ゆで卵の殻のむきやすさは、卵の鮮度、ゆで方、むき方などによって違いがあります。また、殻の厚さや固さなど、卵の種類によっても違うようです。 ●新鮮な卵はむきづらい 新鮮な卵白には炭酸ガスが多く含まれています。卵をゆでるとこの炭酸ガスが急に気化し、殻の外に出ようとします。そのため卵内部の圧力が高まり、卵白と薄皮(卵殻膜)がくっついたまま凝固してしまいむきにくくなります。 しかし、卵白の炭酸ガスは産卵後徐々に放出されます。炭酸ガスが抜けた卵は内圧が下がり、殻と薄皮の間に空気の層(気室)が生じます。 この層は古くなるほど大きくなるため、古い卵ほどむきやすいという訳です。 新鮮な卵を使う場合は、一晩室温に置き炭酸ガスをある程度放出させてからゆでると多少むきやすくなります。 その他、むきやすくするには以下の方法があります。