ブックマーク / gendai.media (12)

  • 「フィラメントはなぜ切れる?」この疑問が、量子力学を切り開く!(ようこそ量子)

    「あ、電球が切れてる……」 こんな何気ない日常の一コマが、じつは量子の世界の入り口なのです。 「テラヘルツ」という帯域の電磁波の研究から「なぜフィラメントが切れるのか」という日常の疑問を解決した東京大学の平川一彦教授に、その理由を聞いてみました。 「白熱電球時代」からの技術課題 巷では最近、LED電球でも白熱電球を懐かしむかのような「フィラメント型」が、親しまれているようだ。LEDは、白熱電球に比べて寿命が長いと言われているが、そうは言っても永遠に光り続けるわけではない。 では、フィラメントはいつ切れるのだろうか? 実はこれ、白熱電球の時代から長らく研究されてきた技術課題なのだそうだ。 東京大学生産技術研究所の平川一彦教授は、テラヘルツという帯域の電磁波を操作する研究を続けているうちに、なぜフィラメントが切れるのか、そのあっけないほど簡単な原理を発見したという。 その後も引き続きテラヘルツ

    「フィラメントはなぜ切れる?」この疑問が、量子力学を切り開く!(ようこそ量子)
  • 富野由悠季が語り尽くす、21世紀の日本人が克服すべき「呪縛」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    ガンダムの生みの親・富野由悠季監督が、最新作『Gのレコンギスタ』の裏側から技術と人間のあり方、さらには文明論まで語るインタビュー。締めくくりとなる今回は、「黄昏の時代」を迎える日がこれから何を大切にすべきか、という問いにたどり着く――。(聞き手/部谷直亮[慶應義塾大学SFC研究所上席所員] 写真/西崎進也) いまはメディアもコミュニケーションも兵器も、それから金融も全てバーチャルになりつつある。21世紀から22世紀に至る時代、このリアルとバーチャルが融合してゆく時代に、われわれはリアルにもう一度立ち戻らなくちゃいけない。だけど、それができるだけの知性をわれわれは持っているだろうか……というようなことを、石田先生は『新記号論』の最後で書いています。 なるほどと思ったのは、いまネット上で広がっている議論って、あれは議論でも何でもなくてコピペなんだ、模倣なんだと。そして、記号論で考えると、模

    富野由悠季が語り尽くす、21世紀の日本人が克服すべき「呪縛」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz
  • 富野由悠季が語り尽くす、技術の残酷さと「GAFAに対する違和感」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    ガンダムシリーズの生みの親・富野由悠季氏に、最新作『Gのレコンギスタ』に込めた思いをはじめ、現代社会の問題、作品づくりにおける哲学を聞くロングインタビュー。中編では、作品論から「技術と人間」という普遍的テーマへと話題が広がってゆく。(聞き手/部谷直亮[慶應義塾大学SFC研究所上席所員] 写真/西崎進也) 「技術の進歩=善」ではない ――『Gのレコンギスタ』では、かつてあまりに高度な科学技術が人類を滅ぼしかけたことの反省から、旧時代の技術の使用が、危険な「タブー」として制限されています。この設定には、どんな思いが込められているんですか? 富野 ガンダムワールドには宇宙世紀という戦争ばかりの時代があって、いったん人類はほとんど絶滅したという状況で、だから『Gのレコンギスタ』の世界の人々は、技術はもうこれ以上進歩させてはならないと考えてるわけです。僕自身もそういう発想を、10年ほど前から抱いてい

    富野由悠季が語り尽くす、技術の残酷さと「GAFAに対する違和感」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz
  • 富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz

    『機動戦士ガンダム』の放送が始まった1979年から数えて、2019年は40周年の節目の年だった。ガンダムシリーズの生みの親として知られる富野由悠季氏(78歳)はいま、昨年11月末から全5部構成で上映が始まった、最新作『Gのレコンギスタ』(以下『G-レコ』と表記)劇場版制作の真っただ中だ。 昨年末、富野監督が多忙をぬってインタビューに応じてくれた。筆者は子どもの時から富野監督の作品の大ファンで、「技術戦争」に関する研究をするようになってから、監督が描き続けている「戦争と人間」「技術をどうとらえるのか」というテーマについて、いつかお話を伺いたいと思っていた。 インタビューは2時間にわたった。『G-レコ』で描こうとしたものの質から、技術論、環境問題、GAFAへの違和感、日という国が目指すべき道まで、富野監督のイマジネーションは広大無辺の宇宙のごとく展開し、聞くものを圧倒するが、いずれも一貫

