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ブックマーク / www.persistent.org (23)

  • アイデアは間接努力でつくる。

    勝手に部屋は散らかるのに、勝手に仕事は片付かない。 これは重要なことだ。つまり、どちらも「自分でやっていることなのに」だ。 ここにユビキタスの質がある。そして、アイデアに出会うための戦略がある。 いつのまにか散らかっている机、部屋。私は、この「いつのまにか」の力を自分にプラスに働くようなシステムをつくりたいと考えてきた。たとえば、いつのまにか、「ある英単語」を覚えている。そういう世界だ。 Memoriumは眺めるインタフェースという提案をした。眺めるインタフェースというのは、持続的な情報提示が可能にする、生活のすきま時間を利用して情報を獲得していくインタフェースだ。 たとえば、メインタスクがある場合でも、それ以外の周辺の物を視野に入らないように遮断するような環境を作り出さない限り、周辺にあるほかの物が必然的に視野に入ってしまう。また、人間 はさまざまな原因(たとえば、水を飲む、トイレにい

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    yfukui 2010/03/30
  • 未来のアプリケーション | インタラクションとデザイン

    といったとき、何を想像するか。 最近の問題意識は、日も世界も「アプリケーション研究」の遅れ。 コンピュータを何と見立てるか。何なのか。どう使うものであるか。という定義に関して、新しい提案をあまり聞かない。 アランケイはコンピュータをメタメディアと言っていたけど、 (http://www.ijinden.com/_c_05/Alan_Curtis_Kay.html) メタメディアであることを知った上で、「これは○○で、こういう使い方をするんです」というような、魅力的な「定義」がすくない。 「こういう使い方をするんです」という話で、ちょっと面白いのはあるかもしれない。でも、そういうのはもういい。いま必要なのは、Whatのほうで、Howじゃない。インタフェースやインタラクションの研究者はHowをよく考えているけど、ぶっとんだWhatがあれば、徐々にHowもぶっとぶ。 では、HowじゃなくてWh

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    yfukui 2010/02/22
  • IDEOを超えよう(1) | インタラクションとデザイン

    なんだか、みんな「ブレスト」ばかりに注目していませんか。 IDEOに注目すると、チームで付箋ぺたぺた貼って議論している、あの様子にあこがれる。 ああすればイノベーションがおこせる!と思ってしまいがちです。 でも、IDEOに学ぶべきことは、それよりずっとたくさんある。 そして、付箋をぺたぺた貼ったからといって、いい成果がでないこともまた事実。 私がIDEOを知ってから、もう10年になります。2000年の大学入学して1年の授業で、IDEOのショッピングカートの案件のプロセスのビデオ(以下ビデオ)を見たり、現場にいって作業をしている人の横で行動を観察し記述したりしました。(私のグループは「病院」の調査をしました) 授業の中では、実話に基づく映画「アポロ13」も見ました。これはチームワークでのあらゆる問題解決と、短時間でのロケット内のありものだけを使ったプロトタイピングが参考になります。 船内のあ

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    yfukui 2009/10/14
  • アイデアは誰でも持っている | インタラクションとデザイン

    春ごろから、少しこれまでを振り返り、自分がどういうスタイルで研究をしてきたかを「アイデアのつくりかた」というスライドにまとめて、5月の研究室の合宿と、7月の椎尾研、暦研、増井研、安村研合同合宿で、発表しました。なんと、思い返して書き綴ると、153枚くらいのスライドになった。今でもどんどん増えている。そして、これが意外と評判がよくて、増井さんにもほめられました。 と、こんな感じではじまります。導入は、アイデアは誰でも持っているとしてはじまります。では、いったいどうすればアイデアが実現するのか、約10年の経験を踏まえて語っています。 アイデアというと「アイデア自体」が重要とされることが多いと思いますが、私の経験からは、半分くらいは「アイデアを出すときのコミュニケーション」に問題がある。と感じました。 つまり、 「すっごいいいアイデアおもいついた!」 ↓ しゃべる ↓ だいたい否定される。 ↓

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    yfukui 2009/10/09
  • 1999年からのメモ帳 | インタラクションとデザイン

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    yfukui 2009/06/24
  • デザインは人間の知覚する世界そのもの。 | インタラクションとデザイン

    Thoughtless Acts?: Observations on Intuitive Design ? 以前紹介しましたが、どうやら、邦訳がでたようです。とはいえ、ほとんど写真なのですが。ただ、写真とはいえ、写真だからこそ意味のあるです。 考えなしの行動? 邦訳のタイトルが少し感覚的に気に入りませんが、表紙はタイトルを示すわかりやすい例と言えるでしょう。口で書類をくわえることは、たぶん「考えないでやっている」とは思えませんが、もっと暗黙的なレベルで人間はこういった、考えないでやっているような活動にあふれているということが重要だと思います。環境と人との関係の当然の感覚みたいなものを、解剖していくことが、これからのデザインの役割です。なお、ここでいうデザインは意匠という意味でのデザインではなく、ヒューマンインタフェースやインタラクションデザインが近いものです。 ヒューマンインタフェースや

