イタリアのジョルジャ・メローニ首相。ベルギー・ブリュッセルで(2024年6月28日撮影)。(c)Ludovic MARIN / AFP 【6月29日 AFP】イタリアのジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相は28日、自身が率いる政党「イタリアの同胞」の青年部、「National Youth」のメンバーがファシズムを賛美し、人種差別発言をしていた行動を初めて非難した。潜入取材で明らかになったスキャンダルについて、同氏は2週間以上、沈黙を貫いていた。 伊ニュースサイト「ファンページ」で今月公開された調査報道では、青年部のメンバーがナチズムやファシズムを支持する場面を捉えた動画も公開された。イタリアの同胞は第2次世界大戦(World War II)後のファシズム運動に起源を持つ。 潜入記者がローマで秘密裏に撮影した動画では、青年部のメンバーがファシスト式の敬礼や、ナチス・ドイツ