ドランド・ピエトリ(Dorando Pietri、1885年10月16日 - 1942年2月7日)は、イタリアのマラソン選手。1908年開催のロンドンオリンピックのマラソンにおいて、トップでゴールしながらもゴール直前に倒れたところを係員に助けられたとして失格となったことで知られる。 人物[編集] ロンドンオリンピック(1908年)まで[編集] ピエトリは、イタリアのエミリア=ロマーニャ州出身で、若い頃は菓子屋の店員として働いていた。1904年に当時イタリアでもっとも有名なランナーであったペリクーレ・パグリアーニがピエトリの地元のレースに参加したときに、ピエトリはそのイベントに魅せられて参加し、パグリアーニよりも先着した。数日後、ピエトリは長距離界にデビューし、ボローニャで行われた3000mで2位に入る活躍をしている。 翌年、パリで行われた30kmレースで勝利し、初めて国際的な成功を収めた。