新型コロナウイルスの感染法上の運用について、厚生労働省が現在の2類相当から5類相当にダウングレードに着手していることが報じられ、ネット上では賛否両論が渦巻いている。 新型コロナは現在、症状がない人も含めた入院勧告や就業制限、濃厚接触者や感染経路の調査などの対応が必要となる2類相当に分類されている。これを季節性インフルエンザ並みの5類にダウングレードすることが検討されていることが、9日に報じられた。2類から5類に下げることで、保健所を通さずに治療を受けられることで、発症から治療までのタイムラグがなくなる、コロナ対応をしている医療負担が大幅に減るなどのメリットがある。その一方で治療薬など治療法が確立していない現状では感染拡大を招く、と危惧する声も出ている。 東京慈恵医大教授の大木隆生氏は10日、ツイッターで「医師会・分科会が反対していた『コロナ2類相当→5類』が現状を追認する形でやっと変更に。