越前和紙を中心とした素材で手作りした和紙の花の作品展が四日、鯖江市まなべの館で始まった。バラの園をイメージした会場が、バラを中心にユリやミモザ、クレマチスなど色とりどりの和紙の花で彩られている。六日まで。 日本和紙クラフト協会の講師資格を持つ人や会員ら四十七人による作品五十九点を展示している。越前和紙を素材に用いると、生花に近い表現ができ、柔らかな風合いになるのが特徴。会場入り口の赤を基調としたバラのモニュメントをはじめ、ウエディングのブーケ、リースなど本物と見間違うほど精巧な作品がそろう。訪れる人たちは足を止め、花園の雰囲気を味わっている。