最初に言っときますが完全にタイトル買い。 だって「鈴木ごっこ」なんてちょっとほのぼのとした感じもあって、いかにもおもしろそうでしょ。実際おもしろいんだけど。 鈴木ごっこ (幻冬舎文庫) 作者: 木下半太 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/07/03 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る でも導入部分は全然ほのぼのとなんてしてないんだなあ。 よくわからない状況と、暗い感じの出だしから受けるタイトルの印象とは違う雰囲気に、ミステリー好きとしては期待が高まる高まる〜。 四月一日。 気が滅入るような小雨がシトシトと降り続く午後十一時、わたしは膝の上で両手を握り締めてじっと食卓を見つめていた。 それは美しい食卓だった。誰もが憧れるような。すべての家族が笑顔になるような。 インターホンが鳴った。とうとう、やってきた....。緊張でキリキリと胸が痛くなる。 夫