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ブックマーク / cardiac.exblog.jp (10)

  • 春画展 @永青文庫 | Art & Bell by Tora

    春画は東洋文庫ミュージアムの「岩崎コレクション展」でも見たことがあるが(参照)、「春画に特化した展覧会はわが国ではこれが最初」ということで、話のタネに見に行くことにした。(↓)はチラシの表紙。チラシの内面や裏面には実際の春画の画像が載っているが、それらはアップできそうもない。 シルバーウィークの第二日。すなわち日、日曜日の「あさいち」で見に行ってきた。 永青文庫に着いたのは開門の9:30の15分前。早くも道路に行列ができている。 実際に永青文庫ミュージアムが開いたのは、正確に9;30。日人はへんなところが正確である。とにかく、第一群の最後の観客として館内に滑り込めた。 コインロッカーに荷物を預けて、階段を4階まで一気に上る。これがなかなか大変。 展示室と章立ては以下のようである。4F 1)プロローグ: 控えめな状景 2)肉筆の名品: 平安時代以降からある春画は初めは肉筆画だった。江戸時

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    yajifun
    yajifun 2015/09/21
    “正直いって、途中からちょっと飽きてきた” まあそうなるよなぁ
  • 一日だけの伝統木版展 @うおがし銘茶築地新店ギャラリー | Art & Bell by Tora

    これはこのブログやTwitter でも告知した「土井利一コレクション展」である(参照①、参照②)。 日1月10日(土)13:00-14:30が講演会で、当初は30名限定となっていたが、実際には40名以上の浮世絵ファンが詰めかけ、部屋は満員だった。 講演会が終わってから、展示品を見て回り、土井氏ともゆっくりお話しすることができた。 以下は、土井氏の講演の内容と展示の概要である。写真は許可を得て撮影した。 1、錦昇堂版役者大首絵のオリジナル版木邦初公開: 歌川豊国《佐々木源之助/二世澤村訥升》1863年と並んで、この版木が置かれていた。海外のオークションで入手した版木とのことである。裏面には別図が彫られており、通常2.5cmほどの厚みのある版木が1.0cm以下となっていた。これは、この版木が薄くなるまで何度も彫りなおして使われていたことの証左である。 2.浮世絵版画の彫師・摺師のDB構築:

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    yajifun
    yajifun 2015/01/11
    “スティーブ・ジョブスの新版画”
  • にほんのうたと鉄道 @鉄道歴史展示室 | Art & Bell by Tora

    新橋の「パナソニック汐留ミュージアム」に行く前には、必ずこの「鉄道歴史展示室」に立ち寄ることにしている。これは昨日、10月25日(土)のこと。秋晴れの良い「美術散歩日和」だった。 「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として」で始まる「地理教育 鉄道唱歌」は、1900年に、大和田建樹作詞・多 梅稚作曲で作られた歌だが、発売されるや一大ブームを巻き起こした。この歌はこちらで試聴できます。 会場には、「地理教育 鉄道唱歌」の第1集と第2集が出ていた(↓)。ちなみに第2集の始めは「夏なお寒き布引の 滝の響きをあとにして 神戸の里を立ちいずる 山陽線路の汽車の道」である。

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    yajifun
    yajifun 2014/10/27
    “「高原列車は行く」1954年 丘灯至夫作詞・古関裕而作曲:この歌の高原列車は、福島県の「日本硫黄沼尻鉄道」” あ、それで福島県出身ペアの作詞作曲なのかしらん
  • 蕭白・巨大龍図の秘密 @NHK:極上美の饗宴 | Art & Bell by Tora

