政府は自衛隊の弾薬不足の懸念に対処するため、国主導で量産体制を整備する。弾薬に使う火薬の生産工場を建設し、製造技術を持つ防衛産業に貸し出して生産委託する。必要量を示して全量を買い取る仕組みを想定する。工場は2023年の稼働をめざす。弾薬は弾丸と火薬を組み合わせてつくる。自衛隊は台湾有事に備え南西方面の防衛力を強化する。射程の長いミサイルを1000発超配備する予定で、ミサイルの弾薬不足にも対処す
ハルキウ州バラクリヤで見つかったロシア軍の軍用車両の残骸/Metin Aktas/Anadolu Agency via Getty Images (CNN) ウクライナ軍参謀本部などは17日までに、同国北東部ハルキウ州からロシア軍が大規模な撤収を急いだ際、失ったり、放棄したりした軍装備品は数百規模に達すると報告した。 その量の特定は難しいとしたが、置き去りなどされたのは戦車や装甲車両も含む。専門家は、保有していた戦車の半数を失ったかもしれない戦車師団の存在も指摘。慌ただしく撤退したロシア軍が放置した戦車などを映した画像や動画も最近、多数出回っていた。 ウクライナ軍参謀本部は、今月6日からの1週間で破壊したロシア軍の装備は590と主張。戦車86両、装甲戦闘車両158両、砲門が106丁や車両159台などとした。 CNNはこれら数字を独自に確認出来ていないが、独立系のメディア「オリックス」は今年
エストニアの防衛関連企業、ミルレム・ロボティクスによると、無人地上車両「THeMIS」はウクライナの民間人避難に使用されているという。 Business Wire ロシアのシンクタンクは無人地上車両「THeMIS」の獲得に100万ルーブル(約240万円)の懸賞金をかけている。 この車両は最近ウクライナに納品され、負傷した民間人を避難させるために使用されているという。 CASTは、このような車両をロシア軍に供給したいのだとInsiderに語っている。 モスクワを拠点とするシンクタンクで、ロシア軍とつながりの深い「戦略・テクノロジー分析センター(CAST)」は、ウクライナで負傷した民間人の避難を支援するために使用されている最先端のロボット車両を「いかなる手段」を使ってでも獲得した者に懸賞金を提供するという。その額はほとんどの兵士の年収よりも高い。 「THeMIS(Milrem's Tracke
フランスに到着したパベル・フィラティエフさん(2022年8月29日撮影)。(c)Eleonore DERMY / AFP 【9月7日 AFP】「われわれには他国を攻撃する道徳的権利などなかった。それが最も近い国ならなおさらだ」。ロシア軍の精鋭部隊、空挺(くうてい)部隊に所属していた兵士が、ウクライナに侵攻したロシア軍の内部事情を暴露し、身に危険を感じて政治亡命するため、8月末にフランスに入国した。 内部告発したのはパベル・フィラティエフ(Pavel Filatiev)さん(34)。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が2月にウクライナ侵攻を命じた際、フィラティエフさんが所属していた空挺部隊は同国南部に派遣された。目の感染症で前線を離れるまで、南部ヘルソン(Kherson)やミコライウ(Mykolaiv)の周辺で2か月間従軍した。 フィラティエフさんは8月、ロシアのS
ロシア軍が占拠するザポリージャ原発での国際原子力機関(IAEA)の調査では、露軍占領地域から発射されたとみられるロケット弾の残骸に関し、露側専門家が「ウクライナ軍のロケット弾が奇跡的に180度回転した」と調査団に強弁する動画が拡散している。ロシアはウクライナ軍が原発を攻撃しているとの主張を浸透させようと躍起になっている。 【動画】ウクライナ軍がロシアの艦艇を撃破…ドローンで海上爆発 動画では、メディアを引き連れて調査団を案内した露国営原子力企業ロスアトム幹部が1日、ロケット弾の着弾角度に疑問を持ったIAEAの調査団に釈明している。ロシア通信も画像を配信し、ウクライナのロケット弾だと強調した。 ウクライナの内務相顧問は2日、自身のSNSに動画を投稿し「これがロシアのやり方だ」と皮肉った。米政策研究機関「戦争研究所」は、ロシアが調査団の訪問に合わせ、原発に脅威を与えているのはウクライナ軍だと印
