見る人を、そんなちょっとした「気づき」へと誘う山口さんの個展が今、横浜市のそごう美術館で開催されている。山口さんは、古今東西のイメージを卓越した画力で自由自在に再構築する画風で知られ、昨年は京都・平等院養林庵書院の襖絵を手がけた。しかし、第一線で活躍する山口さんの代表的な作品が並ぶ会場の一角に、ちょっと毛色の異なる作品群。題して「山愚痴屋(やまぐちや)澱(おり)エンナーレ2013」だ。 ワインの澱と、横浜市などで開催されている3年に1度の国際美術展「トリエンナーレ」をもじったもので、2003年からスタートした。今年で10周年、4回目を迎え、今回は過去最大規模の開催。山口さんが扮する12人の作家が、20を超える作品を出展している。映像あり、インスタレーションありと、いつもの山口さんとは思えない作品が並ぶ「澱エンナーレ」。果たして、どこまで本気で、どこまで冗談なのだろうか。「実行委員長の山口晃
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