2-3日前に本家にも出てましたね。原著論文も読みましたけど、そもそも著者ら自身が論文のタイトルに"a preliminary investigation"と入れてます……正直言うと、"too preliminary"かなぁ、とも思ったりして。 気になる点としては、まずは実験デザイン。ボランティアの学生を対象に普段のコーヒーの摂取量と、幻視幻聴の体験、普段感じているストレスの強さに対する質問について回答を得て、いわゆる横断研究(cross-sectional study)として解析を行ってます。もちろん、介入実験ではないので相関関係は見れても、因果関係は言えないんですが、それはまぁそれとして置いておくとしても、一般に横断研究の信頼性は、介入実験やコホートはもとより症例対照研究よりも一段劣る、という部分がありまして…。 それから幻視幻聴の体験の程度について、2005年くらいに発表されている新し