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ブックマーク / tamakino.hatenablog.com (60)

  • 亡くなった人を生成AIで復活させます。お代は200円から。中には9000万円以上稼いだ人も - 中華IT最新事情

    故人を生成AIで復活させるビジネスが始まっている。その多くは写真に動きをつけるという単純なものだが、音声や会話内容、動画から精巧な復活を可能にするものもある。故人を復活させることには賛否両論があると新浪財経が報じた。 亡くなった人がAIで復活する 生成AIにより、亡くなった肉親を復活させるというビジネスが始まっている。生成AIを使って故人を復活させ、もう一度会いたい、語り合いたいという人は少なくない。 著名なAI開発企業「商湯科技」(SenseTime、https://www.sensetime.com/cn)では、2024年の総会で、故人を登壇させた。2023年12月、創業者の湯暁鴎氏が病いで亡くなった。2024年の総会に出席が予定されていたが、それが不可能となった。そこで商湯科技は、生成AIを使って、スピーチをする湯暁鴎氏を再現し、その映像を会場に流した。その出来は素晴らしく、リアルな

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  • メタバースが生んだ新しい職業「造顔師」。顔をつくって月収100万円の副業 - 中華IT最新事情

    メタバースの流行に伴い、造顔師という新しい職業が注目をされている。アバターの自分の顔を自分でつくるのは難易度が高いため、顔をつくってストアで販売をするのが造顔師だ。若い世代の副業として注目されていると中国青年報が報じた。 メタバースに関連する新しい職業「造顔師」 さまざまな企業がメタバース系のSNSをスタートさせる中で、「造顔師」と呼ばれる職業が注目を浴びている。 広東省の1999年生まれの「七小包」さんは、大学を卒業後フリーランスの造顔師となった。自宅で仕事をしているため、周囲からは無職でぶらぶらしていると誤解されることもあったが、月収は4万元(約77万円)を超えている。中国人民大学の周広粛副教授は、「新しい経済が新しい職業と新しい働き方を生んでいます。若者にとっては今までなかった機会が訪れています」と言う。 ▲従来は、運営側にプロの造顔師がいて、アバターをつくり、ユーザーに顔を提供して

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  • 漢服はもはやコスプレではない。日常に広がり、2000億円市場に - 中華IT最新事情

    漢服が日常に広がっている。数年前は一部のオタク愛好者のものだったが、一般の人に広がり、日常の外出着としても用いられるようになっている。低価格漢服も登場し、2021年には100億元市場になったと見られると南方週末が報じた。 一部の愛好品だった漢服が100億元市場に 若者の間で中国の伝統衣装「漢服」が大きな産業になってきている。中国の漢服市場は、2016年は3.5億元であったものが、2020年には63.6億元、愛好者は516.3万人となり、2021年には100億元(約1950億円)を突破したと見られ、漢服愛好者も700万人に達したと見られている。ショートムービー「抖音」(ドウイン)で漢服関連のムービーの再生回数は680億回を超えた。 ▲拼多多で格安で購入した漢服を紹介するビリビリの配信主。格安漢服は山寨漢服とも呼ばれ、非難をする漢服警察と呼ばれる人もいるが、若い世代では受け入れられ楽しまれてい

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  • シェアリング自転車の明暗。1位の創業者は破産寸前。2位の創業者は大金を得てイグジット - 中華IT最新事情

    2016年から2018年の間、新しいビジネスとしてシェアリング自転車が注目をされ、大量の投資資金が流れ込んだ。シェア1位のofoは現在破綻をし、創業者は億万長者から転落をした。2位のMobikeは美団に売却され、創業者は300億円のお金を得てイグジットした。対照的な結果になっていると鬼谷子思維が報じた。 1位の創業者は、億万長者から破産寸前に転落 2016年から2018年にかけて、中国で激しい競争をしたシェアリング自転車サービスの「ofo」(オーエフオーまたはオッフォ)と「Mobike」(モバイク)。ofoは結局破綻をし、創業者の戴威(ダイ・ウェイ)は、現在返済方法を模索している最中で、資産はすべて裁判所の管理下に置かれている。生活費として支出できる額は制限され、飛行機のビジネスクラスに乗るのにも裁判所の許可が必要な状態になっている。北京大学の学生だった戴威はわずか数ヶ月で億万長者になった