ロシアの軍事演習「ボストーク2022」に参加する兵士。ロシア国防省公開。アナトリア通信提供(2022年9月1日公開)。(c)Russian Defense Ministry/HANDOUT/ANADOLU AGENCY/Anadolu Agency via AFP 【9月2日 AFP】ロシアは1日、同国の極東地域で、中国などの友好国が参加する大規模な軍事演習「ボストーク(Vostok)2022」を開始した。ロシアは現在、ウクライナ侵攻をめぐって西側諸国との間で緊張が高まっている。 演習は極東の複数の演習場や東部沖の海上で7日まで行われる。ロシア国防省によると、初日の午前には日本海(Sea of Japan)で戦闘機と対空部隊の演習や、機雷除去の模擬訓練を実施した。 一連の演習には5万人以上の兵士が参加し、戦闘機140機や艦船60隻を含む軍事機材5000点以上が使用される予定。参加国にはシリ
用途:戦術輸送 分類:輸送機 製造者:エアバス・ミリタリー(現エアバス・ディフェンス・アンド・スペース)社 運用者 イギリス(イギリス空軍) ドイツ(ドイツ空軍) フランス(フランス空軍) トルコ(トルコ空軍) 初飛行:2009年12月11日 生産数:100機(2021年5月27日現在) 生産開始:2007年 運用開始:2013年 運用状況:現役 ユニットコスト:1億5,240万ユーロ エアバス A400M (Airbus A400M) は、ヨーロッパの航空機メーカーであるエアバス社の子会社、エアバス・ミリタリー(現エアバス・ディフェンス・アンド・スペース)社が開発した戦術輸送機である。愛称はアトラス(Atlas)[1]。なお、この愛称が採用される前は、非公式な愛称としてグリズリー(Grizzly)が使用されていた。 本機は戦術輸送を主な任務とする軍用中型輸送機であり[2]、高翼配置の主翼
日本の航空自衛隊が保有する、川崎重工業製の輸送機「C-2 」。 戦後日本が自主開発する機体としては過去最大のサイズで、 巡航速度(マッハ0.80)、航続距離(0トン時9800キロ)、 最短離陸滑走距離(500m)など様々な面で、 諸外国の主な軍用輸送機と比較しても、 トップクラスの性能を誇っています (米軍の主力輸送機「C-17」の性能はそれぞれ、 マッハ0.74、0トン時9815キロ、1000m)。 さて、今回は登録者500万人を超える技術系の人気サイト、 「Fossbytes」が「C-2」に迫った投稿からで、 導入経緯や、巨体に似つかわしくない速度と航続距離、 空中受油が可能である点など、驚異的な性能を紹介。 特に泥の上でも雪の上でも着陸出来る点に関して、 見出しにて感嘆符(!)を2つ並べて驚きを表現しています。 この投稿に、世界中から称賛の声が相次いでいます。 その一部をご紹介します
C-2は、日本の航空自衛隊が保有する輸送機。 C-1の後継機として防衛省技術研究本部と川崎重工業がC-Xの計画名で開発し、川崎重工業が製造する。配属先の美保基地では Blue Whale (シロナガスクジラ) の愛称が付与されている[2][3]。 概要[編集] C-2は、C-1の後継として2000年(平成12年)に「第二次C-X」として計画され、防衛省技術研究本部と川崎重工業によって開発が進められた、ターボファンエンジン双発の大型戦術輸送機である。2010年(平成22年)1月26日に初飛行した。初飛行に際して、試作機に対しXC-2の型式名称が与えられた。 当初の計画では2014年(平成26年)度末に美保基地に配備する予定であったが、開発途上で機体の強度不足が発覚したことなどにより配備が予定より遅れ2017年3月27日に開発完了し[4]、C-2として正式採用、部隊使用承認された。2017年3
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって半年。 各国が注目するのはプーチン大統領が「いま何を考え、今後どうするのか」です。 「プーチン大統領は欧米と完全に決別する方向にかじを切った」。 そう言い切るのがロシアを代表する外交評論家のフョードル・ルキヤノフ氏(Fyodor Lukyanov・55歳)です。 ロシアの政治の中枢、クレムリンに近いシンクタンクのトップで、プーチン大統領が議長を務める安全保障会議や外務省にもみずからの分析を伝え、助言もしています。 ロシアの外交政策上、影響力のある専門家の1人でもあるルキヤノフ氏に 軍事侵攻開始から半年を前に、ロシア国内でインタビューしました。 (聞き手・権平恒志 モスクワ支局長) プーチン大統領の最近の演説から読み解けることは? 外交評論家 フョードル・ルキヤノフ氏 特に西側の支配への完全な否定に重点を置いています。これまでもこうした考えはありま
