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ブックマーク / xtech.nikkei.com (87)

  • 「切り戻しよりリスクが低い」、全銀ネットが11日開催した説明会の一問一答

    全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)は2023年10月11日、銀行間送金を担う「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」で発生した不具合に関してオンライン説明会を開いた。オンライン説明会は前日から2日連続での実施だ。1日目の質疑応答を踏まえ、全銀ネットの対応に対して厳しい質問が相次いだ。説明会の主な一問一答は以下の通り。 今回の更新作業は中継コンピューター(RC)のハードウエアとソフトウエアの両方を変えたのか? そのうち何が原因でトラブルが生じたのか? RCのハードウエアとソフトウエア両方のアップグレードを図った。そのうちソフトウエアに不具合が生じた。具体的には、内国為替制度運営費(旧銀行間手数料)の設定をチェックする機能にトラブルが生じた。 プログラム修正について、どのような改修を試みているのか? 電文の種類によらず、内国為替制度運営費を算出しない簡素型プログラムを作成し、RC

    「切り戻しよりリスクが低い」、全銀ネットが11日開催した説明会の一問一答
  • 再エネやEVの批判者が使う“古いデータ”が日本をおかしくする

    再生可能エネルギーや電気自動車(EV)についての批判が最近増えているように感じる。正当な批判も確かにある。例えば、太陽光発電であれば、自然林を周辺住民の同意なしに伐採、造成したり、固定価格買い取り制度(FIT)の穴をついて権利だけ取得し、システムの価格低下をぎりぎりまで待つケース、あるいはその権利の転売でもうけるケース、20~30年後の発電終了後の撤去計画や予算を明らかにしていないようなケースについての批判だ。筆者としてはそうした事業者の責任もさることながら、そうした業者のふるまいを許した制度設計に問題があったと考えている。 EVであれば、充電インフラの不備不足の指摘や、もっと根的な、長距離を移動するモビリティーとして重い電池を載せて走るEV(BEV)は最適解か、といった問いも建設的な正しい批判だと思っている。そこに別の解がなければ単なる“ないものねだり”だが、例えば、燃料電池車(FCV

    再エネやEVの批判者が使う“古いデータ”が日本をおかしくする
  • SEの昇格が遅い?営業職のほうが早い気がして不満

    Q.IT企業に勤めている31歳のSEです。営業職の同期が係長に昇格しました。昨年も営業職の先輩が、通常より1年早く昇格しました。SEは営業職と比べて、昇格が遅いような気がします。顧客と長期にわたり一緒に苦労するのはSEなのに、不満です。 昇格において、職種による差別的な選定はないと思います。ただ営業やSEに関係なく、組織ごとに昇格者の枠数が決まっていることがあります。昇格滞留者が多いと不利になる場合があります。特に課長(管理職)への昇格からはシビアです。現実には、人員構成による運もあるのです。 経営に参画する役職になってくると、会社ごとに特色があるかもしれません。大企業なら執行役員がたくさんいます。顔を思い浮かべてください。営業やSEなどの職種、流通・製造・医療・公共系などの出身事業部別で昇格者を見てみると面白いかもしれません。 営業は目標・評価が一目瞭然 人事評価についてよく顧客から相談

    SEの昇格が遅い?営業職のほうが早い気がして不満
  • AWS障害で露見した社会的リスク、寡占状態のクラウドを放置してよいのか

    同じ事象でもマクロ視点とミクロ視点では見え方が全く違うから、両方の視点から検討すべし――。駆け出しの記者のころ、取材相手から聞いた言葉だ。2019年8月23日に発生したAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の6時間に及ぶ障害は、その「教え」の重要性を改めて認識させてくれた。 AWSの障害はマクロ視点、つまり社会全般への影響の観点からすると、被害や迷惑が多方面に及ぶ重大なトラブルだった。確認されているだけでも30社以上の利用企業が何らかのトラブルに見舞われた。EC(電子商取引)サイトにアクセスできなくなったり、スマートフォン決済で支払いやチャージができなくなったりするなど、多くの消費者にも迷惑をかけた。 では被害を受けた個々の企業の観点、つまりミクロ視点でAWSの障害をとらえるとどうか。AWSの障害が社会に与えた影響の全体の大きさは、個々の企業にとって質的な問題ではない。自社のシステムが利用

