ブックマーク / note.com (15)

  • 読まれるリード文には、パターンがある|野阪 拓海

    国境の長いトンネルを抜けると雪国であった川端康成著『雪国』の冒頭。あまりに有名な一節である。印象的な書き出しは読者の目だけでなく、心をも引きつけて離さない。 逆にいえば、導入でつまづいてしまった文章は、その後も頭に入ってこない。たとえそれが内容的に良い記事であっても、読み進めていくのは困難だ。 先日書いた記事で、こんな感想をいただいた。 これは自分でも意識していたことなので、かなり嬉しかった。 ライター・編集者界隈では、タイトルの重要性が叫ばれることが多い。もちろんタイトルはかなり大切だが、リード(導入)文がダメな記事は、読み進めても頭に残らない。その意味で僕はリード文こそ、ライターの力が如実に現れる箇所だと思っている。 しばらく研究していると、良いリード文にはいくつかのパターンがあることに気付いた。今回はいくつかの記事をピックアップして、そのパターンを紹介していく。 作品の引用“ コンク

    読まれるリード文には、パターンがある|野阪 拓海
  • ナポレオンとワールドカップ。|古賀史健

    「余の辞書に、不可能の文字はない」 ナポレオンがなにをやった人なのかはよく知らなくても、このことばを残した人だということは広く知られている。しかし実際にナポレオン・ボナパルトその人がこう言ったわけではなく、かろうじて「不可能とは、フランス語ではない」とか「不可能とは、愚か者の辞書にのみ存在する」とか、そんなことを言っていたらしいという記録が残っているだけで、それすらも出典があやしいというのが歴史家たちの見解だ。 もし、これが「わたしに不可能はない」などのことばであれば、ここまで後年のぼくらに語り継がれることはなかっただろう。不可能があるかないかの話ではなく、余の「辞書」に、それが存在していないというレトリックこそがおもしろいのだ。その、辞書(価値体系)が書き換えられる感覚が、人を惹きつけるのだ。 今回のW杯を観ながらぼくは、「あの慣用句はもう、通用しなくなるのかもなあ」という感慨に襲われて

    ナポレオンとワールドカップ。|古賀史健
    yatera
    yatera 2018/07/13
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  • noteデータ分析チームが発足しました|note編集部

    noteのサービス改善の活動を加速するために、noteチームにTHE GUILD 安藤氏、渡邉氏の2名が加わり、データ分析チームが発足しました。今日はデータ分析チームがどの様な取り組みをしているかを紹介致します。 THE GUILDのお二人の経歴のご紹介— まずTHE GUILDのお二人のご経歴を軽く紹介いただけますでしょうか。 安藤:THE GUILDの安藤(@goando)と申します。2012年よりTHE GUILDを創業し、UX/UIデザイナーとして様々なサービスのお手伝いをしております。元々デザインとエンジニアリングの2つが得意領域だったのですが、ここ数年はサービスやプロダクトをグロースさせる取り組みにフォーカスしており、より精度の高い施策に繋げられるようにデータ分析に力を入れています。 渡邉:THE GUILDの渡邉(@mr_dataman)です。2018年2月に独立し、THE

    noteデータ分析チームが発足しました|note編集部
  • 小屋ガール通信|吉玉サキ|note

    社員かバイトかってそんなに重要?~小屋ガール通信 たまにお客様から「学生さん?」と言われることがある。 私だけじゃない。ほぼ全員が言われて…

    小屋ガール通信|吉玉サキ|note
  • これが遺品になるなんて|嘉島唯

    人は二度死ぬ。 一度は生命が失われたとき。もう一度は忘れられたときだ。そんな話はよく聞く。 遺品は、二度目の死を遅らせるものなのだろう。死んだ人が使っていたものは、記憶のトリガーになる。だから、捨ててしまうとその人が失われてしまうような気持ちになるのかもしれない。 幼いときに母を亡くした私は「遺品」を認識していなかった。人が死んだら、すべてが自然と消えてしまうものだと思っていた。もちろん、母が使っていたモノは、存在としてそこにはある。でも、手にとることもなければ、捨てることもない。母が他界してから20年もの間、誰にも触れられずにいた。 一度だけ、父に聞いたことがある。「ねえ、捨ててもいいかな」と。少し間を置いて「もう少し待って」と言われた。 やんわりとした拒否は、感傷だけではない理由があったように思う。 帰る場所の証小さい頃、親には「あれを買って欲しい」とねだってばかりいた。でも、年をとる

