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ブックマーク / hnw.hatenablog.com (10)

  • ポートノッキングで10秒間だけsshdを公開する設定 - hnwの日記

    先日Twitterに次のような書き込みをしたところ思ったより反応が良かったので、詳細の設定を紹介します。 UDP53番、TCP443番、UDP123番とポートノッキングをするとTCP443番に10秒だけsshdが現れる、という中二病全開の設定をした。皆様にもお勧めしたい。— hnw (@hnw) 2017年3月26日 といっても特殊なことをしたわけではなく、knockdでポートノッキングの設定を行い、iptablesと組み合わせて実現しました。 ポートノッキングとは ポートノッキングというのは、決められたポートを決められた順番で叩くことでファイアーウォールに穴を空けられるような仕組みのことです。ポートノッキングを使えば、TCPの7000番、8000番、9000番の3ポートにパケットを送りつけると22番ポート (SSH) へのアクセスが許可される、といった設定ができます。 ポートノッキングの

    ポートノッキングで10秒間だけsshdを公開する設定 - hnwの日記
    yife
    yife 2017/03/29
  • PHPのround関数とは一体なんだったのか - hnwの日記

    (7/3 14:05追記)Javaに関する記述について誤認があったので盛大に書き換えました。Java 6、Java 7、Java 8それぞれで実装が変わっていたようです。 (7/13 23:55追記)記事中ではroundを四捨五入と言い切ってしまっています。これは筆者がC99のroundを基準に考えているためですが、言語によっては偶数丸めになっているround関数も珍しくありません。ご注意ください。 PHPのround関数について、ネット上で次のような記述を見つけました。 PHP 四捨五入の計算を間違える唯一の言語として畏れられていましたが、そのバグは治っているかもしれません(治ってないかもしれません) 主要なプログラミング言語8種をぐったり解説 - 鍋あり谷あり 各言語を面白おかしく紹介する内容とはいえ、ずいぶん雑な理解だなーという印象です。ゆるふわな話だけでPHPがdisられ続けるの

    PHPのround関数とは一体なんだったのか - hnwの日記
  • RSA鍵の生成時に確率的素数判定法を使って問題ないのか - hnwの日記

    前回記事「RSA公開鍵から素数の積を取り出す方法」でも紹介しましたが、RSA鍵の生成には巨大な2つの素数p,qが必要です。近年一般的に使われている2048bit RSA鍵の場合、p,qの大きさは1024bit、10進で約308桁の数になります。 このRSAのアルゴリズム中ではpとqを法としたフェルマーの小定理(正確にはその拡張であるオイラーの定理)を利用しています。つまり、pとqが合成数だとRSA暗号の大前提が狂ってしまいますので、pとqには確実に素数を選ぶ必要があります。 ところで、OpenSSLのRSA鍵生成の実装では、pとqの素数判定にMiller-Rabin素数判定法が用いられています。Miller-Rabin素数判定法は片側誤りの確率的アルゴリズムで、「たぶん素数」「確実に合成数」の判定ができるようなものです。pとqの素数性が重要なのに、その判定に確率的アルゴリズムを使っても問題

    RSA鍵の生成時に確率的素数判定法を使って問題ないのか - hnwの日記
    yife
    yife 2015/02/04
  • 江戸前セキュリティ勉強会でgithub.comの弱い鍵を探す話をしました - hnwの日記

    先週1/24(土)に江戸前セキュリティ勉強会で「偶然にも500万個のSSH公開鍵を手に入れた俺たちは」というタイトルでLT発表してきました。以下が発表資料です。 このプレゼン資料はLT用に圧縮して作ったので、わかりにくい部分があったかもしれません。そこで、Q&A形式で補足を書いてみました。 「多数の公開鍵から共通の素因数を探す攻撃はSSHユーザー鍵についても現実的脅威なのか?」 結論から言うと、SSHユーザー鍵に限れば脅威でないというのが個人的な考えです。 今回、論文「Mining Your Ps and Qs: Detection of Widespread Weak Keys in Network Devices」(PDF)を参考に多数のRSA公開鍵から最大公約数を求めるような攻撃をSSHユーザー鍵について試してみました。元論文では、この攻撃はSSHホスト鍵とSSL証明書に対して行われ

    江戸前セキュリティ勉強会でgithub.comの弱い鍵を探す話をしました - hnwの日記
  • PHP 5.4.4から==の挙動が一段と難しくなりました - hnwの日記

    PHPの==は両辺を適当に型キャストしてから比較するような演算子です。この型キャストの規則は難解すぎる上にドキュメントも不十分なため、PHPプログラマでも完璧に理解している人はほとんど居ないくらいの印象です。バグの原因になりかねないため、なるべく==を使わないようにしているPHPプログラマも多いはずです。 ところで、この==演算子の挙動がPHP 5.4.4から変更されていることはあまり知られていません。稿ではこの内容を紹介します。 Bug #54547 の騒動 まずはこの仕様変更の経緯を紹介します。 2年ほど昔、Hacker Newsで2^63付近の整数に対応する文字列をPHPで比較したときの挙動がおかしいというスレッドが盛り上がったことがありました。具体的には、PHPでは「'9223372036854775807' == '9223372036854775808'」がtrueになるとい

