Web3領域の取り組みは、NFTの利用からDeFi(分散型金融)まで幅広いものがあるが、最近特に注目を集めているのはDAO(自律分散型組織)という概念である。これはサービスではなく、それを企画・開発・運用するための組織形態である。その意味では、どんなサービスを作るかと並行して、どんなコミュニティに参加するかということにも注目が集まっていると言っても良い。 以前にも紹介したが、BAYC、The Sandbox、UniswapなどWeb3で名の挙がる取り組みの多くが、DAO型のガバナンスを採用しており、その様子はSnapshotなどで部外者でも垣間見ることができる。 また、日本でもDAO型のシェアハウスが登場するなど、ユニークな取り組みが登場している。 DAOは基本的に誰でもトークンを入手することで参加することができるが(その技術的ハードルはあるものの)、一体どんなDAOなら参加して良いのか、
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