ブックマーク / realsound.jp (91)

  • 『ガルクラ』『数分間のエールを』は日本アニメの“到達点”に 3DCGで追求した手描きの良さ

    「日はアニメの国」だと世界的なイメージとなっているが、その歴史も特徴も、世界のアニメーションの流に位置していたというよりは、独自の表現スタイルを突き詰めることで支持を拡げてきた。 例えば、世界的にアニメーション制作は現在、3DCGを用いることが一般的だが、日は手描きの作画が主流である。 そんな日でも3DCGアニメーションは制作されている。だが、手描きアニメの国ゆえに、常に「手描きの作画と比べてどうなのか」という視点で議論される宿命にある。その議論ゆえなのか、日の3DCGアニメはかなり特異な方向へと発展している。「手描きアニメのエッセンスをいかに取り入れるのか」という課題に挑み続け、来なら1秒24フレームで全身を動かすフルアニメーション表現も可能なところ、敢えてリミテッドな表現の魅力を追求し、立体的な造形物であることを強調するよりも、2Dっぽいルックに見せる努力をしてみたりなど、

    『ガルクラ』『数分間のエールを』は日本アニメの“到達点”に 3DCGで追求した手描きの良さ
    yarumato
    yarumato 2024/06/18
    “日本のCGアニメ興味深い作品『ガールズバンドクライ』と劇場アニメ『数分間のエールを』”
  • 菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」

    浅田彰『構造と力 記号論を超えて』(中公文庫) 1980年代のニュー・アカデミズムを代表する一冊『構造と力 記号論を超えて』が中公文庫で文庫化され、大きな反響を呼んでいる。批評家の浅田彰がドゥルーズなどのポストモダン・現代思想を明晰に体系化した同書は、1983年の初版刊行当時、社会現象になるほどの大ベストセラーとなった。 40年ものあいだ読み継がれてきた名著の文庫化にあたって、リアルサウンドブックでは、音楽家・文筆家の菊地成孔氏とDos Monosのラッパー・トラックメイカーの荘子it氏が書について語り合う対談を行った。菊地氏は2003年、自身が主催するバンド・DC/PRGで『構造と力』と題するアルバムを発表するなど、浅田氏から影響を受けている。荘子it氏は、学生時代に菊地氏の著作などから遡る形で書『構造と力』を知って、読み耽ったのだという。第一線の音楽家の二人は、書をどのように読ん

    菊地成孔×荘子it『構造と力』対談 「浅田彰さんはスター性と遅効性を併せ持っていた」
    yarumato
    yarumato 2024/06/11
    “内容的にも、前段の話をずっとしてる。近代がいかに複雑な構造を備えたシステムであるか、がほとんど。ポストモダンの話、つまり構造からズレる力に言及するのは、ほぼ最後だけです。”
  • 新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」:草野華余子に聞く、音楽を届けるために大事なこと「ちょっと傲慢になってもいい」

    ホロライブプロダクション所属のVTuber 天音かなたの新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」がスタート。同連載は、自身でも楽曲制作を行う天音かなたがホストを務め、様々なアーティストやクリエイターにインタビュー。音楽制作のプロセスやアーティストとしてのスタンスについて話を聞いていく。 第1回目のゲストは草野華余子。LiSAをはじめ、西川貴教、A.B.C-Z、FANTASTICSといった幅広いアーティストに楽曲提供する作詞作曲家であり、シンガーソングライターとして自らもステージに立つ“二足の草鞋型アーティスト”だ。 インタビューでは、草野華余子の音楽活動を始めたきっかけから、楽曲提供をする上で大事にしていること、アーティストとしての心構えなどを天音かなたが掘り下げる。(編集部) 曲を作るときは絶対にお酒飲まない(草野) 草野華余子 天音かなた(以下、天音):今回は対談をお引き受けいただいて、

    新連載「天音かなたは音楽を学びたい!」:草野華余子に聞く、音楽を届けるために大事なこと「ちょっと傲慢になってもいい」
    yarumato
    yarumato 2024/05/06
    “自身でも楽曲制作を行うVTuberがホストを務め、様々なクリエイターにインタビュー。紅蓮華 作曲家「音楽でご飯を食べれるまで20年。アルバイト15年。音楽が人生の喜びなので、プライベートはゼロでもいいんです」”
  • Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた

    Z世代を中心に勢いを増している“オールドコンデジブーム”。30代の筆者にとって、コンデジは学生時代を彷彿とさせる懐かしい存在だ。だが、その懐かしさを知らない世代の若者のあいだで、なぜかいまコンデジが流行している。 流行の火種は、TikTokやInstagramといったSNSだ。アプリ内で「デジカメ」「コンデジ」といったワードを入力すると、写真だけではなくオールドコンデジの入手方法や設定の仕方、画像の取り込み方法まで紹介されている。 今回は、オールドコンデジのコーナーを店内に設置している、中古カメラ専門店『2nd BASE』を訪ね、いまのコンデジブームについてどう感じているのか、現場の目線で語ってもらった。また、具体的にはどの機種が人気なのか、レトロな仕上がりで撮影できる方法やコツについても教えてもらった。 音楽業界まで広がりを見せるオールドコンデジブーム 『2nd BASE』は、秋葉原の高

    Z世代に「オールドコンデジ」なぜ流行? 秋葉原のカメラ専門店で聞いてみた
    yarumato
    yarumato 2024/03/24
    “コンデジの行き着く先はSNSだ。2020年から再燃した『写ルンです』に比べ、現像代がかからず充電すれば何度でも使えるデジカメは、若者の求める“手軽さ”にマッチしたのかも。”
  • 『FF14』など手がける吉田直樹に聞く“ゲーム創作論” 「制約を理解し、ブレイクスルーを作る」ことのおもしろさ

    FF14』など手がける吉田直樹に聞く“ゲーム創作論” 「制約を理解し、ブレイクスルーを作る」ことのおもしろさ リアルサウンドテックの新連載「ゲームクリエイターの創作ファイル」では、“ゲーム作り”にフォーカスしてクリエイターたちにインタビュー。その真髄に迫っていく。 第1回はオンラインRPG『FINAL FANTASY XIV』(FF14)のプロデューサー兼ディレクター(P/D)として知られ、2023年に発売されたアクションRPG『FINAL FANTASY XVI』(FF16)ではプロデューサーを務めた吉田直樹氏に、多忙を極めた日々のエピソードや過去の思い出深い出来事、そしてゲーム作りのおもしろさについて聞いた。 「プロデューサー」と「ディレクター」にもうひとつ「プロデューサー」が乗っかってきた ――『FF14』のP/Dを務めながら、昨年はプロデューサーを務める『FF16』の発売という大

    『FF14』など手がける吉田直樹に聞く“ゲーム創作論” 「制約を理解し、ブレイクスルーを作る」ことのおもしろさ
    yarumato
    yarumato 2024/03/17
    “客「もうちょっと難しくていい」 わかりました難易度ハードを用意しますね。「難しすぎんだろ!」 怒られた……。客に『簡単だった』と言われてちょうどいい。ストレスをなくすのとゲームがぬるいは紙一重”
  • スピルバーグからの影響やVFX、AIの話題も 山崎貴、ハリウッドで『ゴジラ-1.0』を語る

    2023年12月1日に北米で劇場公開された『ゴジラ-1.0』は世界興収1億ドルを突破。さらに、北米での爆発的な人気によって日を含む世界興収よりも北米興収が上回り、非英語映画としては『グリーン・デスティニー』(2000年)、『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年)に次ぐ歴代3番目の興行成績を収めている。1月22日にノミネーションが発表された第96回アカデミー賞の視聴効果賞に日作品として、そしてゴジラの70年の歴史で初めて候補入りし、受賞の機運も高まっている。山崎貴監督が監督・脚・VFXスーパーバイザーを務め、監督と視聴効果を兼任し同部門にノミネートされたのは、『2001年宇宙の旅』(1969年)のスタンリー・キューブリック以来だという。 昨年末に視聴効果部門ショートリストの10作品に入り、1月にはベイクオフ・イベント(プレゼン)を行った山崎監督および白組のVFXチームは、2月に入

    スピルバーグからの影響やVFX、AIの話題も 山崎貴、ハリウッドで『ゴジラ-1.0』を語る
    yarumato
    yarumato 2024/03/03
    “監督「VFX(視聴効果)の現場にいるし監督兼任なので、違うと思えばすぐ言えて効率的。VFXのプロセス最初のモデリングから最終的な画まで1人で担当するから効率的。企画通すために監督になるために脚本書いた”
  • 福岡晃子が語る“microKORG愛” チャットモンチーでもソロワークでも活躍する名機の「トリッキーな使い方」