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  • 素人集団の挑戦。12年でiPhoneに追いついたスマホ素人集団「シャオミ」 - 中華IT最新事情

    自動車製造の経験がないシャオミが自動車製造に挑戦をすることが話題になっている。しかし、シャオミがスマートフォンを製造した時も、素人集団の挑戦だった。素人だからこそ、先入観のないイノベーションが起こせたと騰訊網が報じた。 素人集団が自動車をつくる スマートフォン、家電などのメーカー「小米」(シャオミ)が自動車製造に乗り出したことが話題になっている。シャオミがつくるのだから、当然、テクノロジー感覚に溢れたものになるという期待もあるが、製造をする子会社の「シャオミ汽車」のメンバーが話題になっているのだ。設立発表会には、経営陣と主要メンバー17人の集合写真も公開されたが、自動車業界出身者が1人しかいない。その一人とは元BMW中国のデザイナーで、その他はみなスマホや家電の事業に携わっていた人たちだ。つまり、まるっきりの素人が自動車を製造することになる。 これに賛否両論が寄せられている。自動車づくりを

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  • わりかん後払い保険が次々と運営停止に。なぜわりかん保険はうまくいかなかったのか - 中華IT最新事情

    中国の「後払いわりかん保険」の運営停止が続き、2021年12月28日ついにアリババ系の「相互宝」(シャンフーバオ)が運営停止となり、この「後払いわりかん保険」のすべてが消えることになったと財先説が報じた。 保険料は、保険支払額をわりかんして後払い このわりかん保険は、月々の保険料を後から払う仕組み。相互宝は、「がん+重大疾病99種類+希少疾病5種類」にかかると最大30万元(約540万円)の保険金が支払われる。保険金の支払いがあった場合に、運営手数料8%を加えて、加入者全員で頭割りをすることで保険料が決まる。全員が健康で、保険金支払いがない場合は、保険料は0元となる。 掛け金も低く、気軽に入れる保険として人気が出て、一時は1億人を超える加入者を獲得。特に低所得者でも入れる保険として、公的保険や保険会社の保険を補う存在として注目もされた。 ▲後払いわりかん保険(ネット互助)は、気軽に入れる保険

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  • スマホ化する電動自転車。ファーウェイのハーモニーOSに対応した電動自転車XC3 - 中華IT最新事情

    バイクメーカー「新日」からハーモニーOS対応の電動自転車が登場した。スマホと連動するだけでなく、Bluetoothヘルメットとも簡単に連動することができる。庶民の足、電動自転車のスマホ化が進んでいると電動車風雲が報じた。 最も普及している移動ツールは電動二輪 中国で庶民の足となっている電動自転車。日のようなアシストタイプではなく、電力で自走する。ただし、あくまでも自転車という位置づけであるため、足で漕ぐためのペダルもついているが、使われることはほとんどない。時速は25kmまでに制限されているものの、実質的な低速電動スクーターだ。 運転免許不要で乗ることができ、都市によっては後部に子どもを乗せることが認められているため、庶民の足として定着をしている。この電動自転車と、時速50kmまでに制限されている電動スクーター合わせて保有台数が3.2億台に達し、自動車よりも多く、中国で最も普及している交

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  • 米ビッグテックのCEOはインド人。なぜ中国人は米ビッグテックのCEOになれないのか - 中華IT最新事情

    米国主要テック企業のCEOにインド人が就任するケースが増えている。しかし、ほぼ同じ人数がいる中国人がCEOに就任するケースは少ない。これはなぜなのか。中国人の成功のイメージは多元化をしているからだとニュージーランドヘラルド中文網が報じた。 アジア人が増えるシリコンバレーのテック企業 シリコンバレーで、次々とインド人のCEOが誕生している。主要なテック企業だけでも、マイクロソフト、アルファベット、アドビ、IBM、ツイッターのCEOがインド人だ。 シリコンバレーのテック企業はすでに多様化が進んでいる。WIREDの記事(https://www.wired.com/story/five-years-tech-diversity-reports-little-progress/)によると、主要テック企業の人種別構成は、白人とアジア人が拮抗をしている。特にフェイスブックは2019年にアジア人52%、白

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  • ライブコマース配信主が国家認定職業「インターネット販売師」に。管理はいっそう厳格に - 中華IT最新事情