    AWS障害で露見した社会的リスク、寡占状態のクラウドを放置してよいのか
  • タイムマネジメントで管理すべき3つの要素

    「時間が足りない」。その悩みを解消する方法の1つが「タイムマネジメント」だ。特集では日経NETWORKの過去記事を再編集。時間を管理するポイントを全6回で解説する。 前回、タイムマネジメントでは「時間割」のイメージを払拭すべきだと述べました。今回は、もっと具体的にタイムマネジメントの手法を紹介していきましょう。 タイムマネジメントという言葉には「時間」を「管理」するという意味があります。この「管理する」というのは、時間を「節約する」こととは異なります。もちろん節約も大事ですが、節約をいくら積み重ねても管理にはなりません。 タイムマネジメントで管理する3要素 この「管理」という言葉には窮屈なイメージもありますが、タイムマネジメントの場合は「管理」といっても、細かく計算を行う必要はありません。むしろ、シンプルなほうが長続きします。長く続けるためには基的なルールを決めて、自分の仕事を「可視化

    タイムマネジメントで管理すべき3つの要素
  • たそがれる人月商売、優秀な技術者が片っ端から辞めていく

    最近、SIerなど大手ITベンダーの経営幹部に会うと、決まって次のようなぼやきを聞かされる。「若手や中堅の優秀な技術者が相次いで辞めてしまってね。我が社の将来を背負って立つような人材ばかりだから極めて深刻なんだよ。懸命に引き留めるのだが、とても翻意してもらえなくてね」。 「SIerに優秀な技術者っていたっけ? プログラムを書かず、手配師みたいな仕事しかやってないじゃん」とツッコミたくなる読者は多いと思うが、取りあえずこらえてほしい。SIerにも優秀な技術者は探せばいるのだ。 システム開発の現場監督であるプロジェクトマネジャーとして優秀な人もいるし、システムを設計するSEとして優秀な人もいる。加えて最近のSIerアジャイル開発要員などとしてプログラマーを育ててきているし、AI人工知能)など先端分野の技術者の育成にも力を入れようとしている。 ただし「SIerに優秀な技術者っていたっけ?」と

    たそがれる人月商売、優秀な技術者が片っ端から辞めていく
  • どの会社で働くとスキルが上がると思いますか?人気企業ランキング

    デジタル化を担う人材3000人に対し、主要IT企業22社に関するイメージを尋ねた。その結果を報告する。今回は「スキルが高まる」企業を挙げてもらった。 デジタルの仕事を担う3000人を対象に実施した調査で、主要IT企業22社に対するイメージを調べた(調査概要は文末尾)。今回はスキルを取り上げる。 デジタル人材が最も「スキルが高まる」として挙げたのは、577票を得た野村総合研究所(NRI)だ。無回答を除く回答者2280人のほぼ4人に1人が同社に票を投じた。2番目に多かったNTTデータ(436票)と140票以上の差をつけた。 NRIは研修や社内講座などの社員教育に力を入れており、同社の人材開発部が主催する講座は300近くあるという。同社の資料によると、1人当たりの年間研修費用は41万円で、日企業の平均である7万4000円の5倍以上だ。 10位には人工知能ベンチャーのPreferred Net

