出典:2014年10月2日号 pp.40-45 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) ソフトウエア主導でITインフラを制御する「ソフトウエア・デファインド」──大手製品ベンダーやシステムインテグレータが注力する一大潮流になってきた。サーバーやネットワーク、ストレージのソフトウエア化が推進力だ。人手を介さずにデータセンターを自動運転することが実現に近づく。「アプリ視点」で進化する、ITインフラの最前線を追った。 ボタンを一つ押せば、サーバーやストレージを自動で割り振り、ネットワークの設定も完了。運用中にリソースが不足すれば、すぐさま自動で手当てしてくれる。そんな「全自動データセンター」が現実になりつつある。 こうした自動制御の鍵を握るのが、ITインフラの“ソフトウエア化”だ。サーバーやストレージを仮想化して取り扱うことで、リソースの増減が容易に行える。ネットワー