    ライブコマースなどで商品を販売するライブ主。今までは、帯貨ライブ主などと呼ばれることが多かったが、人社部などが「インターネット販売師」という職業として正式に認定したと中国新聞網が報じた。 2人でタオバオライブの売上の10%を売る薇娅と李佳琦 ライブコマースなどで商品を販売するライブ主としては、薇娅(ウェイヤー)と李佳琦(リ・ジャーチ)の2人が有名だ。2人はアリババのEC「淘宝網」(タオバオ)のライブで、商品を選んで紹介するタオバオ達人として現在の地位を築いてきた。 アリババの財務報告書によると、2020年のタオバオライブでのGMV(流通総額)は約5000億元(約9兆円)だが、薇娅は310.9億元(約5600億円)、李佳琦は218.6億元(約4000億円)と、2人だけでタオバオライブのGMVの10%以上を生み出している。 ▲タオバオ達人として成功した薇娅。元はアパレルのセレクトショップを経営

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  • 量産化の段階を迎えたAIサービスロボット。深蘭科技開発の消毒ロボットが韓国LGより発売へ - 中華IT最新事情

    韓国LGに消毒用ロボットを提供している深蘭科技(シェンラン、ディープブルー)。そのCTOである周丹弟氏が、AI週刊のインタビューに応えた。AIロボットは量産化の段階を迎えており、新しい人材が必要になっているという。 AI+サービスロボット領域で存在感を増すディープブルー 現在、サービスロボットの視覚アルゴリズムチーム、ナビゲーションアルゴリズムチーム、ソフトウェアチームの責任者をしています。現在開発しているのは、消毒ロボット、配膳ロボット、清掃ロボットなどです。 深蘭科技(シェンラン、ディープブルー)は、AIサービスロボット領域を研究してきて、消毒ロボットは、韓国のLGと戦略提携をしている他、日、オーストラリア、欧米の有力企業と共同開発、製造などの関係を構築しています。家庭内看護、清掃、庭の管理、飲店、スーパー業務などの領域で市場を獲得し始めています。 ▲深蘭科技の周丹弟CTO。AI

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  • スマホ最後のフロンティア「アフリカ」。輸出、現地生産だけでなく、多数の販売業者もアフリカへ - 中華IT最新事情

    先進国ですでに頭打ちになっているスマートフォン。残された最後のフロンティアはアフリカであると言われている。しかし、アフリカにはすでに中国ブランドが進出するだけでなく、深圳市華強北の販売業者もアフリカに渡り、卸業を始めていると南風窓塩財経が報じた。 スマホの最後のフロンティアーーアフリカ 今、世界の中でスマートフォンが飛ぶように売れるのがアフリカだ。20年前の2002年、タンザニア、ウガンダ、ケニア、ガーナなどのアフリカ主要国での成人の携帯電話普及率は10%程度で、最も普及をしている南アフリカでも33%程度だった。しかし、2019年には、GSMアソシエーションの統計によると、サハラ砂漠以南のスマホ普及率は45%になり、2025年には67%になると予測されている。 アフリカに進出するファーウェイ、現地化する伝音 この成長市場に世界のスマホ関係者が注目をしている。華為(ファーウェイ)は、1996

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  • 大ヒットする「宏光MINI EV」の衝撃。なぜ、50万円で車が販売できるのか。その安さの秘密 - 中華IT最新事情

    「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 095が発行になります。 今回は、中国でヒットになっている電気自動車(EV)の五菱「宏光MINI EV」(ホングワン)についてご紹介します。 宏光ミニは、上汽通用五菱(ウーリン)が、2020年6月に販売を開始したEVで、エントリーモデルは2.88万元(約51万円)という価格が話題になりました。サイズは日の軽自動車とほぼ同じで、最高時速は100km/h、満充電航続距離は120km、エアコンはなしという、いろいろ割り切っている部分はありますが、何よりもその安さが衝撃で、売れに売れています。 歩く代わりに使う車ということで「代歩車」とも呼ばれています。中国人が「代歩車」という言葉を聞いた時、すぐに思い浮かべるのは電動スクーターです。つまり、宏光ミニは、自動車というより、電動スクー

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  • 機械学習によるリコメンドがトレンド。EC「京東」、音楽サービス、TikTokのリコメンドシステム(上) - 中華IT最新事情