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    yfukui 2009/06/22
  • エスノグラフィの研究者より人間に詳しい人 - 観察と記述(2009-04-17)

    エスノグラフィの研究者より人間に詳しい人 それは、アニメーション作家である。 ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法 ― The Illusion of Life ―(フランク・トーマス/オーリー・ジョンストン) 理由は簡単だ。 観察するだけにおわらず、アニメーションとして人の動きを作り出すからだ。人の動きは環境との関係性も把握することになり、それは単に人間だけの動きというよりも、環境との関係性のデザインである。 このはまだ読み切ってないけれど、「動き」の教科書だ。動きとは、動物の質だから、動物の質、動物の構造を環境との関係で記述する教科書ともいえるだろう。 アニメーターはキャラクターを描画し作れるようになれば、観察の視点はよりいっそう深くなる。 宮崎駿の師匠ともよばれている大塚康生の特集ビデオ。 これはかなり面白かった。これをみれば、アニメーターの人と道具や環境にたいするまな

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    yfukui 2009/04/17
  • CastOven: CastOven: A Microwave Oven with Just-in-time Video Clips / 日常生活の待ち時間に合わせた コンテンツ提供システム|渡邊恵太のWebページ

    CastOven: 日常生活の待ち時間に合わせた コンテンツ提供システム 待ち時間ぴったりの動画を提供。 日常生活の中でスムーズにコンテンツを消費する、 新しいライフスタイルを提案します。 概要 We propose a novel microwave oven called CastOven. CastOven is a microwave oven with a LCD display that enables people to enjoy videos while they are waiting for the completion of cooking. Current media contents force us to adjust our schedules to enjoy them. Media contents, especially movies, take sp

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    yfukui 2009/01/12
  • HappyPrinter: 印刷物の価値を高めるプリンタ装置 | Keita Watanabe

    最高画質のもっと上 ユーザはお気に入りの写真を高画質で印刷した際,徐々に印刷されて出来上がっていく状態を見て,わくわくしたり,うれしさを感じていると考えた.研究では印刷が完了するまでの印刷中の時間を利用し,印刷プロセスを光や音で演出し,真っ白な紙からインク描画された紙がパレードのように出てくるかのように演出するプリンターHappyPrinterを提案し試作した. デモビデオ 発表 渡邊恵太, 松田聖太. HappyPrinter: 印刷物の価値を高めるプリンタ装置. インタラクション2011論文集. March 2011. Watanabe, K., Sugawara, K., Matsuda, S., Yasumura, M., Time-Oriented Interface Design: Picking the Right Time and Method for Informati

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    yfukui 2009/01/12
  • VAIO type Pを買ったけど、ソフトをがんばってほしい! 観察と記述(2009-01-09)

    VAIO type Pを買ったけど、ソフトをがんばってほしい! さっそく発注しました。購入理由は2つ ワープロ専用機の代わりとして。 一眼レフカメラを持ち歩くときのデータのバックアップしたりスライドショーを楽しむためのPCとして。 なぜ買うのか。という理由が重要で、この理由が満たされそうだから買うわけだ。「欲しい理由」は自分の側にある。つまり、type Pの魅力は私が定義してはじめて、購入に踏み切るというわけだ。 分解なんてどうでもいい。 最近、記事に「開発者インタビュー」が多い。だいたいは、いかにがんばったか。を語る記事だし、記者もそれを狙って質問しているところはある。 でも、これはきわめて日的発想というべきだろう。「努力」を評価してもらいたい感覚。たしかに、このサイズを実現するためにさまざまなアイデアや工夫がされたのは事実だろうし、賞賛すべきだし、実現できたからこそ、欲しいと思う客が

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    yfukui 2009/01/10
  • 知覚-行為デザイン論: Googleはユーザインタフェースの企業でしょ?

