ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長が、昨年5月に行われたサザビーズ・ニューヨークのオークションで、ジャン=ミッシェル・バスキアの『Untitled』を約123億円で落札して話題になった。これはバスキアのオークション史上最高額である。 それ以前にも、一昨年5月にバスキアの作品を62億円で落札したら、世界のトップ100コレクターにも選ばれているレオナルド・ディカプリオの自宅に招待された逸話など、前澤氏は一気にコンテンポラリーアート界の最前線に躍り出た感がある。 仮に1号10万円の画家が100号の絵を描いても1千万円にしかならないことを考えると、バスキアの価格は桁外れである。 今、こうしたコンテンポラリーアートの世界で何が起こっているのだろうか。この仕組みを解明し、「アートワールド」の大海を泳ぎ切るために何が必要なのか、それを京都造形芸術大学の「現代アート論」で教えている著
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