日本の家電メーカーが大きく揺れている。シャープは経営難に陥り、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の支援を仰ぐことになった。一方、東芝は2015年に不正会計が発覚し、2016年3月期の決算では約4600億円の赤字を計上。子会社である東芝ライフスタイルの白物家電事業を中国のマイディアグループ(「美的集団」とも呼ばれていたが、「マイディアグループ」と呼称が統一された)に売却されることになった。 この発表後、「今後、東芝の家電製品を買って大丈夫なの?」と思った人も多いのではないだろうか。東芝ライフスタイルは2016年6月30日に80.1%の株式がマイディアグループに売却され、マイディア80.1%、東芝19.9%の持ち株比率による新体制で運営されることになった。 東芝ブランドは今後どうなっていくのか、サポート体制はどうなるのか。記者説明会で詳しく聞いてきた。