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Puolakka, Kalle (2019). Novels in the Everyday: An Aesthetic Investigation. Estetika 56 (2):206-222. 日常美学(エヴリデイエステティクス)の観点から、小説を読むことの経験を扱った美学論文。当然ながら、コンスタントに小説を読む読者にとって、読むことは日常のルーチンの一部だが、この論文では、ピーター・キヴィの文学の哲学を援用することで、日常(エヴリデイ)の一部としての「読むこと」を扱っている。 元のキヴィの著作は、実際にはこの論文とはまったく別の文脈にある問題を扱う著作なのだが、著者はそれを応用して小説の読書経験の分析に使うという方針をとっていて、ややアクロバティックだが、おもしろかった。 小説を読むことのエヴリデイネスと、読むことのパフォーマンス The Performance of Read
そこでKAI-YOUでは、2月に来日したパトリックにロングインタビューを実施。一流のジャズプレーヤーからみたJ-POPの音楽的特異性を解題してもらった。 米ジャズプレーヤーが解き明かす “J-POP”の正体、音楽的アイデンティティ グラミー賞ノミネート経験もある第一線のジャズミュージシャンであり、日本のポップカルチャーの熱いファンでもあるパトリック・バートレイJr.はJ-POPの音楽的な特徴を誰よりも鋭く、かつ愛情を持って分析できるミュージシャンの一人だ。 こちらでは、アメリカ南部の黒人社会で育ったパトリック少年が、なぜ日本のポップカルチャーへの愛に目覚めたのかを掘り下げる。 ドラゴンボールZ、ソニック・ザ・ヘッジホッグ、トライガン、東のエデン、school food punishment、sasakure.uk、Perfume……。彼が生い立ちとともに語るさまざまな作品やアーティストとの
■はじめに――存在論アメリカの哲学者、マイケル・ハートの『ドゥルーズの哲学』(法政大学出版局、田代・井上・暮沢訳、1996)を読んでいる。そのうちの第一章「ベルクソンの存在論――存在の肯定的な運動」をいちおう読み終えたので、覚書として内容を整理しておきたいので書きました。 ……のはいいのだが、ハートによる説明でも難しいところがあり、よく読んでも分からないものは頭の中でスルーして、自分で噛み砕けたところだけ書きます。 第一章「ベルクソンの存在論――存在の肯定的な運動」は、ベルクソンの哲学(『物質と記憶』や『創造的な進化』などを書いてノーベル賞を受賞したフランスの哲学者)をドゥルーズが研究書としてまとめた、『ベルクソニズム』(法政大学出版局、檜垣訳、2017)という本の議論を下敷きにしています。ベルクソンを読み解くドゥルーズの態度、その意義と限界を著者のハートは記述しています(ここで簡単に、「
僕はアニメのなんでもない日常シーンで突然感極まって泣くことがあります。日常が「泣き」に接続する条件は複雑で、自分でも理解しきれていないのですが、背景・言動・仕草の総合点が基準値を越え、登場キャラに実在性が見えた瞬間な気がします。 要領を得ない説明をしても仕方がないので、さっさと具体例を出しましょう。自分がこの特性に気づいたのは「AIR」1話です。しかも、そこの冒頭10分。 AIRといえば、御存知の通り夏を舞台にしたkey作品。「感動」のギミックがこれでもかと詰め込まれた説明不要の名作ですが、今回の話では終盤の展開は全て関係なく、ただただAIRの冒頭10分の話だけをしていきます。 物語は、主人公・往人が海辺の田舎町へやってくることから始まります。 貧乏一人旅を満喫中の往人は、空腹により海辺沿いで倒れてしまう。 鳥の声に起こされた往人が見たのは、隣に立つ少女・観鈴。アバンとOPを除けばわずか3
