掲載写真に「倒木放置状況」と説明が付いた静岡県の2003年の行政文書。倒木が谷に集められているという記述もあった 熱海市伊豆山で盛り土が崩落して28人が死亡した大規模土石流の起点で、20年前に無許可開発していた業者が大量の倒木を谷に埋めた疑いがあることが26日までの取材で分かった。白黒化して判読できなくなっていた静岡県の行政文書に記されていた。20年前に土砂崩れが起きた箇所とみられるが、県が業者に木を除去させた記録は文書になく、そのまま盛り土が造成された可能性がある。専門家は「土の中から、木のような有機物を取り除くのは常識だ。腐って水が通りやすくなり、崩れやすくなる」と危険性を指摘している。 静岡県が2003年3月に作成した行政文書(D55)の「無許可部現地状況」という項目に「谷状になっている箇所に倒木が集められており、このまま埋められてしまう可能性がある」と記されていた。この文書は第三者
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