毎日公開するこの連載では、日本のパソコン業界黎明期に活躍したさまざまなヒーローを取り上げて紹介します。普段は触れる機会の少ない日本のIT業界の歴史を知り、より誇りを持って仕事に取り組むきっかけとなればと思います。 なお、この連載は『パソコン創世記』の著者である富田倫生氏の許可を得て公開しています。「青空文庫」版のテキストファイル(2003年1月16日最終更新)が底本です。
企業各社にとって、人材戦略は非常に重要な課題だ。人材の育成に当たって、トップは何を思うのか。企業を担う若いITエンジニアに何を求めているのか。 「希望する限り、50歳でも60歳でもエンジニアはできる。自分なりのキャリアの築き方を見いだして」。コンピュータの制御にほれ込んで30年あまり。制御について語るときはいまだに目を輝かせるイーソル 代表取締役社長 澤田勉氏が、若手エンジニアに組み込みの仕事やキャリアについてアドバイスする。 ■週末はプログラマ、イーソルの澤田氏 「目標は最年長のプログラマになることです」と笑顔で話す社長がいる。会社トップに君臨しながら現役のプログラマでもあり、ずっとプログラミングを続けたいと願っている。開発への並々ならぬ愛着ゆえだ。「でもね、私のプログラムは(もう現場では)使ってもらえないのですよ」と謙遜(けんそん)して笑う。 いまはどんなプログラムを作成しているのかと
過去、Tech総研ではエンジニアの人間関係にまつわるトラブル事例を題材にした記事を多数掲載してきた。上司や顧客、営業といったトラブルを起こす相手や、SE・プログラマ、研究開発部門といった業種・職種まで、ありとあらゆるシチュエーションを紹介してきた結果、ある1つの共通点を見いだすことができた。 それが今回のテーマ、「自己中」。ワガママで身勝手、常に自分のことしか考えず、都合が悪くなると仕事を丸投げして他人に責任を押し付ける……。人間関係トラブルの「元凶」ともいえる自己中人間は、われわれの職場環境に多数生息している。 今回、200人のエンジニアに「身近な自己中人間とのトラブル事例」について聞いてみたところ、6割近くが「自己中人間=上司」と回答(図1)。 回答者の多くが20、30代ということにも起因するが、それだけ身近な上司に悩まされているエンジニアが多いことも事実。 まずはそんなエンジニアたち
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