    どの会社で働くとスキルが上がると思いますか?人気企業ランキング
  • 日本だけでバカ売れするRPA、愚かな結末を改めて警告する

    いやぁ、白旗を揚げたくなるような気分だ。この極言暴論などで問題点や将来のリスクを何度も指摘してきたが、もはや多勢に無勢。ITベンダーの人からは「木村さんが何と言おうと、大きな流れは止まりませんよ」と皮肉られる始末だ。 何のことかといえば、日企業の間で果てしなく続くRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の一大ブームの件だ。30年以上にわたるIT記者としての長い経験の中でも、これだけのブームは見たことがない。「RPA、恐るべし」である。 ブームの中心地が日である点も、これまでのIT関連のブームとの違いだ。従来、IT系の名だたるバズワードの発信地・中心地はほぼ米国と決まっていた。 最近の話でいえば、AI人工知能)やIoT(インターネット・オブ・シングズ)は日企業の間でも大ブームで、「ITは分からない」と公言していた経営者までがAIやIoTを活用する重要性を語るほど。だが、あく

    日本だけでバカ売れするRPA、愚かな結末を改めて警告する
  • 「基幹系をクラウドに移行してコスト半減」、ソニー銀行の神戸氏

    2019年2月19日、日経BP社主催のイベント「東京デジタルイノベーション 2019」が開かれた。ソニー銀行の神戸大樹システム企画部シニアマネージャーが講演し、同社の基幹システムにおけるクラウド活用について明かした。 同社は基幹業務システムの一部にAmazon Web Services(AWS)を導入しており、その経験を元にクラウドサービスを利用することのメリットを語った。明確な優位点は、オンプレミス型のシステムと比べてシステム開発の時間とコストを削減できることだ。同社の場合、開発期間は半減しインフラコストは40~60%削減できたという。 導入後の柔軟性が高い点もメリットだ。個別の案件で急きょ新しいサーバーが必要になった場合や、新しいシステムの検証も容易にできる。稼働状況に応じてインスタンスの内容や数を変更することで最適化もできる。例として、夜間は使用しないインスタンスは停止する、24時間

    「基幹系をクラウドに移行してコスト半減」、ソニー銀行の神戸氏
  • クラウドにがっかり、性能が自動的に上がらない

    クラウドへの期待が大きいせいか、「こんなものか」という利用企業の嘆き節が聞かれる。70社の事例を検証すると、クラウドを巡っては「5大がっかり」があることが判明した。 朝日放送テレビは、お笑い番組「M-1グランプリ」の魅力向上を狙い、米アマゾン ウェブ サービス(Amazon Web Services)のクラウド「Amazon Web Services(AWS)」上に敗者復活戦投票システムを構築した。クラウドを使ったのは「オンプレミス(自社所有)環境では膨大なアクセスに対処できないから」と、開発を担当した、デジアサ デジタルコンテンツ部門 小南英司氏(開発当時の所属は朝日放送 技術局 開発部)は話す。 このシステムは、視聴者投票によって敗者復活のメンバーを決めるためのもので、番組の放送中だけ大量のアクセスが押し寄せると見込まれた。 いくつかの構成案を検討した上で、最終的に「Amazon Ki

    クラウドにがっかり、性能が自動的に上がらない
  • AWS最大イベントで50種類の新サービス、記者が選んだトップ10 | 日経 xTECH(クロステック)

    米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が2018年11月下旬に米ラスベガスで開催した「AWS re:Invent 2018」では、大小合わせて50種類を超える新サービスが発表された。すべてを網羅するのは不可能なので、記者にとって印象的だった話題を「ランキング」形式で振り返ってみよう。 なお記者が把握している50種類の新サービスの一覧表は、記事の最後にまとめて記載した。すべてのサービスに興味がある方は、そちらをご覧頂きたい。 10位:サービスメッシュを実現する「AWS App Mesh」 最初に紹介したいのは、マイクロサービス同士のコミュニケーションを制御する仕組み「サービスメッシュ」を実現する「AWS App Mesh」だ。数百~数千のマイクロサービスが連携する巨大な分散アプリケーションでは、マイクロサービス同士のルーティングやロードバランシングなどが課題になる。そうした問題を解決するの

