今月1日から販売が禁止された牛の生レバー。消費者団体「食のコミュニケーション円卓会議」が6月、「放射線による殺菌」を検討するよう、厚生労働省に要望した。食品への放射線照射は殺菌効果が高い一方、消費者には抵抗感が強い。安全性をめぐる議論を追った。【小島正美】 同円卓会議は国への要望とともに、レバーへの放射線照射を独自に実験した。日本原子力研究開発機構の高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)の協力を得て、真空パックで冷凍された国産の生レバーで実施。放射線照射によりレバーの風味や色がどう変わるかをテストし、解凍前・後の照射で差が出るかも調べた。 コバルト60を使い、ガンマ線(レントゲン検査のX線と同種)を当てた。線量は1・5キログレイと3キログレイ。グレイは吸収線量の単位で、ガンマ線の1グレイはほぼ1シーベルトに相当する。一般市民ら17人が参加し、皿に切り分けられた生レバーに顔を近づけ、においや色に
◇政治論議も花が咲く 栄養過剰な鳥の肝臓 苦みと甘み、とろーり キャビア、トリュフとともに世界3大珍味に数えられ、フランス料理の代名詞ともいえるフォアグラ。鳥に過剰に餌を与えて脂(グラ)の乗った肝臓(フォア)を食す料理だ。さすがグルメのフランス人は考えることが違う。と思っていたが、その歴史は古代エジプトにさかのぼる。エジプトの4500年前の大壁画には、ガチョウにくちばしから餌を突っ込む人の姿が描かれている。 フランスで本格的に普及したのは18世紀のようだ。文献によると、北東部ストラスブールに住む侯爵の料理人が、美食家の主人のために発明したフォアグラのパテが大人気となり、全国に広がった。今では南西部のアキテーヌ地方が主産地で、フランス産は世界の生産量の7割以上を占める。「無理やり餌を与えるのは動物虐待だ」と、英国、イタリアなどでは生産が禁止されているが、フランスでは05年10月の国民議会(下
iPadの新サービスを発表した(左から)ヒルトン東京ウエディングコーディネーターの太田華奈子さん、オデット・リフシッツ副社長、ヒルトン東京のコンシェルジュ森田寛子さん ホテルチェーン「ヒルトン・ワールドワイド」は13日、米アップルの情報端末「iPad」で、結婚式当日にホテルに来られない人が自宅で式に参加でき、同じ料理を味わえる「おうちde結婚式」など、iPadを活用した日本独自のサービスを発表した。 「おうちde結婚式」は、高齢者や体が不自由な人など当日式に出席できない人のために、新郎新婦の依頼で、挙式当日にスタッフが自宅を訪問し、同様の料理やサービスを提供するもの。スタッフがiPadを持参し、ネットを通じて進行中の会場内の様子を中継、新郎新婦からのメッセージなどもリアルタイムで届けられる。料金は35万円(1件2人)から。 ほかに、各ホテルのウエディングデスクで、式場の様子を宴会場の360
エビなどの食品加工を手がけるエスケー食品(神戸市)が、園山俊二さんのマンガ「はじめ人間ギャートルズ」に登場する「マンモの輪切り肉」を豚肉で商品化した。08年に発表した骨付きの「ギャートルズ肉」に続く自信作で、「クリスマスにはマンモの輪切り肉で」とPRしている。 マンモの輪切り肉は、豚肉を幾重にも巻いて、スチームコンベクションオーブンで焼いたもの。肉を巻くことで、マンガに描かれているマンモスの肉のような輪ができた。「肉本来の味を楽しんでもらうため」(同社企画室)と、薄く塩味だけをつけてある。直径17~18センチ、厚さ約2センチと野性味あふれる大きさで、同社は「両手に持ってかぶりついて」とすすめている。 エスケー食品は08年11月に、「はじめ人間ギャートルズ」に出てくる骨付き肉を「ギャートルズ肉」として限定1300本を発売し、2週間で完売した。翌年2月9日には「ニク」にちなみ2929本が20分
神奈川県厚木市で開催されたB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリin厚木」(実行委、愛Bリーグ主催)は19日、初出展の「甲府鳥もつ煮」(甲府市)を1位のゴールドグランプリに選んで閉幕した。初の首都圏開催とあって、18日からの2日間の来場者は過去最多の43万5000人(主催者発表)。次回は来秋、兵庫県姫路市で開催される。 今大会には過去最多の46団体が出展。過去1位のグルメは審査の対象外とし、来場者が気に入ったグルメにはしで投票(1ぜんで2票)。2日間のはしの重さで順位を決めた。 ◇豊川いなりは6位 愛知県から出展した「豊川いなり寿司(ずし)」(豊川市)=は、初出展で6位に入った。日本3大稲荷の一つ、豊川稲荷の門前町として栄えた市の名物だ。大会には昨年11月、市内の寿司店が味などを競った「いなり寿司食べ比べ選手権」で優勝したピリッと辛さの効いた「わさびいなり」で挑戦。 考案者の藤井雄大さん
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