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ルーマンに関するyanozのブックマーク (10)

  • 新しい上司:イントロ - たけみたの脱社会学日記

    ルーマン私訳一覧へ戻る Niklas Luhmann, Der neue Chef, Verwaltungsarchiv 53 (1962), S. 11-24 イントロ|第一節 |第二節 |第三節 官僚制的行政では、原則として、非人格的な労働様式が求められる。その前提として、官僚制では、行動期待の確実性が高くなるような仕組みが整えられている。公務員の日常業務は規則によって統制されており、それゆえに、公務員仕事中に感情を表に出さないですむようになっているのだ。 ところが、それがうまくいかなくなることもある。いろいろな状況が考えられるが、少なくともそのうちの一つは、ある程度の期間をはさんで不可避的に発生する。それは、新しい上司が着任する、という状況だ。課長、部長、役所全体の長、と、どの水準でも、上司の交代というのは行政分野では実に日常的な出来事だ。選挙の結果が出て、新政権の成立が予定される

    新しい上司:イントロ - たけみたの脱社会学日記
  • 日曜社会学~ルーマン語録「生活世界:現象学者たちとの対話のために」

    Archive fur Rechts- und Sozial philosophie, LXXII/Heft 2, 1986, Franz Steiner Verlag, Wiesbaden GmbH. III. 生活世界の構成 このような状況のなかで出口を見い出すためには、現象の世界をその思考的変様に耐える質的な相において記述するという方法(14)はやめて、オペレーショナルな接近法を求めなければならない(15)。 オペレーション は すべて ある区別distinction によって始められる。あるオペレーションは、それ自体が一つの区別なのであり、区別なしには始まらない。あらゆるオペレーションは、それが接続しうる区別をいつも事実としてあらかじめ前提している。したがって、それをこの概念の核心とするのではないにしても、「いつもすでに与えられている」ことを強調するような生活世界の定式が好まれる

  • コミュニケーションと相互理解をめぐるコミュニケーション

    tricken@暁月6.0済 @tricken 互いに指示する実体と,それを言語化した表現がしばしば一致しないというのは当然である.「Twitterはコミュニケーションしてないじゃないか」という指摘もあったが,実は対面会話の場でもまったく同じことが起こりうることについて自覚し批判的である人物というのはそれほど多くないだろう. 2009-12-14 17:37:04 tricken@暁月6.0済 @tricken Twitterは「相互理解が成立していない/にもかかわらず,思弁は(アーキテクチャのレベルで)事故を起こさない」から成立しているように見えるだけであり,コミュニケーションなるものを真面目に考えていくと,対面だろうとblogだろうとtwitterだろうと人は対話に失敗し続けている. 2009-12-14 17:38:23 tricken@暁月6.0済 @tricken このような見地

    コミュニケーションと相互理解をめぐるコミュニケーション
  • 穴漏峠<デリダ、ルーマン>

    近代国家、また、近代の世界システム全体において、情報の産出および組織化は、驚くべき速さで加速度的に進行している。二〇世紀も終盤の現代に至って、はじめてわれわれは情報の時代に入ったと一般的には考えられているが(トフラーの第三の波)、むしろ「近代社会は、最初から“情報社会”だった」(Giddens[1989:64])のである。N・ルーマンはモダンとポストモダンの区別を容認していない。それにもかかわらず、というべきか、彼の社会システム理論にはポストモダニストと総称されている思想家たちと、高い親和性を共有しているように思える。 その一人がジャック・デリダである。私はその直感をデリダ自身による著作からよりも、東浩紀によるデリダ読解の中から受け取った。東はその著書『存在論的、郵便的』の中でデリダの仕事を前期と後期、もしくはゲーデル的脱構築と郵便的脱構築の二つに大別している。前期の仕事を、「ひとつのシス

  • ことば - 雑記帳

    ことばはどのように理解されるのか。北田暁大のハーバーマスとルーマンのコミュニケーション確立モデルの検証を参考にちょっと考えてみた。 ……言語行為論(あるいはハーバーマス)や社会学的なメッセージ伝達モデルが前提とするような、《意図(メッセージ)→理解》図式は根において転倒しているといわなくてはならない。精確なコミュニケーションの図式は、実に奇妙ではあるが、意図の所有者としての「送り手」を図式から削除し、世界の観察者としての受け手/聞き手のみが「意図的行為」の「理解」を提示しあう《理解→理解》図式とでも呼ぶべきものである。コミュニケーション当事者は、互換可能な立場として「話し手」「聞き手」に割り当てられるものではなく、基的には相手の意図的行為を観察=記述する観察者として捉えられなくてはならない。(責任と正義―リベラリズムの居場所 p21) ハーバーマスの《意図(メッセージ)→理解》図式の場