    2002年に発売され、世界的大ヒットを記録した小型シンセサイザー『microKORG』。デビューから22年の時を経ても色褪せず、ミュージシャンたちからは“名機”と呼ばれる一台だが、2023年にはスケルトン仕様の『microKORG Crystal』が発売され、大きな話題を呼んでいる。 そこでリアルサウンドテックでは、microKORGを愛してやまないミュージシャンにインタビューを行う企画を実施。今回はチャットモンチーのベーシストとしてデビューし、現在はaccobin名義でソロ活動を行う福岡晃子にインタビュー。自身のキャリアやチャットモンチー時代の秘話、”ベーシストならではのmicroKORGの使い方”、そして新製品である『microKORG Crystal』について、たっぷりと話を聞いた。(編集部) 「microKORGは3人体制のときから使っていた」 福岡晃子 ――まずは福岡さんが音楽

    福岡晃子が語る“microKORG愛” チャットモンチーでもソロワークでも活躍する名機の「トリッキーな使い方」
    yarumato
    yarumato 2024/02/10
    “小型シンセサイザーmicroKORG(2002)は名機と呼ばれ、2023年スケルトン仕様microKORG Crystal発売。2人体制になってギターとドラムでライブしてたが低音が足りない。ベースが安心感とかグルーヴにも繋がると思ってmicroKORG”
  • 利き腕を骨折した専業ライターが片手用キーボード『Froggy』で苦境をしのいだ話

    これはキーボードを筆頭とするインターフェイスが大好きなフリーライターの白石が、昨年10月に利き腕を骨折、そこから片手用キーボード『Froggy』により10000字を書いて、骨折中の期間をどうにかしのいだ10月の記録です。当に助かったので、片手でキーボードを打つすべての人にこのキーボードを広めたい……! 自己紹介と悲劇の日 改めて、フリーライターの白石です。RealSoundでは主にテクノロジーやライブ・エンターテインメントにまつわるコラムやインタビューを執筆しています。演劇学科を出てからパソコン専門誌の編集者としてキャリアを始めた経歴もあって、ライターとしてはメディア・アートや舞台芸術、音楽ライブのレポート、MaciPhoneなどのApple製品にまつわる記事などを書くことが多いです。 そんな私が寝ぼけたまま家の近くですっ転んだのは、10月中旬のこと。雨の振り始めた昼過ぎにスロープへ足

    利き腕を骨折した専業ライターが片手用キーボード『Froggy』で苦境をしのいだ話
    yarumato
    yarumato 2024/01/13
    “習得の難しさも覚悟して導入したが、実際には、使用開始後3日目にはほぼ見ないで打てる。導入後9日目にタイピングソフトで計測したところ、タイプ速度は「1.9key/秒」。普段両腕では「6key/秒」なので能率は1/3程度に”
  • ヒャダイン×光田康典『スーパーマリオ』対談 サントラの緻密な仕掛けからゲーム音楽の変遷まで

    今年4月末に公開されて以降、国内興行収入140億円、総動員数が980万人を突破し、日で公開された洋画アニメ作品歴代2位の興行成績を叩き出した映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。さらに全世界興行収入は13億ドル(約2,039億円)を突破し、歴代興行成績の第17位を記録するなど、まさに歴史に残るメガヒットムービーとなっている。原作である任天堂のゲーム「スーパーマリオ」シリーズへのリスペクトとオマージュがふんだんに込められ、大人から子どもまで存分に楽しめる作だが、そのオリジナルサウンドトラックのCD/LPが8〜9月にかけて発売された。 今回は、数々のポップスからアニメ/ゲーム劇伴までを手がけるヒャダインと、「クロノ・トリガー」や「ゼノブレイド」シリーズをはじめ、『マリオパーティ』でも作曲を担当している光田康典による対談をセッティング。たくさんの仕掛けが詰まった『ザ・スーパーマリオ

    ヒャダイン×光田康典『スーパーマリオ』対談 サントラの緻密な仕掛けからゲーム音楽の変遷まで
    yarumato
    yarumato 2023/12/23
    “昔のゲーム音楽は鳴らせる音数が限られていたので、フォーカスがメロディに1点集中だった。そうすると作曲家はみんな「良いメロディを書く」に力を入れるので、記憶に残る音楽が多くなる。”
  • ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家 樋口恭介が考える、生成AIの知性