2019年末、中国・武漢に発したとされる新型コロナウィルスは、第二次大戦後最悪ともいわれるペースで世界各地に感染を広げています。なぜ現代世界は新種のウィルスにかくも脆弱になってしまったのか。世界でいま何が起こっていて、これから何が私たちを待ち受けているのか。『感染爆発』などの著作があるアメリカの社会学者マイク・デイヴィスがその核心に肉薄した最重要論考を、Jacobin誌の許可を得て特別に掲載します。 コロナウィルスが世界を駆けめぐっている。われわれの治療能力は言うに及ばず、検査能力すら追いつかないスピードで。いつか出現すると危惧されてきたこの怪物ウィルスは、とうとうすぐそこ、玄関口までやってきた[i]。このようなバイオ危機に対してグローバル資本主義は全く無力なので、国際的規模のきちんとした公的保健インフラを要求していかなければならない。 コロナウィルスは古い映画のようだ。1994年のリチャ
かたたえ・やすお/03年入社。広告営業を経て06年週刊ダイヤモンド記者。小売り、外食、家電、電機、生保、損保業界などを担当した後、11年にダイヤモンド・オンライン編集部へ。日中関係、東電問題などを取材。15年より週刊ダイヤモンドに異動し、電力・ガス・石油業界を担当。18年8月から「ダイヤモンド・オンライン」有料版(現ダイヤモンド・プレミアム)の立ち上げ準備に従事。20年9月から生保、損保業界担当。落語と甘いものが好き。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 新型コロナウイルス感染症の急拡大を受けて4月8日、ついに日本政府は東京など7都府県に対する緊急事態宣言発令に踏み切った。遅過ぎるという声が漏れる中で、日本の社会と医療は持ちこたえることができるのか。元の生活を取り戻
青が何も介入をしなかったとき、黄色が4月8日から8割の接触を減少させたときです。 4月8日から接触を8割カットすると、新規患者数は4月17日頃にピークを迎え、その後減少が予想されます。5月8日から普段通りの生活に戻ると再度感染者は増加する。 長期的に見ると 波は横にずれますが、形はほとんど変わりません。ピーク時の1日の新規感染者数が120万人となると到底医療システムが成り立ちません。 ところで、「集団免疫」という言葉がかなり聞かれるようになりましたが、免疫をもつ人が人口のある程度の割合(この割合は病原体それぞれの感染力や人々の接触パターンによりますが)に達した時に、感染拡大は収まります。 逆に集団免疫の状態に到るまでは一時的な措置を取っている間は感染拡大がおさまってもそれをやめると再燃する、というジレンマがあります。 厳しい外出制限をこのまま永遠に(ワクチンが開発されるまで)しなければいけ
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 コロナ
『国家はなぜ衰退するのか』のコンビが再び放つ大作本。「なぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?」という問題について、さまざまな地域の歴史を紐解きながら考察しています。 と、ここまで聞くと前著を読んだ人は「『国家はなぜ衰退するのか』もそういう話じゃなかったっけ?」と感じると思いますが、本書は分析の道具立てが違っています。 前著では「包括的制度/収奪的制度」という形で国の制度を2つに分けて分析することで、経済成長ができるか否かを提示していました。「包括的制度」であれば持続的な経済成長が可能で、「収奪的制度」であれば一時的な成長はあっても持続的な経済成長は難しいというものです。 ただし、この理論にはいくつかの欠点もあって、「収奪的制度」という同じカテゴリーに、アフリカの失敗した国家からかなりしっかりとした統治システムを持つ中国までが一緒くたに入ってしまう点です。「どちらにせよ支配者が富を奪ってしま
芸術は言語と実在を結びつける 社会学者の大澤真幸は、動物行動学と精神病理学の知見から、近代社会以降に誕生した芸術と自然科学の分岐点を明らかにしている。そこでは言語を意味として学習する人間と、意味としてではなく感覚(図形文字)として識別しているチンパンジーが比較され、人間の言語の成立する条件には芸術の自立性の働きが作用していることを示唆した。 どういうことか。中枢性疾患による症状では、「靴」という意味内容は理解できても、それがどこにあるのか目の前の靴を指示することができない。しかし、患者は歌を歌いながらであれば目の前の靴を「靴」として手にとることができ、料理もでき、普通に生活できたのである。つまり、言語(S)とそれが意味する実在(R)を結びつけるのに芸術が可能性の条件として働いていることになる。 そもそもなぜ人間は質の異なる言語とその実在を同一のもの(S≡R)として把握できるのか。チンパンジ
