2015年05月27日22:31 カテゴリ憲法 憲法の権威とは 私は頭が悪いので、安保法制の国会を見てもなにを言っているのかよくわかりません。質問者と回答者の間で 「これは四角ではないのか」 「丸ではない、ということです」 という会話を繰り広げているように見える。質問もクリティカルなものがないようにも思います。 こうやって憲法がないがしろにされていくのでしょう。 今年の日経新聞の「私の履歴書」で、長く官房副長官をしていた古川貞二郎さんの回で、感じ入ったところがありました。 昭和天皇が亡くなってそのお葬式をどうするか相談していたとき、その内容について内閣法制局から「待った」がかかるのです。内閣法制局とは、内閣の法律顧問団みたいなところです。彼らが懸念したのは、内閣の式典と天皇家の式典を区別しないと、憲法が定める政教分離に抵触する恐れがある、ということでした。天皇は神道ですから、鳥居が出てくる