「元祖アイドルジョッキー」という表現は、男女平等を目指す現代においてはやや時代錯誤かもしれない。しかし、90年代の人気バラエティー番組「さんまのナンでもダービー」に出演し、ファンからはバラの花束を贈られたり交際を申し込まれたり、というエピソードを聞くと、その表現がしっくり来るほどの人気ぶりが伝わってくる。 注目の的になっていた今回の主人公は小田部雪(こたべ ゆき)さん。1994年、大分県にある地方競馬・中津競馬場でデビューした女性騎手は、アイドル的人気を博すも不況による競馬場の廃止、移籍、引退と激動の20代を送った。 JRAではルーキー・今村聖奈騎手の活躍が注目を集めるいま、佐賀競馬の専門紙「馬物語」の予想家として約20年ぶりに競馬界に戻ってきた彼女の半生を追った。(インタビュー記事全3回のうち第1回/続きは#2、#3へ) 父から言われた「お前がなれるわけない!」 ――父・磨留男さんは元騎
アメリカに憧れたヴィム・ヴェンダース監督。しかし、ハリウッドのシステムに馴染めずアメリカに別れを告げ、恋した場所は日本。東京で一番好きな場所はパチンコ店だと言う。そこに禅的なつながりを感じるそうだ。 ヴィム・ヴェンダース監督 Photo: Beata Siewicz この記事の画像(10枚) パチンコは禅、映画館であり教会でもある ヴェンダース監督が敬愛する小津安二郎。敬愛するあまりオマージュとして作ったのが『東京画』である。小津映画の常連、笠智衆さんなどとの出会いを通じて、現代の東京の画(イメージ)に小津的なるものを投影しようと試みている。ヴェンダース監督は自身によるナレーションの中で「無、空虚が現代を支配する」と日本を評しているが、それはパチンコ店のことだと明かしてくれた。 笠智衆さん 『東京画 2Kレストア版』(1985/西ドイツ・アメリカ/カラー/スタンダード/92分) © Wim
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