國分功一郎の『中動態の世界』(医学書院、2017年)は比較的よく知られた哲学書であると思う(いつかの紀伊国屋じんぶん大賞になったはずだ)。この本の目標のひとつは言語への反省を通じて「行為」概念を捉え直すことであり、そこでは古代ギリシア語やラテン語をめぐる「考古学的」議論などが展開される。とはいえ――今から述べるように――本書のそもそもの動機は相当に実践的である。 この本の探究の動機のひとつはプロローグで語られるのだが、そこでは依存症をめぐる次のような対話が紹介されている。 「しっかりとした意志をもって、努力して、『もう二度とクスリはやらないようにする』って思っているとやめられない」 ――そこがとても理解が難しいです。アルコールをやめる、クスリをやめるというのは、やはり自分がそれをやめるってことだから、やめようと思わないとダメなんじゃないですか? 「本人がやめたいって気持ちをもつことは大切だ
Search, watch, and cook every single Tasty recipe and video ever - all in one place! News, Politics, Culture, Life, Entertainment, and more. Stories that matter to you. 「このままでは8割減できない」 「8割おじさん」こと西浦博教授が、コロナ拡大阻止でこの数字にこだわる理由緊急事態宣言も出て、新型コロナウイルスの流行拡大を防ぐため人との接触を8割減らすことが求められている。ところが、緊急事態宣言直前に誰かに資料の数値が書き換えられ、「7〜8割削減」「6割でもいいのか」など、様々な数字が出回っている。8割削減という目標をはじき出した「8割おじさん」こと西浦博さんを取材した。
イギリスNESTA(科学技術芸術国家基金)より。日本にも当てはまる。 パンデミックは世界を永久に、そして根本から変えるだろう。例えば、各国が今後数か月でCOVID-19の蔓延を抑制できたとしても、政治的、経済的、社会的、技術的、法的、環境的な影響が何十年も続くことになるだろう。 この記事では、世界がどのように変化するかについて、様々な見方(しばしば反対の見方)を要約し、総合的にまとめている。明らかに、これらは空論である。未来がどのようなものになるか誰にも分からない。しかし、危機は必ず深く予期しない変化を促し、パンデミック前の正常な状態に戻ることを期待している人々は、以前のシステム、構造、規範、仕事の多くが消滅しており、戻る事はないと知って愕然とするかも知れない。 そのため、適応能力とイノベーションはこれまで以上に重要になってくる。数か月でビジネスが通常どおり再開することを期待する経営陣にと
WURKについて WURK[ワーク]は、ビジネスパーソンにとって必須である敬語やビジネス用語、英会話、自己啓発、弔事マナーなどが学べるWebメディアです。 記事一覧 運営会社 外部送信(オプトアウト)
貧困問題の社会活動家・藤田孝典氏が先日4月26日に書いた記事「岡村隆史『お金を稼がないと苦しい女性が風俗にくることは楽しみ』異常な発言で撤回すべきではないかがいまSNSで激しい論争を呼んでいる。 事の発端は、ナインティナインの岡村隆史氏が深夜ラジオ番組で、「コロナ収束後にお金に困ったかわいい女性が風俗で働きに来るだろうから、そのかわいい子につくのを客として楽しみにしよう」という趣旨の問題発言をしたのがきっかけ。藤田氏は記事で、この岡村発言を徹底糾弾、政治・行政的不作為の結果として存在する風俗従事女性のバックグラウンドを物ともせずに嬉々として利用する客たちの問題性を説くとともに、性を売らないで済む社会の実現を呼びかけている。 NPO法人ほっとプラスで困窮者支援を行なっている藤田氏と私は面識はないが、Facebookで長年繋がっていて、社会活動家としてのラディカルさにおいて注目・期待してきた一
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