雑感 もし本当にSF小説を語りたいなら、読むのは一冊(多くて二冊)で良いSF小説を語るのに全てのSF小説を読む必要はあるか? - ハックルベリーに会いに行くその二冊とやらを提示しなければ話は先に進まないですよね。 で。「夏への扉」はSFを代表する一冊としてあまりにも有名なのだけれども、SF好きが集まる会合、例えばSF大会だとかSF好きの集まるコミュニティのような場所に行って「夏への扉」だけを読んだだけなのに「私、SFって面白いなと思いました」とか言う参加者がいたら華麗にスルーされるか「SF語って良いのは一千冊読んでからだよねキャハハハハ」という趣旨のことを告げられるかのどっちかでしょう。ええ、私も笑われましたとも。 此処で大切なのは「夏への扉」は確かにSFを代表する作品ではあるけれども他のSFで描かれている全ての要素を内包はしていない、という点です。「夏への扉」を読んで感動するのは結構。だ