制度概要 地質情報管理士資格検定試験制度の概要 1.地質情報管理士試験の設立の背景 建設工事の製品は、土木工事や建築工事によって建設された目に見える形をした「モノ」であるのに対し、地質調査(業)、設計コンサルタント(業)や測量(業)の製品は、測量図面、地質平面図・断面図、設計図、報告書などである。これらは、用紙に印刷・製本された「本」の形態を取っているが、真に価値のあるものは形のある本というモノではなく、それに印刷されている情報そのものであるといえる。 情報がデジタル化(電子化)されることにより、検索・閲覧に加えて情報の再利用が容易となるために、報告書などが本であった時代よりその存在価値はより大きくなっている。 特に、コンピュータや通信技術の進化とインフラの整備との相乗効果により、地質情報は一般国民が直接目に見える形で公開される、という現実が到来しつつある。例えば、平成18年3月15日に国