パナソニック、NTTグループ、富士ゼロックス――。日本を代表する大企業で働く若手社員の間でちょっとしたムーブメントが起こっている。One JAPAN。各社の社内勉強会・交流会をネットワーク化した取り組みだ。2016年9月に発足。当初は約30社が集まっていたが、現在はさらに15社が参加した。イベントの参加者の平均年齢は32歳だ。 One JAPANの発足の目的は、組織を超えたオープン・イノベーションを起こすことである。彼らはこれからの取り組み事項として、次の5つを上げている。①事業創造、②働き方の改革、③ネットワークを活かした調査の実施、④セクターを超えた交流、⑤各社の組織変革。若手社員の現場視点と柔軟な視点、さらには組織を超えてつながる力で実践・提言していこうという取り組みだ。取り組もうとしている内容は、まるで内閣府や経団連かのようなテーマである。 同世代の大きな仕事、スピード感がうらやま