首脳会談は3時間におよんだ 9月2日午後4時35分、安倍晋三首相を乗せた政府専用機は予定通り、ロシア極東のウラジオストク国際空港に着陸した。空港には、プーチン大統領の側近であるトルトネフ副首相・連邦極東管区代表が出迎えた。 安倍首相は直ちに宿泊先のアジムット・ホテルに入り、ほどなくして2012年9月に開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場だった市内の極東連邦大学に向かった。 大統領令によって発足した「東方経済フォーラム」の第2回会合が9月2~3日に開催される。安倍首相以下、韓国の朴槿恵大統領、オーストラリアのラッド元首相、中国の陳昌智全人代常務副委員長をはじめ、日・露・中・韓・ASEANの主要企業のトップが参加する。 安倍首相は3日午後、全体会合「ロシア極東地域の再発見に向けて」でスピーチを行なう。 日本からは、首相同行の世耕弘成経済産業・対露経済協力相、野上浩太郎官