1月15日に行われた電通デザイントーク第128回のテーマは『「心地」をつくる、未来のデザイン』。日本デザインセンターのグラフィックデザイナー 色部義昭氏はVIからSPツール、パッケージ、展覧会のグラフィックからサイン計画など、平面から立体まで幅広くアートディレクションをしつづけている。「東京デザイン2020フォーラム」では街(銀座)のサイン計画実証実験を発表するなど、人の気持ちに無意識に働きかけて人の心持ちや気分を変えるような公共空間へと思考を発展させている。電通のアートディレクター 八木義博氏は、そんな色部氏の仕事に以前から注目してきた。優れた2人のアートディレクターが考える「未来のデザイン」をめぐるトークを、2回にわたって紹介する。 企画プロデュース:電通イベント&スペース・デザイン局 金原亜紀 ディテールの積み重ねから全体を形づくっていく 色部:グラフィックデザインって知っているよう