ネットワーク経由で大量のデータをやりとりしたいが、メインのサービスには影響を与えたくないという場合がよくある。rsyncやscp など、大きなファイルの転送を考慮されたコマンドではネットワーク帯域を制限するオプションが用意されていることも多いが、自作のツールなどに帯域制限を実装するとなるとかなり面倒くさいことになる。 Linux で帯域制限をしたい場合、tc や cgroup を使う方法がよく知られている。ただ、「あるコマンドにネットワークが占領されないように穏やかに実行したい」というニーズに対しては大げさで、またオプションが難解だったり管理権限が必要だったりといったことから二の足を踏む感じのものだった。もっと普段使いに適したツールがないものかと探していたところ、こういったシーンではTricleがかなり有効だと言うことがわかった。 インストール Debian, Ubuntu なら公式からパ