成功すれば、世界で10番目の人工衛星打ち上げ国となる。韓国は、「科学衛星発射」を名目に長距離ミサイル開発を進めてきた北朝鮮とは対照的に、国際的に承認された形で、宇宙開発の先進国入りを目指している。 計画では、羅老号は同国南部の羅老宇宙センターから南方に打ち上げ、衛星を地球周回軌道に乗せる。管制は、政府系機関の航空宇宙研究院が担当する。 韓国は、金大中(キムデジュン)政権当時の2002年に、衛星搭載ロケット打ち上げの基本方針を決定し、2004年に盧武鉉(ノムヒョン)大統領が訪露して、ロシアとの間で、協力協定を結んだ。羅老号は2段式で、1段目のエンジンはロシアから導入し、2段目は韓国が独自開発した。 ロシアをパートナーとした理由について、韓国当局は、「複数の国に打診したが、ロシアが一番好意的だった」と説明。韓国のマスコミは、米国の技術移転に関する規制が厳しいことが一因だと指摘している。 ロケッ