  • エコロジーの社会理論 - geopolitical critique

  • 「近代科学と現象学」 著・ニクラス・ルーマン - The Flux of Subhumans

    哲学, 社会学ポストヒューマンの人間論―後期ルーマン論集作者: ニクラスルーマン, Niklas Luhmann, 村上淳一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/09メディア: 単行『ポストヒューマンの人間論』所収。読み逃していたが、社会システム理論の語彙による哲学史の再記述はなかなか面白い。フッサールの『危機』を中心に、社会システム理論から他の哲学への具体的言及があるのが読みどころ。自照性reflexivitatの広まりと「大きな物語がなくなったという大きな物語」は、哲学のファーストオーダーの観察者としての哲学の特権性を撤廃させ、18世紀後半に誕生する「文化」という意味論の対象となる。そのとき、フッサールの講演に見られるような西洋的近代性の徹底による西洋の危機の乗り越えという提言は古すぎてかなわんよ、と。「フッサールのウィーン講演が歴史上の出来事にすぎず、かれの時代に照

  • 馬場靖雄:機能分化と「主体性」01(2001年日本社会学会74回大会報告)

    1:「主体」の問題圏 2:〈68年〉以降──ポスト・ハイアラーキカルな世界 3:「現実」としてのテロ 3a:補論──「踊ってる場合か?」 【注記】 ・稿には、2001年度関西社会学会報告「ルーマンの〈68年〉」の一部(口頭で言及できなかった部分)と重複する一節が含まれている。 1:「主体」の問題圏 われわれはいまだ「主体」の問題圏のうちに囚われているのではないか。あるいはむしろ主体の問題は、近年ますますその重要性を増しつつあるのではないか。ただしここで言う「主体の問題」とは、「個人と社会」、「自由と強制」といった古典的な主題を意味しているわけではない。われわれはルーマンにならって、「主体」によってもともと指し示されていた問題を、より形式的に捉えておくことにしよう。 主体性は、超越論的な意味においては統一性を保証し、経験的な意味では多数性と多様性を保証する。したがって超越論的/経験的という

  • 馬場靖雄論文書庫 - BABA, Yasuo Archive

    new! 馬場靖雄ゼミナール:ニクラス・ルーマン講読 [講 義:2017] ニクラス・ルーマン著『社会の道徳』 [翻 訳:2015] 長岡克行著『ルーマン/社会の理論の革命』評 [書 評:2007] ニクラス・ルーマン著『社会の芸術』 [翻 訳:2004] ニクラス・ルーマン著『社会の法』 [翻 訳:2003] ニクラス・ルーマン著『近代の観察』 [翻 訳:2003] 機能分化と「主体性」 [報 告:2001] 『ルーマンの社会理論』 [著 書:2001] 『反=理論のアクチュアリティ』 [編 著:2001] ルーマンの〈68年〉 [報 告:2001] 社会学的に観察する/社会学を観察する [報 告:2000] 法のオートポイエーシスと正義[報 告:2000] 『社会学のおしえ』 [著 書:1997] 正義の門前:法のオートポイエーシスと脱構築 [論 文:1996] 社会システムの複雑性と

  • インタラクティヴ読書ノート 2003年7月 - 崎山政毅『サバルタンと歴史』他

    2003年7月 7月11日 amazonでスペルベル&ウィルソン『関連性理論』(研究社出版)[bk1、amazon] の関連書として紹介されていた石崎雅人・伝康晴『言語と計算 3 談話と対話』(東京大学 出版会)[bk1、amazon] を図書館から借りて読み、驚倒。主たるテーマは語用論への計算論的接近だが、ブラットマン『意図と行為 合理性、 計画、実践的推論』(産業図書)[bk1、amazon] の行為の意図理論、更にその後のFaces of Intention: Selected Essays on Intention and Agency, Cambridge U. P.[amazon] 収録の論文における共同行為・共有意図理論までもがきっちりフォーマライズされて取り込まれている。あわてて「人工知能」「マルチエージェント」関連の文 献をいくつか借り込んでくる。 しかし前々から思ってた

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