韓国国防部は2018年12月20日海洋警察が撮影した映像を公開し、日本海上哨戒機が低高度威嚇飛行をしたと強調した。[写真 国防部 YouTube キャプチャー] 文在寅(ムン・ジェイン)政府で、軍当局が低い高度で近接飛行する日本海上哨戒機に対して現場指揮官が追跡レーダーを照射するなど積極的に対応するよう指示をする指針を作っていたことが確認された。2018年12月~2019年1月、相次ぐ日本海上哨戒機低空威嚇飛行に伴う措置だった。追跡レーダーの照射は艦砲やミサイル攻撃の意志を伝えるものだ。ところでこの指針は韓国防空識別圏(KADIZ)を絶えず無断進入する中国や領空を侵したロシアには適用されない。そのため公海で唯一日本との交戦は辞さないという趣旨となる。 【写真】韓国駆逐艦の上を飛行している日本海上自衛隊の哨戒機「P-3」 17日、与党「国民の力」の申源湜(シン・ウォンシク)議員によると、20
台湾の旗を畳む儀仗(ぎじょう)隊(2022年6月4日撮影、資料写真)。(c)Sam Yeh / AFP 【8月6日 AFP】台湾のミサイル製造を管理監督していた国家中山科学研究院(National Chung-Shan Institute of Science and Technology)の副院長、歐陽力行(Ouyang Li-hsing)氏が6日、心筋梗塞で死亡した。同研究院が明らかにした。台湾周辺では中国が大規模な軍事演習を行っている。 同研究院のウェブサイトでの発表によると、歐陽氏は6日朝、南部・屏東(Pingtung)県恒春鎮(Hengchun)のホテルで意識不明の状態で発見され、「検視の結果、死因は心筋梗塞および狭心症と判断された」としている。 台湾の中央通信社(Central News Agency)によると、歐陽氏は出張中だった。今年に入って副院長に就任し、「さまざまなミサ
中国軍は4日、台湾を取り囲むように大規模な演習を始め、台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射しました。 弾道ミサイルの一部は日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下しましたが、中国側は「両国は関連海域で境界を画定しておらず、演習区域に日本のEEZが含まれるという見解は存在しない」と主張しています。 中国軍は4日、台湾を取り囲むように合わせて6か所の海域と空域で「重要軍事演習」を始め、台湾東部の海域に向けて複数のミサイルを発射したほか、台湾海峡に向けて長距離の実弾射撃演習を行ったと発表しました。 これについて、台湾国防部は、中国軍が4日、台湾の北部や南部、それに東部の周辺海域に向けて11発の弾道ミサイルを発射したと発表しました。 日本政府は発射された弾道ミサイルのうち、5発が日本のEEZの内側に落下したと推定されるとして中国側に抗議しました。 日本側の抗議に対し、これまでのところ中国政府の
防衛省は、中国が4日午後に弾道ミサイル9発を発射したとみられると発表しました。 このうち5発は日本のEEZ=排他的経済水域の内側に設定されている中国の訓練海域に落下したとみられるということです。 中国の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは初めてだということです。 防衛省は、中国が4日午後3時ごろから4時すぎにかけて、内陸部のほか台湾に近い福建省と浙江省の沿岸から、合わせて9発の弾道ミサイルを発射し、およそ350キロから700キロ飛んだと推定されると発表しました。 このうち5発は、沖縄県波照間島の南西の日本のEEZ=排他的経済水域の内側に設定されている中国の訓練海域に落下したとみられるということです。 中国の弾道ミサイルが日本のEEZ内に落下したのは初めてだということです。 5発のうち4発は台湾本島の上空を飛しょうしたと推定されるとしています。 また最初に発射された1発は、沖縄県与那国
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