    「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 093が発行になります。 今回は、リコメンドシステムについてご紹介します。 リコメンド(日ではレコメンドと言い方もよく使われます)とは、推薦の意味で、特定の人に最適な商品、サービス、コンテンツを紹介してくれる仕組みのことです。 多くの人になじみがあるのが、EC「アマゾン」の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」ではないでしょうか。また、書籍などでは「あなたへのおすすめタイトル」、「読書履歴に基づくおすすめ」など、たくさんのリコメンドが表示されます。現代人は、膨大な商品、サービス、情報に囲まれているため、もはや自分で調査をして適切な対象を見つけることが難しくなっています。そのため、ネットサービスでは、いかに適切なリコメンドをするかが、売上をあげる大きな鍵となってきて

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  • スマート化により成長市場となっている中国家電。トレンドは「高級化」「健康機能」「ペット家電」 - 中華IT最新事情

    「まぐまぐ!」でメルマガ「知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード」を発行しています。 明日、vol. 091が発行になります。 今回は、中国の白物家電の状況についてご紹介します。 2020年はコロナ禍で、家電製品の売れ行きは大きく落ち込みました。例外は、空気清浄機や衛生家電などのコロナ特需のあったものだけでした。しかし、2021年の上半期の統計が出てみると、軒並み回復をしています。テレビとエアコンはコロナ前の2019年の水準にまで回復することはできませんでしたが、冷蔵庫、洗濯機、調理家電、生活家電は2019年の水準を上回りました。 ▲各家電の販売額。すべてが2020年は上回ったが、テレビとエアコンはコロナ前の2019年の水準には戻りきれなかった。「2021年上半期中国家電市場報告」(中国電子情報産業発展研究院)より作成。 この回復に大きく寄与したのが、家電の3つのトレンドです

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  • 盲点になっていたお酒のデリバリー。利益を確保しやすく、消費者の需要も強いデリバリー向きの商品「お酒」 - 中華IT最新事情

    フードデリバリーなどのサービスを展開している「美団」(メイトワン)が、お酒のデリバリーを始めている。スマートフォンで注文をすると25分で配達してくれるというものだ。現在、広東省恵州市で試験営業が行われていて、お酒は利益率も高いことから、全国に広がりそうだとAI財経社が報じた。 美団が試験営業を始めているお酒の25分デリバリー 美団が広東省恵州市で試験営業をしているドリンクデリバリーの名称は「歪馬送酒」(ワイマー)。WeChatミニプログラムから注文をすると、25分で指定の場所に配達をしてくれる。 歪馬とは南京の方言で、外国人を意味するという。扱う酒類は、中国伝統の白酒(バイジウ)だけでなく、ビール、ワイン、ウイスキーなどさまざま用意されている。最も高いのは、貴州習酒で799元(約1万4000円)で、最もよく売れているのは59元(約1000円)のビールだという。 この歪馬送酒は、フードデリバ

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  • シャオミがスマホ世界市場で第2位に躍進。勝因は1年前の大胆な決断 - 中華IT最新事情

    シャオミがアップルを抜いて、スマホ世界市場で第2位に躍進をした。その理由は新興国市場での成長にある。しかし、Canalysモバイル業務のニコラ・ポン副総裁は、シャオミが1年前に下した大胆な決断が勝因になっていると分析したと雷峰網が報じた。 シャオミが世界市場で第2位に躍進 市場調査会社Canalysによると、2021年Q2の世界の携帯電話の出荷台数シェアは、1位がサムスンだったが、2位に小米(シャオミ)がランクインした。世界のスマートフォンは、サムスン、小米、アップルの3強がリードをし、それをOPPO、vivoが追いかけるという展開になり、この上位5社で、世界のスマートフォンの7割を占めている。 小米は誰の目から見てもダークホースであり、米中貿易摩擦の影響で、ランキング上位から脱落した華為(ファーウェイ)の空隙を誰が埋めるかが注目されていたが、それはサムスンでもなく、アップルでもなく、小米

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  • EC「タオバオ」が消費者レビューの仕組みを変更。終わらない不正レビューとの戦い - 中華IT最新事情

