As-IsとTo-Be Society #3週間ぐらい寝かせてあったエントリですが、良くならなそうなので。 遅まきながら先日手にした「フリーターにとって「自由」とは何か」は、「魂の労働―ネオリベラリズムの権力論」以来の衝撃だった。冷静な現状認識とそれを支える勉強量、異なる属性を持つ他者(正社員、派遣労働者、ニート、ひきこもり、野宿生活者、女性、障害者、第三世界…)への想像力、そして紡がれる魂の叫び。もはやフリーター論を遥かに超えている。まさに「クールヘッド&ウォーム(ホット)ハート」を地でいく著作であり、現時点では「現状分析」に留まるものの、仮に資本主義社会の次の形がありうるとすれば、こうした「現場」からの生の声のみが、その出発地点足り得るのではないかと思った。 さて、ここからいきなりスーパーメタになるのだが、As-IsとTo-Beという言葉がある。通常、企業や政府・自治体のビジネスアーキ