昌磨がモデルの作品『氷上の舞』。藤雄さんが得意な日本独自の文化を題材にした絵の中に、スケートを滑る青年が。絵の下部には、羽生の大好きなあのクマの姿も。早くもマルタ共和国に出品が決定 「目元が似ているとよく言われます。自分でもそう思いますね」 そう話すのは、90歳にして現役の画家の宇野藤雄さん。宇野昌磨の祖父だ。20歳で画家となり、過去にカンヌ国際展などで数々の賞を受賞。昨年もドバイで個展を開くなど、精力的に活動している。 そんな彼の自信作が、孫の昌磨が優勝する姿を表した作品。同じモチーフの絵を3枚描き、この作品が完成形となった。 「描き始めたころは、昌磨がオリンピックで金メダルを取ったら、この絵をあげようと思っていました。ですが、出来がよくて展示にも耐えうる作品になったので、手元に残しておくつもりです」 “昌磨の絵”とはいえ、題材がフィギュアスケートというだけで、彼そのものを描いているわけ