    富野由悠季が語り尽くす「G-レコとガンダムシリーズの本質的な違い」(富野由悠季,部谷 直亮) @gendai_biz
  • 山中伸弥が「人類は滅ぶ可能性がある」とつぶやいた「本当のワケ」(山中 伸弥,浅井 健博) @moneygendai

    タモリさんと山中伸弥さんが司会を務めたNHKスペシャル「シリーズ人体Ⅱ遺伝子」は、今年高視聴率を獲得した番組として話題になった。背景にあるのは、現在急速に進む「遺伝子」研究への期待と不安――。技術は日々進化し、テレビで遺伝子検査のCMが流れる時代にあって、ゲノム編集で人体が「改造」されるのもそう遠くないのではないかと考える人もいるだろう。 今回、そんな『シリーズ人体 遺伝子』書籍化のタイミングで、特別対談が企画された。生命科学研究のトップリーダー山中伸弥さんと浅井健博さん(NHKスペシャル「シリーズ人体」制作統括)が、いまなぜ生命倫理が必要か――その最前線の「現実」を語り明かした。 山中さんの踏み込んだ発言 「人類は滅ぶ可能性がある」――これは収録中、司会の山中伸弥さんがつぶやいた言葉である。 私たち取材班は、番組を通じて、生命科学の最前線の知見をお伝えした。どちらかといえば、その内容は明

    山中伸弥が「人類は滅ぶ可能性がある」とつぶやいた「本当のワケ」(山中 伸弥,浅井 健博) @moneygendai
  • 土井善晴はどうして「家の中の多様性」を大切にするのか(中原 一歩) @gendai_biz

    【前編】はこちら 朝に「赤福」べたら何があかんの? かつて土井が投稿したツイートが物議を醸したことがあった。 それは何気ない土井の朝の献立だった。伊勢名物のあの「赤福」にワカメのお味噌汁——。 いただいた赤福のあさごはん。 こんでええやん。 pic.twitter.com/e1mc4yfuIm — 土井善晴 (@doiyoshiharu) September 3, 2018 この奇想天外な組み合わせに「それは違うやろ」とネット民が物言いをつけたのだ。 「正しい日の朝ではない」「栄養が偏っている」「健康に悪そう」 この「朝に赤福はふさわしいのか」論争は、多くのユーザーを巻き込んで反響が広がった。 しかし、当の土井はどこ吹く風で、ユーモアを交えこう切り返した。 「何言うてんねん。 石頭やなー(笑)」 そして、こうしめくくった。 「どうぞ、家の中の多様性を認めてください」 この「家の

    土井善晴はどうして「家の中の多様性」を大切にするのか(中原 一歩) @gendai_biz
  • 200万人香港デモ、市民の怒りに火をつけたエリート官僚の傲慢(ふるまい よしこ) @gendai_biz

    香港を「追い込んだ」行政長官 香港時間6月18日午後4時、とうとう林鄭月娥・香港特別行政区行政長官がメディアのカメラの前に姿を現した。16日の200万人もの市民の抗議デモ以降、政府ビルは林鄭長官の辞職と、12日の同ビル付近での警察との衝突で逮捕された人たちの釈放を求める抗議者で包囲されており、政府職員たちは自宅での執務を命ぜられていた。記者会見が準備されると、陸続と職員たちも同ビルでの勤務に姿を現した。 香港史上最大の、いや世界的に見ても稀な、200万人という市民が街を練り歩いた6月16日のデモの後、「真摯に反省し、謝罪する」と同長官は述べたものの、「あと3年の任期にやりたことがある」と何度も繰り返し、辞職の意思はないことを強調した。 さらに、12日に起きた衝突を「暴乱」、そして参加者を「暴徒」と呼んだことに対して、「抗議デモをそう呼んだわけではなく、また抗議に参加した人、特に学生を『暴徒

    200万人香港デモ、市民の怒りに火をつけたエリート官僚の傲慢(ふるまい よしこ) @gendai_biz
  • 日本の科学研究が衰退している「2つの理由」(中屋敷 均)