    これが遺品になるなんて|嘉島唯
  • note ――つくる、つながる、とどける。

    563 noteに投稿されたエッセイをまとめていきます。 photo by 横田裕市( https://note.mu/yokoichi )

    note ――つくる、つながる、とどける。
  • Web記事を飽きずに読んでもらうために必要なのは、方言・リズム・個性・読了感・表情・本音…他。ノウハウ公開中。|塩谷舞(mai shiotani)

    ということで! 今回は後編です。私がWeb記事で気をつけている 「スター性」「現実」「現象」「方言」「リズム」「個性」「尊重」「対等」「空気」「空白」「声」「読了感」「表情」「音」 について、ボリュームたっぷり公開していきたいと思います。 前編がまだの方はコチラからどうぞ。 ▼ ● ▲ ▼ ● ▲ 「リズム」 読みやすい記事ってどんなものかな〜と思うと、だいたいこの「リズム」が良いんですよね。 たとえば、サンプルとして以下の文章を見てみましょう。 milieuの『生まれてこのかた、ずっと不況。「ゆとり世代」は、知恵を出して仕事をつくる』という記事を、一部改変したものです。 ↓ ----- 生まれてきてから、ずっと不況でした。 そして、受け継ぐべき家業は、斜陽産業でした。 それでも、知恵を出して仕事を作りました。 まっすぐな熱意で、地に足をつけて、仲間を増やしていきました。 そんな宮﨑さん

    Web記事を飽きずに読んでもらうために必要なのは、方言・リズム・個性・読了感・表情・本音…他。ノウハウ公開中。|塩谷舞(mai shiotani)
  • 事業立上げ期は、CPAより先にLTVの改善に注力するべき理由|有井誠/Unsungs&Web代表

    前回の記事で、WEBマーケティングの3つの領域の中のプレアクセス部分(≒WEB集客)について書きました。 今回は少し引いた視点で、 そもそもWEBマーケティングの3つの領域のなかで、どこから手を付けていけばいいのか? (もう少し具体的に言えば、CPAとCVRとLTVのどのKPIから改善していけばよいか?) という点について自分なりの考えをまとめてみたいと思います。 ーーーーーーーーーーーー 私の知る限り、多くの事業者・WEBマーケターは新規顧客の集客効率、つまりはCPAばかりに気を取られてしまっていることが多いように見受けられます。 しかし、個人的な考えとしては、特に事業の立ち上げ期に関していうと以下のようにLTV⇒CVR⇒CPAの順番で改善していくべきだと考えています。 つまりは、CPAは一番後最後ということになります。 なぜかというと、最初にCPAを最適化してしまうとその後縮小均衡に陥

    事業立上げ期は、CPAより先にLTVの改善に注力するべき理由|有井誠/Unsungs&Web代表
    yatera
    yatera 2018/03/22
    注力する
  • ビジネス書の現在地、その私感。|古賀史健

    ちょっと反則技なことを、きょうは書きたいと思う。 いま取り組んでいるの——冒頭なのか最後になのか——ちょっとした文章を添えようとした。しかしそれは、あまりにも読者に無関係な、自分のなかでもまだ答えの出し切れていない、個人的にすぎる内容だった。編集者さんとじっくり話し合ったうえ、けっきょくボツにすることに決めた。 とはいえ、である。 これは、ことばにしてどこかで書いておいたほうがいい話のようにも思えた。に入れるにはそぐわないけれど、自分の思いとしてはちゃんと、書いておいたほうがいいと思えた。そんなわけでここに、個人的メモ書きとしてその一部を、書き記しておきたいと思う。広く「ビジネス書」と呼ばれるものが置かれている状況についての私感だ。 ビジネス書はこれから、どうなっていくのだろう。誰が、なにを、どんなふうに書くのだろう。そしてどんな読者が、どんなを、どんなふうに読もうとするのだろう。そ