    え、ロングテールとか、新しい経済のモデルとか、そんな話もあるけど、Googleはインタフェースとインタラクションの企業でしょ?って思うわけだが。 AJAXがすごいとか騒いでるのは、ちょっと悲しい。それより、なぜGoogleは、ブラウザ互換など問題にあふれるJavaScriptを駆使して、AJAXを使うのか?そこを考えるべきだ。 当然だが、ユーザインタフェースの話は欠かせない。そして、なぜユーザインタフェースにこだわるのかも考える必要がある。 単純に、使いやすい!便利!をねらっているわけではない、のがたぶんGoogleの戦略だと思っている。 Googleとテリーウィノグラード おそらくGoogleを理解するためのキーとなるのは、テリーウィノグラードだろう。ウィノグラードは、元々人工知能の研究者で有名かつ権威でもあったが、人工知能の限界を提示し、HCI研究者へと移った。(そのことについては以下

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    yfukui 2008/12/24
  • やっぱりGoogleはユーザインタフェースの企業でしょ

    やっぱり、Googleは、ユーザインタフェースの企業でしょ Chromeはなぜ速いのか Ajaxが非同期の通信であるのと、Chrome中のプロセス間の処理が非同期で複雑になっているのは偶然の一致ではないと思う。それはたとえ処理モデルやコーディングが複雑になろうとも、ユーザーを待たせない(ユーザーをないがしろにしない)ために、裏でできる限りのことをやろうという技術者たちの努力の現れだ。この意味でChromeはWeb2.0的なWebブラウザだと思う。 そう、ユーザをながしろにしないことは重要。いやユーザこそGogoleのテクノロジーだ。 以前、ブログで「Googleはユーザインタフェースの企業でしょ?」というこということを書いた。そして、それをさらに拡張して、InterCommunicationに寄稿した「インタフェースの大変動」でもGoogleがユーザインタフェースにいかに注目していて、'G

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    yfukui 2008/12/24
  • 観察と記述(2008-11-04) D.A. ノーマンの最新刊「未来のモノのデザイン」

    D.A. ノーマンの最新刊「未来のモノのデザイン」 未来のモノのデザイン(ドナルド・A・ノーマン) あの「誰のためのデザイン」のノーマンの新著です。私の所属する研究室の教授、安村通晃先生らが翻訳したものです。とりあえず読んでみる!ちなみに、伊賀さんは安村研一期生の大先輩です。 前にどこかで書いたかも知れませんが、ノーマンの「誰のためのデザイン?」は僕の読書嫌いを克服することや、今やっているインタフェースへの興味を惹きつけた運命のでもあります。 誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論(D.A. ノーマン/ドナルド・A. ノーマン) 誰のためのデザイン?も良書ですが、人を賢くする道具もまた、よかった。ソフト・テクノロジーの心理学というサブタイトル。 人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学 (新曜社認知科学選書)(D.A. ノーマン) ノーマンのは一貫して、『人間にできること

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    yfukui 2008/11/04
  • ノートは情報を記録するものではなく、展開するものである|観察と記述(2008-04-13)

    ノートは情報を記録するものではなく、展開するものである パソコンへのメモ、紙へのメモ、どっちでとるか。なんて悩むことが多い人は多いと思う。私自身も、もう全部パソコンでやるぞ、とかPDAとか買ったりしたこともあった。 でも、だんだん気づいて、ノートにメモをとることは、記録だけが機能ではないということだ。つまり、「その時考えていることを、書き出して、俯瞰する」「思考の客体化」という機能も紙に書き出すということには含まれている。記録という意味では、パソコンのほうがよい。検索できるからだ。 しかし、考えを一気に書き出し俯瞰してみるのには、パソコンより紙のノートのほうがよい。理由はいくつかあるが、やはり一番の理由は操作がマウスやキーボードが不要で、ペン1と紙ですみ、かつそれでいて様々な図や線が引けることだ。文字の入力の切り替えも考える必要がない。大きさも、サイズを指定など考えることもなく、大きく書

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    yfukui 2008/10/22
  • インタフェースの大変動 最初の三〇年は始まりにすぎなかった。

    インタフェースの大変動 最初の30年は始まりにすぎなかった InterCommunication No. 60 Spring 2007 特集「デザイン/サイエンス」 に寄稿 渡邊恵太 稿は、近年のインターフェイス・デザインの考え方の変化について述べるものである。最初にインターフェイスの視点から現在動きの活発な企業や考え方について紹介する。そして、その企業に共通する点から認知科学的アプローチの限界を示唆する。それを背景に、これからのインターフェイスの考え方について述べる。 はじめに 今日のユーザー・インターフェイス研究の流れは、大きな変化を見せはじめている。たとえば、Macintoshとユーザー・インターフェイスは切っても切れない関係で、常に先端をリードしてきた存在である。そのApple社が先日の「Macworld Expo 2007」にて、「最初の30年は始まりにすぎなかった(The f

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    yfukui 2008/10/18
  • アプリケーション研究 観察と記述(2008-08-23)

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    yfukui 2008/08/23
  • http://www.persistent.org/d/?date=20080806

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    yfukui 2008/08/06
  • http://www.persistent.org/d/?date=20070127

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    yfukui 2007/01/29
  • http://www.persistent.org/d/?date=20060425

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    yfukui 2006/10/03
  • 観察と記述(2006-10-02) - ユビキタス社会は誤用どころじゃない。