    AWS最大イベントで50種類の新サービス、記者が選んだトップ10 | 日経 xTECH(クロステック)
  • IT業界を強制終了せよ、日本の全体最適に不可欠だ

    今回の記事タイトルを見て、「何を言ってんだ」と怒りを覚えた読者のうち、一部の人たちにはあらかじめおわびしておきたい。私が「極言暴論」でそのアホウぶりを描いているIT業界は、あなた方が思う、あるいは所属しているIT業界を指してはいない。つまり、ITベンチャーなどがクラウドを活用した独自サービスで勝負する健全なIT業界のことではなく、ご用聞きのSIerを頂点とする多重下請け構造の不健全なIT業界のことだ。 「だったら、そんな不健全な連中の世界をIT業界と呼ぶのをやめてくれないかな。いい迷惑なんだよね」と不満に思う読者もいるかもしれない。実際、ITベンチャーの人に面と向かってそう言われたこともある。だがしばらくの間、それはできない。多重下請け構造のIT業界歴史は長く、日において今も多数派だ。なんせ昔はコンピューターメーカーとしてブイブイ言わせていたIT企業までがSIerと化し、多重下請けの元

    IT業界を強制終了せよ、日本の全体最適に不可欠だ
  • 優秀な人ほど辞める、近視眼的なIT職場の問題地図 | 日経 xTECH(クロステック)

    「ウチの職場、また社員が辞めたんです。ここでは成長できないって。優秀な人ほど、どんどん会社を去っていきますね。私もそろそろ、次を考えないと」。 最近、IT企業やユーザー企業のシステム子会社といったIT職場で働く人たちの転職が、以前にも増して目立ってきたと感じる。TwitterやFacebookなどを見ていると「○○社を退職しました!」といった具合に、退職の文字がタイムラインでやたら目につく。 退職者の世代も様々で、20~30代の若手や中堅から、40~50代のベテランや管理職まで幅広い。人材不足による求職者側の「売り手市場」の流れも影響しているだろう。 だが理由はそれだけではない。率直に言おう。優秀な人ほど今のIT職場に見切りを付け始めたのだ。なぜIT職場から優れた人材が去っていくのか。その背景を問題地図を基にひも解いてみよう。 IT職場はいつも目先の開発案件の納期に追われ、遅れることが許さ

    優秀な人ほど辞める、近視眼的なIT職場の問題地図 | 日経 xTECH(クロステック)
  • GCPとAWSを使い分け、メルカリが明かすマルチクラウド戦略 | 日経 xTECH(クロステック)

    メルカリは2018年9月20日、グーグル主催のイベント「Google Cloud Next '18 in Tokyo」のセッションに登壇。Google Cloud PlatformAmazon Web Servicesなど、複数のクラウドサービスを使い分けるマルチクラウド戦略を説明した。

    GCPとAWSを使い分け、メルカリが明かすマルチクラウド戦略 | 日経 xTECH(クロステック)
  • 海賊版対策「勉強会」は再びブロッキングで応酬、DoS攻撃の提案も

    政府の知的財産戦略部は2018年8月10日、「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」の委員と各省庁の担当者からなる勉強会を開催した。

    海賊版対策「勉強会」は再びブロッキングで応酬、DoS攻撃の提案も
  • クラウドエンジニアが理解できない、メインフレームのしがらみ

    パブリッククラウドの導入が一段と進んでいる――。こう感じた出来事があった。クラウド導入を専業とするITベンダーに取材に行った際に、「スーツ姿で勤務することが増えている」という話を聞いたことだ。 スーツ姿が多くなったのは、顧客であるユーザー企業の規模が大きくなったり、これまでは保守的でクラウドの導入に慎重だった企業でも採用を検討し始めたりしたからだという。「打ち合わせで先方に出向く際に、ラフな服装では浮いてしまう。そこで仕方ないから毎日、スーツ姿で出勤するようになった」とクラウド専業ベンダーのITエンジニアは苦笑していた。 パブリッククラウドの導入がより一般的になることは、クラウド導入を手掛けるITエンジニアにとって嬉しい話かというと、手放しでは喜べないようだ。超大規模で歴史のある企業の場合、堅い服装で、意思決定は遅く、新技術の採用に慎重なケースが一般的に多いようだ。こうしたユーザー企業と付

