(英エコノミスト誌 2013年3月2日号) アフリカが成し遂げたことに対する誇りは、さらに急速な進歩を遂げる決意を伴うべきだ。 独立以来、アフリカがこれほど好調だったことはない(写真はタンザニア北部のセレンゲティ国立公園)〔AFPBB News〕 世界で最も貧しい大陸がお祝いの時を迎えている。宗主国から独立を勝ち取ってから半世紀、アフリカがこれほど好調だったことは1度もない。 アフリカの経済は繁栄している。ほとんどの国は平和だ。武器を持つ子供はかつてないほど少なくなっており、過去最多の子供が学校に通っている。 携帯電話はインド並みに広く普及しており、エイズウイルス(HIV)感染は最も被害が深刻な国で最大75%ほど減少している。過去10年間で平均寿命は10%延び、外国からの直接投資は3倍になった。 消費支出は今後10年間でほぼ倍増する見込みだ。1人当たりの平均年間所得が1000ドルを超える国