    現在、ボストンから東博に来ている曽我蕭白の《雲龍図》はインパクトが強い作品なので、TVでも何回か紹介されているし、自分でも2度見に行ってきた(第1回、第2回)。 最近、またまた良いTV番組があったので、忘れないうちにメモを残しておく。 1.墨の濃さが異常に強く、漆黒ともいうべき濃さであることについて: 日画家・中野嘉之画伯 ・すって使う「松煙墨」よりもはるかに濃い。提灯などの文字に使う「削り墨」である。 ・蕭白は、この龍の目の周囲にこの削り墨を幾重にも塗って、メダマを浮き上がらせている。背景にも、この濃い黒を使っている。 2.「海北友松《雲龍図》@建仁寺方丈」との類似について: 狩野博之同志社大学教授+ARATA(井浦新)さん ・龍の顔の向きや空気の流れなど、構図が似ている! ・京都の画家であった蕭白が見ている可能性が大。蕭白の《雲龍図》はこの画に触発されたのだろう。 3.「狩野光信《蟠

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    yajifun
    yajifun 2012/05/26
    「削り墨」と「排筆」
  • 源氏物語 一千年の旅~2500枚の源氏絵の謎 @NHKハイビジョン・アーカイブス | Art & Bell by Tora

    2008 年に放送されていたハイビジョン特集『源氏物語 一千年の旅~2500枚の源氏絵の謎~』のアーカイブを視聴した。当時、横浜美術館で源氏物語千年紀の展覧会を見て、詳しい記事をアップしているが、なぜかこの番組は見逃している。素晴らしい内容だったので、大分アウト・オブ・デートとなってしまっているが、メモを残しておきたい。 1.宮廷の源氏絵 国宝《源氏物語絵巻》は源氏物語が紫式部によって書かれてから百年ほど後の平安後期(12世紀)に描かれたもので、最古の源氏絵である。 平安時代の「長秋記」によると「上皇から命が下った」とされており、これは白河上皇であると考えられる。幼い時に母と別れた白河院は、女性問題では光源氏と重なる面を持っていた。白河院が養女として育てた待賢門院璋子に手を付けてしまったことなどはその好例である。 「中右記」によると、当時、いったん途絶えていた「青海波」の舞を復活させたのも

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  • 写楽 in 「知られざる在外至宝」 by NHK | Art & Bell by Tora

    5月の第2週に2回連続で「写楽」の特集番組があった。「知られざる在外財宝」の第三回「徹底分析・写楽全作品」と第四回「写楽・解かれゆく謎」である。司会は歌舞伎役者の坂東三津五郎氏、パネリストは浅野秀剛大和文華館長、小林忠学習院大学教授、ロバート・キャンベル東京大学教授の他、第1回には彫刻家の船越桂氏、第2回にはアーティストの佐藤卓氏が参加。とても面白い討論があったのでメモしておいた。もちろん文責は「とら」。間違いがあれば指摘してください。 Ⅰ.海外における写楽の評価について 1919年、ユリウス・クルトがSharakを書き、色彩の魔術師、役者の個性まで描写、独創的な画家として紹介した。現在残っている写楽の版画総数は700あまりだが、そのうち500以上が海外にあり、作品数約145点のうち、海外のみにしかない作品が44点に達している。明治時代の宮武外骨は「ヨーロッパ人が写楽の浮世絵を買うことが理

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  • 白洲正子 神と仏、自然の祈り @世田谷美術館 | Art & Bell by Tora

    「白洲次郎・正子の世界」展を福岡アジア美術館で見たことがある(記事はこちら)。 私のその記事は、「激しい格差社会の上位を生きることができた夫の遺物を、高い入場料を払って見ている自分がおかしかった」と締めくくっている。こういった上流階級の人間に対するコンプレックスを拭い去れなかったのだろう。 今回の展覧会でも、白洲正子が出版社の依頼で、西国三十三ヶ所の観音巡礼を取材した。日中がオリンピックで沸いているのを尻目に、旅に出るのがいい気持ちだった。(中略) 近江の山の上から、黄金色の早稲の中を、新幹線が颯爽と走りすぎるのを見て、優越感にひたったものだ。お前さんはすぐ古くなるだろうが、こっちは数千年を生きた巡礼をしているんだ、ざまぁ見ろ。と書いているのを知って、このセレブの上からの視線に対する反感を抑えきれなかった。 この冬、郷里の家を整理していると、白洲正子の「私の古寺巡礼」(法蔵館 昭和57

