街なかで角張った黒いバッグを背負って自転車をこぐ人たち。最近、ランチタイムの丸の内の高層ビル街や週末の渋谷の公園などでよく見かけるようになりました。料理を自宅やオフィス、はたまた花見スポットにまで届ける宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員です。日本では少し前まではもの珍しかった光景も、サービス開始からわずか3年で急速に広がっています。 一方でこの新しいサービスには思わぬ課題も生じています。来日した「ウーバーイーツ」のトップを直撃しました。(経済部記者 伊賀亮人) 「ウーバーイーツ」は、2016年9月に日本でサービスを開始しました。当初の提携先は、都内のわずか150店舗ほど。それがスマホ1つで注文できる手軽さもあって、現在は東京・大阪・名古屋・京都・福岡など、全国10か所以上の都市の1万4000を超える飲食店で利用できます。 事業を展開する36か国の中でも日本はとりわけ有望だというのは