    PHP 5.4.4から==の挙動が一段と難しくなりました - hnwの日記
  • GitHubユーザーのSSH鍵6万個を調べてみた - hnwの日記

    (2015/1/30 追記)時期は不明ですが、現時点のgithub.comはEd25519鍵にも対応しています。 (2016/5/31 追記)「GitHubにバグ報告して賞金$500を頂いた話」で紹介した通り、既に弱い鍵はGitHubから削除され、新規登録もできなくなっています。 GitHub APIを利用して、GitHubの31661アカウントに登録されているSSH公開鍵64404個を取得してみました。抽出方法*1が適当すぎて偏りがあるような気もしますが、面白い結果が得られたと思うのでまとめてみます。 SSH鍵の種類 鍵の種類 個数 割合 RSA鍵 61749 (95.88%) DSA鍵 2647 (4.11%) ECDSA鍵 8 (0.01%) 約6万個の鍵のうち、8個だけECDSA(楕円DSA)鍵が見つかりました!常用しているのか試しに登録してみただけなのかはわかりませんが、何にせよ

    GitHubユーザーのSSH鍵6万個を調べてみた - hnwの日記
  • RSA公開鍵から素数の積を取り出す方法 - hnwの日記

    RSA暗号はHTTPSやSSHの通信で利用されている暗号化方式です。公開鍵として巨大な素数の積を交換しあって暗号に利用しており、この素因数分解が困難であることにより安全性が担保されています。このことは教科書にも載っているような内容で、ご存じの方も多いかと思います。 ところで、その素数の積を実際に見たことってありますか?少なくとも僕は見たことがありませんでしたし、大抵の人は見たことが無いのではないでしょうか。稿ではこの公開鍵の情報を見る方法を紹介します。 OpenSSH公開鍵の中身を見る まずはOpenSSHの公開鍵の情報を取り出してみます。OpenSSHの公開鍵は次のようなものです。 ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQCw+XdXSrhBcDFAXPcisrc8im4y8ytC46HEQ0GsWOph9OPK1elTQmBD5LATGfp4JG4

    RSA公開鍵から素数の積を取り出す方法 - hnwの日記
  • RubyとPythonとC#のround関数のバグっぽい挙動について - hnwの日記

    (12/29 20:40追記)「(追記)なぜMySQLのdecimal型を例に使ったかについて」というセクションを追加しました。また、コメントを頂戴したので返信しました。 (12/29 21:30追記)C#について言えば「Math.Round メソッド (Double, Int32)」に内部実装がどうなっているか書いてあるので仕様通りであり、誤解しようが無いという情報を頂きました。ありがとうございます。そしてごめんなさい、確かにバグじゃないです! (12/29 21:50追記)Pythonのround関数のドキュメントにも誤差が入るかもしれないという記述があります。しかし、内部実装の紹介があった方がいつどういう誤差が入るかわかるので親切かなという気がします。また、浮動小数点数の性質上誤差が入るのは仕方が無いかのような記述に見えるのですが、浮動小数点数を使っていても誤差の入らない実装がありう

    RubyとPythonとC#のround関数のバグっぽい挙動について - hnwの日記
  • PHPのジェネレータはイテレータより速い - hnwの日記

    先日の記事「PHPのジェネレータの実装を調べてみた」で僕は次のように書きました。 GeneratorクラスはIteratorインターフェースを実装しており、対応するPHPメソッドを持っています。また、Cで実装した場合のみ指定できるイテレータ関数も実装しています。このように両方が指定されている場合、foreachループではCの関数が呼ばれ、イテレータメソッドを明示的に指定した場合はPHPメソッドの方が呼ばれます。 ところで、イテレータに対応するPHPメソッドとC関数となぜ2つとも実装する必要があるのでしょうか。実は、PHPメソッドの方だけ実装すれば正常に動作します。C関数を実装する理由は速度面のメリットからだというのが僕の理解です。C関数は関数ポインタで単に呼び出せるのに対し、PHPメソッドの呼び出しは命令実行器の状態保存・復元の必要があるなど、呼び出しのコストがやや高いのです。 PHPのジ

    PHPのジェネレータはイテレータより速い - hnwの日記
  • GitHubへpull requestする際のベストプラクティス - hnwの日記

    みなさん、Git使ってますか?僕はまだメインのVCSがSubversionなのもあって、なかなか慣れません。せっかくGitを使っているのに、ちょっと不便なSubversionくらいの位置づけです。でも、同じような理解度の人って多いんじゃないでしょうか。 一方で、最近はGitHub管理のオープンソースプロジェクトが増えてきました。バグレポートを送るにしてもpull request*1が前提のような空気があり、Git初心者には少し敷居が高い印象があります。 そんな僕も先日初pull requestをしてみたんですが、色々な失敗の積み重ねで残念なpull requestになってしまいました。その反省を元に、稿ではpull requestする際のベストプラクティスを紹介します。これは「Git Workflow」をベースにコマンド例などを加筆したものです。 概要 pull requestする際は、

    GitHubへpull requestする際のベストプラクティス - hnwの日記
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