2005年の開業以来、沿線開発の急速な進展で利用者数が増え続けているつくばエクスプレス(TX)。同線を運営する首都圏新都市鉄道は5月末、現在6両編成の列車を8両化する事業に今年度から着手すると発表した。 TXの2018年度の1日当たり輸送人員は約38万6000人で、2008年度と比較して13万人近く増加。2010年度に160%に達した混雑率は列車の増発でいったん146%まで下がったものの、2018年度には過去最高の169%まで上昇した。 今後も沿線人口の増加が見込まれるだけに、利用者にとっては「待望」の8両編成化。だが、実現するのは今から10年以上先、2030年代前半の予定だ。沿線住民や自治体関係者からは「もっと早く……」との声も漏れる。 朝は車内も駅も混雑 TXは朝ラッシュ時の上り列車54本について、各列車の混雑度を6段階に分け「見える化」した表を公式サイトで公開している。平日上りのピー