本書は、『ティール組織』(フレデリック・ラルー、英治出版、2018年)で代表的な事例として紹介されているビュートゾルフをはじめ、15年間で200社以上の組織変革に携わってきたコンサルタントの著者らが、既存の階層型組織から変革する際の重要ポイントや落とし穴を解説した実践書です。 また、翻訳を担当されたお二人は、国内において組織進化の探求とさまざまな組織の実践を支援された方々で、難しい内容をわかりやすく表現しているだけでなく、各章の終わりにコラムとして、ティール組織の理論的な解説や実践に活かすヒントが整理されています。 本書には、「自己組織化の原則」「フレームワーク」などの考え方や「解決指向の意思疎通法(SDMI:Solution Driven Method of Interaction)」のようなコミュニケーション手法が具体的に解説されていますので、組織リーダーやメンバーの方々にとってティー