    AIは高次元の世界を数学的に処理できる(かもしれない) ーー今後、AIの発展によって知性が多様化していきそうです。樋口さんが今想像しうるところでは、どんなタイプの知性が登場するでしょう? 樋口:これまで話したように、現状ではAIは自律的な発展を制御されているので、あまり多様性は生まれないだろうと思います。つまり、人間ができることをいかに高精度に模倣していくかになるはずです。でもそこでAIの自由を考えて、AIがやりたいことをやれるようになると、状況は変わるでしょう。 AIは複数同期が可能ですし、コピー複製ができるから寿命がありません。さらに何にでも搭載できるので、例えば宇宙船に自己を投影して宇宙の果てまで到達することもできるでしょう。距離的だけでなく、サイズ的にもそうですね。人間が認識できないほど小さな素粒子レベルになって、その世界を探索することもできるはずです。 ーー人間の能力を大きく超え

    ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家 樋口恭介が考える、生成AIの知性
    yarumato
    yarumato 2023/09/24
    “現状ではAIは自律的な発展を制御されているので、多様性は生まれない。つまり人を高精度に模倣するだけ。人は4次元までしか認識できないが、AIは高次元の世界を数学的に処理して12次元生命体になるかも”
  • ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家 樋口恭介が考える、生成AIの知性

    数値化できない情報はない ーー生成AIが回答を出すプロセスについて、これを「新たな知性」と呼べると思いますか? 樋口:はい、そう思っています。ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)は、ある単語を出力したら、それと結びつきが強い次の単語を学習結果から予測して、数珠繋ぎにしていく仕組みです。「そんなものは思考ではなく、次の単語を予測した組み合わせにすぎない」などという批判を目にするたびに、でははたして人間はそれ以上のことができているかというと、甚だ疑問に感じます。「ChatGPTの出力プロセスが知性じゃないなら、俺の思考も知性じゃねえ!」とさえ思います(笑)。 実際、自分が喋っているときもそんな感じだと思うんですよね。結局のところ、人間だって学習結果をもとに、統計的に妥当に思われる単語を次から次に引っ張り出しているだけなのではないか。そもそも思考や意識とは何なんだろうと考えさせられます

    ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家 樋口恭介が考える、生成AIの知性
    yarumato
    yarumato 2023/09/24
    “「ChatGPTの出力プロセスが知性じゃないなら、俺の思考も知性じゃねえ!」とさえ思います(笑)。実際、人だって学習結果をもとに、統計的に妥当に思われる単語を次から次に引っ張り出しているだけ”
  • ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家 樋口恭介が考える、生成AIの知性

    樋口恭介『構造素子』(早川書房) 文章、画像、音楽、動画など幅広い分野の生成AIがあるなか、とりわけ昨今注目が集まっているのはChatGPTだ。インターネット上の大量のテキストデータを学習した、いわゆる大規模言語モデル(LLM)で、ユーザーがチャットで質問や指示を投げかけると、高精度の回答をまるで人間であるかのように返してくれる。 『構造素子』(早川書房)や『未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉』(筑摩書房)などの著作で知られるSF作家・批評家の樋口恭介氏は、そんなChatGPTを「リスペクトをしている」と語る。SF的な発想をもとに新たな価値や事業を模索するメソッド「SFプロトタイピング」のアイデアをもらったり、小説や批評の執筆時に利用したりしているという。ChatGPTはどのような点が画期的なのか。これからの時代に、作家、批評家、クリエ

    ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家 樋口恭介が考える、生成AIの知性
    yarumato
    yarumato 2023/09/24
    “単なる道具と見ていたが、役割定義をすると、対等な存在になり、むしろ尊敬すべき作家が目の前にいると感じた。ChatGPTを執筆に使うなら、作家である以前に優れた読書家で編集者であることが小説の質に直結する”
  • 千葉雅也 × 速水健朗が語る、テクノロジーと創作の共進化 「マルチウィンドウは再評価すべき」

    千葉雅也の三冊目となる小説『エレクトリック』(新潮社)は、1995年の栃木県宇都宮市を舞台に、高校二年生の主人公・達也が東京へ憧れながら、広告業を営む父と過ごした日々を描いた青春小説だ。黎明期のインターネットをはじめとした当時のメディア環境を細かに描き出しているのも特徴で、2023年7月に『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』(東京書籍)を著したライターの速水健朗も大きな感銘を受けたという。 1995年はどのような時代で、地方都市で暮らしていた少年たちは何を夢みていたのか。そして、メディアやテクノロジーの発展は創作にどんな変化をもたらすのか。千葉雅也と速水健朗の対談をお届けする。(編集部) メディアの変化と新しい時代への期待があった1995年 千葉雅也『エレクトリック』(新潮社) 速水:『エレクトリック』は1995年の栃木県宇都宮市を舞台にした小説です。真空管オーディオとCD、

