二ヶ月以上前の話になるが、ニューヨーク市で執り行われたAaron Swartzの葬式で、quippedでも訳されているDFWの卒業スピーチ「これは水です」が読まれたそうだ。 「これは水です」を聞く度に思うんだが、自分たちが水の中にいて、それも実は小さな水槽の中の金魚だということをイヤというほど自覚していたAaron Swartzは幸せだったんだろうか。 むしろ水の中にいることを忘れるくらいの即物的で、世俗的で、自己中心的な生き方の方が幸せなんじゃないだろうか。 DFWが語るシンジツと、それを知ることによって得られる心の豊かさというのは、実は幸せとは反比例するんじゃないかと、ふとした時に思うのだ。 人生なにごともバランスである。 相武紗季、ベイエリアに来ないかな。