    ECには必ず商品レビューが用意され、多くの人がそれを参考に購入を決めている。しかし、低評価レビューを公開しない、お金を餌に高評価レビューを書いてもらうなどの不正行為が横行していると工人日報が報じた。 評価レビューの仕組みを工夫するタオバオ 昨年から、アリババのEC「淘宝網」(タオバオ)が新しい仕組みを導入している。商品のレビューを読みやすくするために、「高評価」「中低評」というタグを作り、そこにレビュー数を表示する仕組みが以前からあったが、その方式に加えて、「正規品」「痩せて見える」「おいしくない」「品質が悪い」などの商品評価に関するキーワードを自動抽出し、その数を表示するようになっている。 販売業者の方で、どちらの方式を採用するかは選べるようになっているため、多くの販売業者がキーワード型の評価を採用している。 ▲タオバオの新しい仕組み。レビューのトップに、「到着時間が早い」「家庭用に最適

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  • 宿題は人工知能にやらせる今どきの小学生。中国政府は宿題をAIにやらせることを禁止 - 中華IT最新事情

    中国共産党中央弁公庁と国務院は、「義務教育段階の生徒の家庭学習と校外課程の負担のいっそうの軽減についての意見」を公開した。内容は、「拍照捜題」を禁止するものだ。これを受けて、多くの学習アプリが拍題捜答機能を停止させていると青少年教育新聞が報じた。 宿題は人工知能にお任せの今どきの小学生たち 拍照捜題とは、学習アプリの人気機能で、宿題をするときに便利な機能。プリントなどの問題を、アプリ経由でスマホで撮影すると、その内容をAIが解析し、解法と答えを表示してくれるというもの。同じ問題が見つからない場合は、類似の問題の解法と答えを表示してくれる。 来は、自分で解けない問題を調べるためのものだが、学習アプリの競争が激しくなる中で、解答を直接表示するようになり、多くの学生が、学習アプリが表示する解法と答えを丸写しして提出することが増え、教師や父兄の間で問題になっていた。 ▲学習アプリ「作業帮」の拍照

    宿題は人工知能にやらせる今どきの小学生。中国政府は宿題をAIにやらせることを禁止 - 中華IT最新事情
  • わずか3年で4000倍の成長。驚異的な伸びを見せるライブコマースの成功の鍵はCEOライブ - 中華IT最新事情

    快手、抖音のライブコマースが驚異的な成長を見せている。快手のライブコマース流通総額は、わずか3年で4000倍にも成長した。その鍵になっているのが、消費者の信頼を集めやすい私域流量だ。商品や企業よりも、人に信頼を集め、高いリピート率を達成していると鈦媒体が報じた。 驚異的な成長をするライブコマース ショートムービープラットフォーム「快手」(クワイショウ)、中国TikTok「抖音」(ドウイン)のライブコマースが驚異的な成長をしている。快手の2018年のライブコマース流通総額(GMV)はわずか0.966億元にしかすぎなかった。それが2020年のGMVは3811.7億元(約6.5兆円)となり、2年前の4000倍の成長をしている。アマゾン日の2020年の流通総額が約2.2兆円なので、その3倍近い。 ▲快手のライブコマースの流通総額の伸び。2018年は1億元にも達していなかった。格的に成長が始ま

    わずか3年で4000倍の成長。驚異的な伸びを見せるライブコマースの成功の鍵はCEOライブ - 中華IT最新事情
  • なぜ中国テック企業は国内市場ではなく、ナスダック市場に上場をするのか? - 中華IT最新事情

    中国テック企業は、成功をすると、その多くが米国のナスダック市場に上場をする。中国にも国内の株式市場があるのに、なぜわざわざ海外の株式市場に上場をするのか。それには6つの理由があると毒舌財経が報じた。 米国で上場をする中国テック企業 中国には、上海と深圳に証券取引所があり、ここに上場するのはA株(普通株)と呼ばれる。しかし、テック企業の多くが中国ではなく、米国のナスダック市場などに上場をする。アリババ、京東(ジンドン)、網易(ネットイーズ)、携程(シートリップ)、愛奇芸(アイチーイー)、ビリビリ、中国移動、中国聯動など、みな米国で上場をしている。それには主に6つの理由がある。 ▲米ナスダック市場に上場する中国企業は増えている。ナスダックも中国企業を積極的に勧誘している。 国内市場は審査基準が厳しい 国内A株は審査基準が厳しいということが最も大きな理由だ。例えば、直近3会計年度の利潤の合計が3

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