術革新は企業の経済活動、そして働き方にどのような変化をもたらすのか。AI新時代は果たして、われわれにとって脅威なのか希望なのかを探った。 週末を控えた米東海岸の事務機器メーカー。オフィスのパソコンに向かう営業担当者に、1通の電子メールが届いた。「フランクへ。君は今週、2件で4万2550ドルの契約をとって、26社の潜在顧客と接触したね。素晴らしい成績だ。でも、まだ年間ノルマの達成ペースからは遅れているよ」 上司からの厳しい指摘にも見えるメールだが、“送り主”は人間ではない。米ノースカロライナ州のIT企業、オートメーテッド・インサイツが開発した人工知能(AI)「ワードスミス」が、自動で作成した社員の管理・評価書だ
政府による社会保障・税番号「マイナンバー」の運用が2016年1月から始まる。勤務先からマイナンバーを申告するように言われた人もいるだろう。IT企業の人事部に勤めるタカオさん(30代)は、社員に提出を呼びかけているが、内心では「嫌がる社員にも強制できるのか?」と不安を感じているそうだ。 タカオさんは自分で調べたり、上司らと協議した結果、社会保障関連の届出書や税務署への提出書類に従業員のマイナンバーを記載する必要があると理解している。そこで、社員にマイナンバーを申告してもらい、厳重に管理するよう整備を進めている。 しかし最近、報道を通してマイナンバーの受け取りを拒否する人たちがいることを知った。そこで、「信念で拒否している社員がいる場合、どこまで強制して良いのでしょうか。また、どうしても提出したくないと言われたら、どのようにしたら良いのでしょうか」と悩んでいるそうだ。 従業員がマイナンバ
いよいよ大学受験シーズンが目前に迫ってきました。いま各界で活躍する人たちの中にも、苦しい受験勉強を乗り越えてきた人がたくさんいます。お笑い芸人の山里亮太さん(38)は関西大学文学部教育学科(現在は総合人文学科)卒。3歳年上のお兄さんの「陰の支え」を知ったことで、スイッチが入ったそうです。 【動画】南海キャンディーズ・山里亮太さんの応援メッセージ=佐藤正人撮影 ◇ 僕、中学生の時すごい優秀な成績だったんですよ。相性のいい個人塾に通って。千葉県で上位の高校に受験できるぐらいでした。だけど、中学3年の秋ごろに自分の好きな女の子が通っている塾を知ってしまって。その子が特進クラスにいるということで、お世話になった塾を辞めて、その特進クラスに入っちゃったんです。そのクラスが自分に全く合わず、どんどん学力が落ちていって。そこから、受験前の成績がよくなくて、ワンランク落として公立高校を受けたけ
東京五輪・パラリンピックのエンブレムを制作した佐野研二郎さん。今や売れっ子アートディレクターの佐野さんですが、「鳴かず飛ばずになった」博報堂時代に影響を受けたのが、亀倉雄策さん(1915〜1997)が手がけた1964年東京五輪のポスターでした。 【フォトギャラリー】1964年東京五輪、当時のコンパニオンの「おもてなし」 1915年に生まれた亀倉さんは、旧制日大二中卒業後、新建築工芸学院でデザインを学びます。1938年、日本工房に入り、写真家土門拳さんらが活躍した海外向け雑誌「NIPPON」の構成を手がけました。 亀倉さんは1950年代、「ニコン」のポスターシリーズで、洗練されたモダンデザインと日本美を融合させ注目を浴びます。 「ニコン」のポスターで見せた手腕は、デザイン史に刻まれる作品、東京五輪のポスターに結実します。 前回東京五輪の開催が決定した1960年3月、組織委員会は10人のデ
一般公開された史上初の核実験場 時事通信 4月5日(日)15時49分配信 一般公開された史上初の核実験場「トリニティ・サイト」で記念撮影する観光客。右奥は長崎に投下された原爆「ファットマン」の模型=4日、米ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場
ゴキブリを100万匹飼育している女性がいます。昼食がのどを通らなかったり、夢に出てきたり。そんな苦労を乗り越え、今では、親しみを感じるまでに。「虫で苦しむ人を減らすには、この虫たちが必要になってくる」。そこには、虫への深い思いがあります。 【画像】ゴキブリを知り尽くした職人の道具 ムカデ用、イモムシ用…プロ仕様のピンセット アース製薬の有吉立さんは、研究部生物飼育課係長として、製品開発に使われる100種類もの虫を飼育しています。なかでも数が多いのがゴキブリです。飲食店にすみつくチャバネゴキブリ、台所にいるクロゴキブリなど、飼育する数は約100万匹にもなります。 毎月約2万〜3万匹が生まれ、殺虫剤の効果を試す試験などに月約1万匹は使われます。試験は、殺虫剤が最も効きにくい羽化後10〜15日の成虫で行うのが望ましいとされています。温度管理などに気をつけながら計画的に育てて、試験に必要な数を安定