    千葉雅也 × 速水健朗が語る、テクノロジーと創作の共進化 「マルチウィンドウは再評価すべき」
    yarumato
    yarumato 2023/09/10
    “昨今の息苦しさは、iPhoneのシングルウィンドウで没入する画面が作用しているか。マルチウィンドウは引いた視点が成立する。小説を読む際も、細部に全てが凝縮されている思想。細かい呼吸を感じることを重視”
  • 目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー

    ーーMisskeyは今後どのように進化・発展していくのでしょうか。 syuilo:さまざまな「ポスト・ツイッター」サービスが注目されているなかで、Misskeyとしては「ニッチを埋めるサービス」になれると良いのではないかと考えています。Xの規制が強まっている影響もあり、Misskeyのユーザー層としてはIT技術者やイラストレーター、コンポーザーといったクリエイターがとても多く、今後も自然とそういった住み分けがされていくものと思います。具体的にどのようなコミュニティを作るのかは各インスタンスの運営者次第ですが、開発者としてはXやThreadsと同じようなものを作っても面白くないので、「Misskeyにしかない特徴」を突き詰めて、Misskeyの魅力を高めていきたいです。 村上さん:同じく、いまMisskeyを楽しんで使っているユーザー層、つまり技術者やイラストレーター、同人作家、VTuber

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー
    yarumato
    yarumato 2023/09/09
    “いまMisskeyを楽しんで使っているユーザー層、つまり技術者やイラストレーター、同人作家、VTuberとそのファンの方々が、もっと快適に楽しく過ごせる場所になればいい。ThreadsやInstagramの客層とは違う、オタク向けのmixi”
  • 目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日SNSMisskey』開発・運営インタビュー ーーXの騒動には営利企業がインフラ化した巨大SNSを運営することの限界を感じます。中央集権的な運営体制が非難されることも多く、こうした体制に対するカウンター、あるいはこうした状況を脱却する思想として、Web3であるとか、分散型SNSFediverseみたいな考え方を捉えることができる。こうした思想、構造は今後、正しく機能していくのか、大きく人々に普及するのか、ということについて、SNSを運営されている立場からどのように考えていますか。たとえば分散型SNSはいろんな期待を持たれていますが、その期待に応えられるのでしょうか。 村上さん:これは率直に言うと「応えられない」と思います。理由としては、たとえばMastodonとかもそうですが、そもそもソフトウェアの設

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー
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    yarumato 2023/09/09
    “分散型は人類にはまだ早い。分散型SNSはすべての投稿が全部のインスタンスにコピーされて非効率。投稿を消せない(相手サーバーに残る)。自分の投稿は一生残ると思って発言することが大事”
  • 目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日SNSMisskey』開発・運営インタビュー この1年、『X(旧・Twitter)』に大きな変化が起きている。イーロン・マスクによるTwitter社の劇的な買収劇にはじまり、サードパーティアプリの停止、APIの有料化、名称変更、大量のユーザーアカウントを停止する“凍結祭り”など、これまで恩恵を享受してきたユーザーにとってネガティブな出来事も多く、こうした事件が起きるたびに「ポスト・ツイッター」について議論がなされてきた。 個人的にもXに変わるテキストSNSの動向は注視しており、Meta社が公開したテキストSNS『Threads』のレビューや、『Mastodon』に代表される分散型SNSを取り巻く状況についても都度レポートしている。今回は分散型SNS、『Misskey』の開発を行うsyuilo氏と同サービ

    目指すのは「オタク向けmixi」「平成のインターネット」……? ユーザー爆増の純日本産SNS『Misskey』開発・運営インタビュー
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    yarumato 2023/09/09
    “2023年8月、サーバー費が月に200万円、最適化によって将来は月50万円に下がる見込み。捻出についてはポケットマネーとユーザーからの支援。日本はスパチャ(投げ銭)率が世界一の、他人への支援に積極的な国”
  • 佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」 ――番組タイトルでもあり、星野さんと若林さんのユニット名でもある『LIGHTHOUSE』は、どのような理由で付けられたのでしょうか。 佐久間:「灯台下暗し」とも言いますけど、それこそ星野さんと若林さんを表現するのに、人を照らしながらも足元は真っ暗なふたりだなと思っていたんですよね。それで企画書に書いたんですよ。最初は『星野と若林の1year』って仮タイトルだったんですけど、何かユニット名があったほうがいいなと思って。 ――「人を照らしながらも足元は真っ暗」とおふたりのことを表現されましたが、佐久間さんから見た星野さんと若林さんの共通点は、ほかにどんなものがありますか? 佐久間:ふたつあります。ひとつは、繊細で柔和なように見せてめちゃくちゃファイ