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  • 広重《東海道五十三次》は盗作だった? @テレビ東京 2009.1.2 | Art & Bell by Tora

    1月2日のTV番組「歴史ミステリー」。なんとも刺激的な題であるが、この話の端緒は対中如雲氏の「広重《東海道五十三次》の秘密」を読んで知っている。このの副題は、「新発見、その元絵は司馬江漢だった」であり、江漢の洋風画《東海道五十三次画帖》がその元絵であるという。ただし55枚のうち、両者がまったく異なる構図となっているものがTVでは4枚(では3枚)あるとのこと。また広重の画は日橋→三条大橋であるが、江漢は京都御所→日橋と逆に描いている。 このことは専門家の間ではタブーとなっているため、今回、TVの「美術ミステリー探偵団」がこの問題に迫るという構成である。実際に対中如雲氏が登場し、《東海道五十三次画帖》の実物も見せてくれた。 まずいくつかの地点の実地検証。 1.由比 薩埵嶺: 広重のほうに実際に連なっていない水平線が描かれている。江漢のほうは縦長なのでこの部分まで描かれていないが、富士山

    広重《東海道五十三次》は盗作だった? @テレビ東京 2009.1.2 | Art & Bell by Tora
    yajifun
    yajifun 2011/01/02
    對中如雲(対中如雲)、大畠一洋。
  • 鈴木春信《恋の矢文》 @東京国立博物館浮世絵展示ガイド | Art & Bell by Tora

    東博の浮世絵室では時折ボランティアガイドがある。ちょうど時間が良かったので、あらかじめ展示されている浮世絵に目を通しておいて解説を聞いた。 展示の中に、鈴木春信が3点出ていた。《紅葉舞》・《恋の矢文》・《風俗六玉川・萩の玉川》である。男性ガイドのOさんが《恋の矢文》の前に立ちどまって、「これは大変な絵なんです」といわれる。 男が矢に文を結びつけて弓で射ようとしている絵である。↑は東博のデータベースから引用させていただいたものであるが、多少色落ちした絵であり、内容も想像できそうなものなので、あらかじめ見た時には、さらっと通り過ぎたのであるが、そういわれるとじっと見直すことになる。 ガイドのOさんは、やおら別な一枚の画像をファイルから取り出すと、《恋の矢文》の右に並べられた↓。それには船に乗った女性が描かれている。その女性は扇を持っている。 両方を見ると、正解は容易である。屋島の戦いにおける「

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  • 歌川国芳の《木曽街道六十九次》: 宿駅名と物語の関係 | Art & Bell by Tora

    現在 UKIYO-e TOKYO で開催中の「歌川国芳 木曽街道六十九次」展については、すぐ前の記事に書いた。 その絵の物語は、宿場駅近くのご当地物語である場合と単なる語呂合わせの場合があるようだが、今回の図録でも、このような「宿駅名と物語の関係」については、はっきりと説明されていないいないところもある。 そこでこの関係について少し調べてみた。結果は下記のリストにメモとして残してみたが、十分でないと思われるところもある。それらには潔く疑問符を付けておいたので、ご教示いただければ幸いである。 (武蔵国) 1.日橋 足利頼兼・鳴神勝之助・浮世渡平: 浮世渡平と足利頼兼の用心棒鳴神勝之助の「日橋」での喧嘩。 2.板橋 犬塚信乃・蟇六・左母次郎・土太郎: 宝刀村雨丸を狙う蟇六は、神宮河で大塚信乃を水死させようと溺れたふりを装う。この川は板橋の近くとしてよいのだろうか? 3.蕨 犬山道節: 火遁

    歌川国芳の《木曽街道六十九次》: 宿駅名と物語の関係 | Art & Bell by Tora
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