福島産、20分で完売 都内で青果物安全PR 買い物客でにぎわう福島県産青果物フェア=東京都中央区 全農福島県本部は2日、福島第1原発事故の「風評被害」に苦しむ県産野菜や果物の安全性をPRしようと、東京の県八重洲観光交流館前で青果物フェアを企画した。大勢の買い物客が集まり、商品は20分ほどで完売した。3日も開かれる。 イチゴ40パックのほか、アスパラガス、キュウリ、シイタケ、タラの芽を販売。東京福島県人会のメンバーも駆け付け、募金を呼び掛けた。 暫定基準値を超える放射性物質の検出に伴い、政府が福島県産の葉物野菜や原乳を出荷停止にした影響で、他品目も買い控えなどによる価格暴落に見舞われている。 東瀬英治東日本園芸販売事務所長(51)は「消費者の不安を取り除き、イメージ回復に取り組む」と強調。相羽史朗県人会理事長(77)は「早期に原発事故を解決し、復興への道を開いてほしい」と願った。周辺の