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」
    yarumato
    yarumato 2023/09/09
    “やってないことをやって人から笑われる人生のほうがいいっていう結論にたどり着いたんだ。 自分のことを大事にしないと潰れちゃうし、いい仕事もできないなと。”
  • 佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」 星野源と若林正恭によるNetflix番組『LIGHTHOUSE』が大きな話題となっている。全6回、月に一度のふたりが“悩み”をテーマに語り合う様子を、半年間記録したトーク番組だ。 星野と若林はこれまで、『あちこちオードリー』(テレビ東京)での星野のゲスト出演や、星野源オフィシャルイヤーブック『YELLOW MAGAZINE 2021-2022』での対談、『星野源のオールナイトニッポン』で披露された楽曲「Pop Virus feat.MC.waka」、オールナイトニッポン55周年記念ジングルなど、数々のコラボレーションと会話を続けてきた。 若き日の葛藤、人間関係の苦しみ、社会への意識、クリエイターとしての内省など、共鳴するふたりが紡ぎ出す言葉に注

    佐久間宣行が星野源&若林正恭との『LIGHTHOUSE』で感じた“セルフケアの重要性”  「共感性が高いことは大事だが、この時代に生きるのは大変」
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    yarumato 2023/09/09
    “特に配信作品って、「一気見したくなる物語性」と「繰り返し見たくなる作品性」の両方がないと成立しにくい。本人の思想が変わっていったりするんですよ。ドラマ性とドキュメント性が感じられる。”
  • 日本と中国で根本から違う「ゲーム作り」の考え方  『原神』『崩壊』で約5400億円の売上を叩き出したmiHoYoの快進撃から読み解く

    アプリのセールスランキングに名前が載っているのだから、比較対象は同じくそこに名を連ねている作品であるべきなのだが、稿ではそれを基準に考えることに対して提言を試みたい。ひとくちに「スマホゲー」と言っても、そこにある体験は千差万別である。したがって、そこに当てはめて考えることによって解像度が下がる作品もあるはずだ。 筆者は『原神』や『崩壊』シリーズがそれに当たると考えている。中国出身の友人(日ゲーム会社に務めているアラサー世代)いわく、「日中国におけるゲーム作りは根から考え方が違う」という。多くの場合、日ゲームメイカーは「スマホゲーム」として制作する場合、明確にスマホ用として開発する。一方、中国ゲームデザインは、先にゲームの体験や内容から考えるという。そこにコンシューマかスマホかといった区別はなく、それゆえにマルチプラットフォームであることが求められるのだと。これについては『

    日本と中国で根本から違う「ゲーム作り」の考え方  『原神』『崩壊』で約5400億円の売上を叩き出したmiHoYoの快進撃から読み解く
    yarumato
    yarumato 2023/06/23
    “日本のゲーム会社に務める中国出身の友人「日本は明確にスマホ用として開発。一方、中国のゲームデザインは、コンシューマかスマホかの区別はない。ゲームとしてプレイできる連続アニメ作品”
  • 『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦の絵をいかに3DCGで再現? CG担当が明かす制作過程

    『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦の絵をいかに3DCGで再現? CG担当が明かす制作過程 レタッチ工程を通常よりも増やしたことが作家性の発揮につながった ーー井上監督の絵をCGアニメーションで再現するにあたって、ドローイングツールを用いてかなりの量を描きこんでいるように見えます。井上監督ご自身も含めてかなりの分量を描いているようですが。 中沢:基的に言葉だけでやりとりするのは難しいと思っていました。なので、作ったアニメーションに対して、井上監督に直接描いてフィードバックしてもらうやり方をしていたんです。監督が描く必要があると判断されたものは全て描いています。監督が描かれるチェックフローの段階はいくつかあって、今話したのは第一段階でアニメーターに対しての修正指示です。その後に、監督に最終絵に直接反映されることを意識して描いてもらう工程もありました。 ーー作画監督のお仕事のよ

    『THE FIRST SLAM DUNK』井上雄彦の絵をいかに3DCGで再現? CG担当が明かす制作過程
    yarumato
    yarumato 2023/04/19
    “本来、撮影が終われば作業は終わりだが、撮影された絵に対して井上監督が直接描いて加筆、修正をもらい、それをもとにアニメーターが描きこみ。井上監督が最終結果に携わったからこそ、センスに溢れたものに”