    牙を失うアフリカ象 2016年、英国の高級紙である『タイムズ』や『インディペンデント』に、相次いで衝撃的な記事が載った。それは牙を持たないアフリカ象が増えているというものだ。 アフリカ象は、オスメスともに、インド象に比べて大きな牙を持つことが特徴とされていたが、その象徴とも言える牙を失った象が、地域によってはメスの98%を占めるまでに至っているという驚きのニュースであった。 これは密猟者の影響だという。象の密猟は、象牙が目的であるため、大きな牙を持った象は狙われやすい。逆に言えば、牙を持たない象は密猟の対象とならないために、生き延びて子孫を残しやすい。 この強力な「淘汰圧」の結果、過去の調査では、2~6%に過ぎなかった「牙を持たない象」が、優先的に増殖してしまったということらしい。また、牙を持った象でも、その平均サイズが100年前に比べて概ね半分になっていたことも、調査の結果、明らかとなっ

    日本の科学研究が衰退している「2つの理由」(中屋敷 均)
  • グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ(小林 雅一) | 現代ビジネス | 講談社(3/4)

    同じ人でもチームが変わると駄目になる 唯一、ある種のパターンとして浮かび上がってきたのは「働き方」に関するものではなく、むしろ「成功の法則性」に関するものだった。 つまり成功するチームは何をやっても成功し、失敗するチームは何をやっても失敗する。そのようなパターンであった。 以上のような話を聞くと、読者の中には「それは働き方の問題ではなくて、単にメンバーの能力の違いによるのではないか。要するに、優秀なメンバーが集まったチームは常に成功している。それだけの話ではないか」と思われる人も多いと思う。 ところが、実際はそうではないという。 グーグルのチーム編成は固定化していない。つまり一人の社員が異なる業務目的に応じて、同時並行的に複数のチームに所属している。中には、メンバーの大多数が重複する2つのチームが生まれることもあるが、驚くべきことに、片方のチームの生産性は高く、もう片方は低いこともあるとい

    グーグルが突きとめた!社員の「生産性」を高める唯一の方法はこうだ(小林 雅一) | 現代ビジネス | 講談社(3/4)
  • 脳を真似たコンピュータ・チップが登場: 自動運転車や災害対策ロボットの実用化が早まる(小林 雅一) @gendai_biz

    人間の脳を手にしたコンピュータ・チップが実用化されようとしている。これによって「見る」「聞く」「話す」「手足を動かす」など、従来、AI人工知能)がどちらかと言えば苦手としてきた仕事を、今後は無理なく自然に行えるようになる。また、コンピュータやロボットがビッグデータを教材にして自力で学んで賢くなるため、いずれはエンジニア(つまり人間)が個別の動作プログラムを書く必要がなくなるかもしれない。 ●"Thinking in Silicon" MIT Technology Review ●"Brainlike Computers, Learning From Experience" The New York Times, December 28, 2013 上記記事によれば、そのようなチップ(プロセッサ)は「ニューロモーフィック・チップ(Neuromorphic Chip)」と呼ばれている。 ニ

    脳を真似たコンピュータ・チップが登場: 自動運転車や災害対策ロボットの実用化が早まる(小林 雅一) @gendai_biz
  • あのとき、経営は判断を誤った会社がダメになった瞬間(週刊現代) @gendai_biz

    を代表する企業であるソニーやパナソニックが苦境にあえいでいる。どうしてこんなことになったのか。どこでいったい間違えたのか。そして誰が間違えたのか。外部環境のせいにしても何も解決しない。 いったい何でっていくのか 「NECを電電公社(現NTT)に依存する〝国策企業〟から、世界中でコンピュータ、半導体、通信機なども売る総合電機メーカーに成長させたのは、1980年から15年近くも社長を続けた関忠弘氏です。ワンマン経営には批判もあったが、カリスマ的にリーダーシップを発揮して社内を引っ張った功績は大きい。 ただ、1998年に防衛庁への水増し請求事件が発覚し、関氏が会長を退くと、新社長となった西垣浩司氏がハードからソフトへの路線転換を行い、通信機、電子部品など関氏が育ててきた事業を次々に切り捨てていった。これに怒った関氏と西垣氏の間で『関vs.西垣戦争』が勃発、呼応するように社内ではコ

    あのとき、経営は判断を誤った会社がダメになった瞬間(週刊現代) @gendai_biz
  • 『日本の原子力施設全データ』(北村行孝・三島勇著 講談社ブルーバックス2001年刊)一部公開のお知らせ

    【宇宙はどんな形?】宇宙の大きさは有限か?無限か?「3次元空間」が「4次元空間」の中で曲がっているってどう...

    『日本の原子力施設全データ』(北村行孝・三島勇著 講談社ブルーバックス2001年刊)一部公開のお知らせ
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