    クラウドエンジニアが理解できない、メインフレームのしがらみ
  • 「ずっとむなしい、なにもなく終わる・・・」 マツダの天才エンジン技術者、大逆転の軌跡(前編)

    の自動車技術者で、最も有名な一人が人見光夫だ。エンジン一筋38年。マツダ躍進の中核を担う、「スカイアクティブ(SKYACTIV)」エンジンの開発を率いてきた。世界シェアが2%に満たない“小兵”のマツダが、世界のエンジン開発競争で先頭を走る――。10年前、誰が想像しただろう。人見の開発者人生に迫るインタビューの前編。

    「ずっとむなしい、なにもなく終わる・・・」 マツダの天才エンジン技術者、大逆転の軌跡(前編)
  • Googleの「Firebase」でリアルタイム掲示板を作ってみよう(前編)

    従来、掲示板などのWebアプリを作るには、HTML/JavaScriptを記述するだけでなく、Webサーバーを準備したり、Webサーバー上で動くプログラムやデータベースにアクセスするプログラムを作る必要がありました。しかし、今なら「Firebase」がそれらすべてを提供してくれます。今回は、JavaScriptのプログラムさえできれば、手軽にWebアプリを作って公開できるサービス「Firebase」について紹介します。Firebaseを使えば、自前でサーバーを用意することなく、比較的手軽にWebアプリを公開できます。 Firebaseのサービスは、Googleが運営しており、稿執筆時点では1GB分のデータベースを無料で利用することができます。そのため、個人でちょっとしたアプリを作る分には無料枠で十分ですので試してみましょう。 FirebaseのWebサイト [URL] https://f

    Googleの「Firebase」でリアルタイム掲示板を作ってみよう(前編)
  • 「メンバー同士の仲の悪さ」は進捗や品質よりも致命的な問題

    この連載では、先が見えない「暗闇プロジェクト」を担当するマネジャーにとって参考になりそうなヒントやノウハウを紹介している。 プロジェクトの現場で問題が起こらないことはまずあり得ない。特に暗闇プロジェクトでは、大小様々な問題が毎日のように発生する。その多くは技術的な問題ではなく、人間に関わるものだ。そうした問題に早く気づき、対応するための三つのセオリーを紹介する。 セオリー1 マネジャーにとって最も大切な仕事は社会的・文化的問題の処理 マネジャーが最も忙しくなるのは通常、プロジェクトを立ち上げる時期である。プロジェクト計画書(開発計画書)の作成に加えて、顧客との頻繁な打ち合わせ、社内の事務手続きもある。協力会社との交渉や調整などに追われることになる。 幸い、マネジャーのA氏が参加したあるプロジェクトでは、立ち上げのフェーズでこうした業務に忙殺されずに済んだ。諸々の事情でプロジェクト環境が既に

    「メンバー同士の仲の悪さ」は進捗や品質よりも致命的な問題
  • Struts2脆弱性事故のGMO-PGを直撃、事故報告書の疑問に答える

    2017年前半、脆弱性を突いた二つの大きなサイバー攻撃が立て続けに日を襲った。一つは5月12日に世界的に発生したランサムウエア「WannaCry(ワナクライ)」、もう一つは3月10日から日の企業や団体での被害報告が公表ベースで12件となったJavaのWebアプリケーションフレームワーク「Apache Struts2」だ。 3月10日、東京都と住宅金融支援機構(以下、機構)、日貿易振興機構(JETRO)がStruts2脆弱性を悪用したサイバー攻撃の被害を最初に公表した。このうち、東京都と機構からクレジットカード払いサイトの運営を委託されていたのが、決済代行事業者大手のGMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)である。

    Struts2脆弱性事故のGMO-PGを直撃、事故報告書の疑問に答える