声帯がん治療のため療養していた音楽プロデューサー・つんく♂(46)が4日、母校・近畿大学(大阪府東大阪市)の入学式にサプライズ登場し、昨年10月にがん再発を公表後は初めて公の場に姿を見せた。新入生約700人への祝辞の中で、声帯の摘出手術を受けた結果、声を失ったことを告白した。 式の終盤、司会から紹介されたつんく♂は左手を挙げて大歓声に応えながらステージ中央に登場。そのまま、後輩へのメッセージは大型スクリーンでの活字を通して伝えられた。 「なぜ、今、私は声に出して祝辞を読み上げることができないのか…」「それは私が声帯を摘出したからです」と説明。「去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出する他なかったから、一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」と赤裸々に胸の内を明かした。 「私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来
【AFP=時事】国際テニス連盟(ITF)は18日、ここ5年間で2度目のドーピング違反を犯した米国のウェイン・オデスニク(Wayne Odesnik)に対し、歴代最長となる15年間の出場停止処分を科した。 3回戦敗退のキリレンコ、惨敗後の薬物検査に怒り 全米オープン 世界ランク267位につける29歳のオデスニクは、この発表を受け引退を表明している。 昨年12月に行われた競技外のテストで、オデスニクからは運動能力向上薬の陽性反応が出ていた。ITFが数カ所の研究機関に送ったオデスニクの尿サンプルからは、アナボリックステロイドが検出されている。 ITFは世界反ドーピング機関(WADA)との共同声明で、「WADA公認の研究所へサンプルが送られ、メテノロン(methenolone)」などが検出されたと発表し、出場停止期間が明けるのは「2030年1月29日の深夜」としている。 オデスニクは201
会社説明会や面接の際に、どういう姿勢でのぞめばいいのか? 就活生へのホンネのアドバイスを、大手電機メーカー採用担当者に聞きました。 ――これから就活にのぞむ学生にアドバイスを 「面接の準備をたいへんよくしてくる学生はたくさんいますが、表面的なことだけ話して満足して帰ってしまう学生が多い。結局、自分の言葉で話していないので、ホームページに載っていることを思いつきで話す人もいる。『どうせ面接を受けるなら、ちゃんと企業研究してきてください』ということです。やっていない例が目立ちます」 ――ちゃんとしている学生とは 「『自分の言葉』で話せる学生です。ビジネスをやっていく覚悟が出来ているというか、これを仕事にしたいということを話せる学生は非常に高く評価します」 ――では、うまく話せない学生はどうすればいいか 「これまで自分が取り組んできたことが会社や社会にどう役立つかを、相手に伝わるよう
殺人容疑で逮捕されたグループのリーダー格だった18歳の少年が供述する動機の一部が、明らかになり始めた。「人を殺したい」。飲酒のたびにこう話していたという少年は、弱い者いじめを繰り返し、周囲から疎まれる中で、暴力性をエスカレートさせていた。複数の知人らへの取材からは、「孤独」と「凶暴」という二面性が浮かび上がる。 「小、中学校のころは、よく弱い者いじめをしていた。同級生の弱い子を殴り、他の子から『何やってんだよ』と注意されたこともあった」 18歳の少年と小中学校で同級だった少年(18)は、こう証言する。 中学校は休みがちで、部活動もしていなかった。多くの生徒がいる前ではおとなしく、「どちらかというと目立たない感じ。友人はあまりいなかった」という。 少年を知る女性は、「中学1年のころ、気の弱い男子生徒を理不尽な理由でボコボコにして、そこからだんだんと孤立していった」と話す。 弱い者い
人間に近い外観のほか、人間に極めて近い歩行や動作で話題を呼んだ美少女ロボット「未夢(ミーム)」。デビューして約6年がたち、かつてはモデルやダンサーとしての出演依頼が殺到するなど人気を博した。しかし、平成23年の東日本大震災以降、日本のロボット開発は災害用にシフト。エンターテインメント性のある人間型ロボットは「役立たず」などと批判され、姿を見ることが極めて少なくなった。未夢は今、どこで何をしているのだろうか。(稲場咲姫) ■歌手、モデル…華麗な経歴 未夢は、平成21年3月に産業技術総合研究所(茨城県つくば市)で誕生した。正式名称は「サイバネティックヒューマンHRP−4C」。人間型ロボットで、関節位置や寸法は19〜29歳の日本人女性の平均値を参考に作られている。デビュー当時は158センチ、43キロだったが、現在は少し大きくなって160センチ、46キロ。二足歩行はもちろんのこと、人間の音声を
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