    ビジネス書の現在地、その私感。|古賀史健
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    yatera 2018/02/02
    >グーグルをはじめとする世界的IT企業群は、ぼくたちにとってきわめて——もしかしたら日本企業以上に——身近な存在となっています。これは、非常におおきな変化です。
  • オウンドメディアで差別化するために必要なこと|平野太一

    10月24日、トライバルメディアハウスが主催する「熱狂ブランドサミット 2017」に参加してきました。お目当ては、「北欧、暮らしの道具店」の青木さんと、「ことりっぷ」の平山さんの対談。 おふたりとも、僕のはるか上をいく、大先輩のような存在。それぞれが発信してきたことを鑑みながら、今のメディアのことをどんなふうに捉えているのだろうかと思って、あれこれ想像しながら聞いていました。 ※ このエントリーは、このイベントに参加して「いいな」と思ったところを自分なりにこれまでの記事と絡めながらまとめた記事です。 ・・・ メディア運営者が大事にするべきことは、愛情先日、平山さんがこんなツイートをしていました。対談でも同じ話をしていて、このための伏線だったのか…と思いました。 長くやれているメディアには、「世界観(デザイン)」「テーマ(専門性)」「背景(なぜそのテーマなのか)」「愛情(主体性を持って楽しい

    オウンドメディアで差別化するために必要なこと|平野太一
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    yatera 2017/10/26
    単に情報量ではなく、文脈として質が高いと感じてもらうにはどうしたらいいか。大事な課題。
  • 【図解】赤文字・青文字はもう古い。細分化される私たちの新しい「カラー」|最所あさみ

    「赤文字系」「青文字系」という言葉をご存知でしょうか。 古くからある女性誌の分け方のひとつで、端的にいうとモテ系か否か、というざっくりした区分です。 赤文字系で代表的なのが、CancamやJJなどのモテ系女子大生向け雑誌。 彼女たちにとっては、「かわいい」が最高の褒め言葉です。 対して、青文字系は「Zipper」や「Cutie」など、個性的な装いを好みます。 洋服選びのポイントは、男性からの評価よりもとにかく「自分らしくあること」。 「おしゃれだね」「個性的だね」が彼女たちの喜ぶワードです。 このように、雑誌を含めた女性向けマーケティングは、赤文字系・青文字系の二軸で語られてきました。 しかし、ネットの発達によって好みがより細分化された結果、私たちはマーケティングにおいて、より多くの「カラー」を意識する必要がでてきました。 そこで今回は、私の主観ベースで最近の新しい「カラー」について解説し

    【図解】赤文字・青文字はもう古い。細分化される私たちの新しい「カラー」|最所あさみ
    yatera
    yatera 2017/09/13
    分類するの楽しそうだからやってみたい。
  • ツイッターのフォロワーを3ヶ月で3,000人ほど増やした方法|えとみほ(江藤美帆)|note

    いまから3ヶ月ほど前、ふと「ツイッターのフォロワーをもうちょっと増やしたい」と思い立ち、腰を入れて運用してみることにした。その結果、フォローを一切増やさずに3ヶ月で3,000人ほどフォロワーが増えた。 現在のフォロワー数は9,280人。3ヶ月前はおよそ6,000人だった。 ちなみに、5月以前は月平均200人くらいの増加ペースだったので、この3ヶ月は5倍以上のペースで伸びているということになる。 Before(2017年4月) After(2017年6月) フォロワー数増加に寄与したたった1つの心がけすでに皆さんもご存知のように、フォロワーを増やす方法はいろいろある。最も簡単なのが、自分からフォローをしに行ってフォローしてくれなかったら解除する方法だ。これで手っ取り早く「フォロー数10,000/フォロワー数10,000」みたいなアカウントを作ることはできる。 しかし、私はこれはやりたくなか

