韓国で使われているハングルは、子音と母音(「字母」)を組み合わせることで、1つの文字が構成される仕組みとなっている。字母を多様に組み合わせることで1文字が完成し、理論的には11,172文字の表現が可能だ。 しかしハングルには、今では使わなくなってしまったものも含めば、以前はもっとたくさんの字母が存在していたようだ。韓国に残されている古い文献を見ると、現代とは異なるハングルがたくさん使われているのが分かる。こうした昔のハングルをコンピューターで利用できるようにしようと、韓国政府が動き出した。 韓国政府の産業資源部傘下にある技術標準院は、19世紀から20世紀初めの古文書で使われていた昔のハングルの字母117字を、10月初旬に国際標準の「ISO/IEC 10646 Amd5」に反映させたと発表した。 技術標準院がKS国家標準作業を進めている、昔のハングルの一例 これにより国際標準に登録されたハン