ルーマン私訳一覧へ戻る Niklas Luhmann, Der neue Chef, Verwaltungsarchiv 53 (1962), S. 11-24 イントロ|第一節 |第二節 |第三節 官僚制的行政では、原則として、非人格的な労働様式が求められる。その前提として、官僚制では、行動期待の確実性が高くなるような仕組みが整えられている。公務員の日常業務は規則によって統制されており、それゆえに、公務員は仕事中に感情を表に出さないですむようになっているのだ。 ところが、それがうまくいかなくなることもある。いろいろな状況が考えられるが、少なくともそのうちの一つは、ある程度の期間をはさんで不可避的に発生する。それは、新しい上司が着任する、という状況だ。課長、部長、役所全体の長、と、どの水準でも、上司の交代というのは行政分野では実に日常的な出来事だ。選挙の結果が出て、新政権の成立が予定される
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