    ツイッターのフォロワーを3ヶ月で3,000人ほど増やした方法|えとみほ(江藤美帆)|note
    yatera
    yatera 2017/07/30
  • 漫画マーケティング入門&ワークショップ|谷口マサト

    先日、マンガ学部がある京都精華大学で「漫画マーケティング入門」という授業とワークショップをしてきた。結果、約70名中69名に好評だったので一部を紹介。素直で優秀な生徒と会えて楽しかった。 マンガ家として稼ぐのは難しい。専門学校を含め沢山の学生がマンガを学ぶが、プロになれるのは一握りだ。しかし、既存のマンガ以外でも稼ぎ方はあるのだから、それを身につけて稼いでほしいと思ったのがきっかけだ。 紹介したのはコンテンツ・マーケティングの漫画版で、企業のPRを漫画を使ってする方法。学生は純粋な漫画やデザインを学んでいるので、それをどうマーケティングに組み込むかという話をした。 漫画と広告のメッセージを同じにして、楽しませつつメッセージを伝え、ユーザーの態度変容を図る。態度変容は実際にユーザー調査で計測する。 反応が特に良かったのは、漫画家のかっぴーさんと対談したときに改めて学んだ上の話。 漫画も強引に

    漫画マーケティング入門&ワークショップ|谷口マサト
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    yatera 2017/05/31
    笑いからの泣きが重要。シェア数に現れない態度変容を狙う姿勢がポイント。
  • 叫ばれた正義は嘘である。|古賀史健

    気がつけば、ひゃあ。あっという間に2017年です。 年頭のご挨拶、決意表明なんてものをする場所ではありませんが、けれでもやっぱり肩に力が入るというか、2017年はじめてのブログとしてそれっぽい話をするべきなのかなあ、という気がします。 去年の年始、ぼくは「バトンズ3つのルール」と題して、こんなことを書きました。 (1)聞いたことではなく、理解できたことを書く。 取材原稿に取り組んでいると、どうしても「聞いたこと」をそのまま書いてしまいがちです。相手から聞いたことではなく、そこから自分が「理解できたこと」だけを書くようにしましょう。そしてより多くを理解するために、最大限の努力を払いましょう。書き手が理解できていないことばなど、読者に届くはずがありません。 聞きかじるのか、理解につとめるのか。これは取材やお仕事にかぎらず、日常生活のいろんなところで実践できることです。 (2)書く時間よりも、考

    叫ばれた正義は嘘である。|古賀史健
    yatera
    yatera 2017/01/03
    月に1回は読み返そう。
  • 凡人でも天才に勝てる。仕事に効く『戦略』とは何か。|川崎 裕一 / マネタイズおじさん

    長年、スタートアップの収益化/マネタイズに関わってきたことから、スタートアップの経営者、広告にビジネス携わるマネージャーと話す機会を頂くことがあります。 彼らの多くは「多忙で首が回らない」ことを口にします。 そのとき、私は「戦略って考えている?戦略の意味ってわかってる?」という話をします。 戦略とは戦いをなるべくしない(略する)ことにあります。 これは経営者にとっての経営、事業責任者にとっての事業、プロジェクトマネージャーにとってのプロジェクト、そしてチームメンバーとしての個々の仕事において、役割問わず、まずいちばんに考える必要があるとても大切ななことです。 具体的には仕事のやり方に戦略を応用すると「やらないことを決める」→「やることを絞り込む」ということになります。 ほとんどのひとはやることを先に考えてしまいます。やることをたくさん出して、優先順位をつけてTodoリストにして優先度が高い

    凡人でも天才に勝てる。仕事に効く『戦略』とは何か。|川崎 裕一 / マネタイズおじさん
    yatera
    yatera 2016/03/19
    やらないことを決めよう。
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