高齢者の認知症の予防や健康増進の場として、博物館や動物園を活用する取り組みが九州で広がり始めた。資料館の展示を回想法に利用したり、動物との触れ合いを通じてストレスや疲労を緩和したりする試みだ。少子高齢化が進む中、博物館の利用者数は低迷しており、関係者は「地域包括ケアの一翼を担いたい」と意気込んでいる。「動物の寝顔を見ていると、自然と癒やされんですね」。9月下旬の大牟田市動物園(福岡県大牟田市)
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あいちトリエンナーレを県知事が回顧「津田監督は猛省を」 社会・政治FLASH編集部 記事投稿日:2019.12.24 00:00 最終更新日:2019.12.24 00:00 「いま振り返っても中止決定は正しかったと思っています」 12月16日、本誌取材にこう語ったのは愛知県の大村秀章知事(59)。8月1日から10月14日まで開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」では実行委員会の会長を務めた。 【関連記事:韓国の慰安婦像は「1体300万円」のキャラクタービジネス】 問題となったのは、全体で106あった企画展のひとつ『表現の不自由展・その後』(以下「不自由展」)だ。特に問題視されたのは、「平和の少女像(慰安婦像)」と「昭和天皇の肖像コラージュを燃やす映像作品」で、展示中止を訴える電話、メール、ファクスの総攻撃を受け、「不自由展」は中止に追い込まれた。 「8月2日の午前中に、京都
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名古屋市の河村たかし市長は23日の定例会見で、札幌市で21日に開かれた芸術展「北海道・表現の自由と不自由展」に自身の写真が燃やされる動画作品が出展されていたとして「犯罪的行為だ。法的措置を検討する。少なくとも侮辱罪には当たる」と述べた。 この芸術展は、8月から10月まで名古屋市で開かれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、妨害や脅迫の殺到を受けて一時、中止されたことを憂慮した北海道内の芸術家が企画した。河村市長が問題視したのは、道内の漫画家が出展した動画作品1点で、河村市長や菅義偉官房長官、東条英機元首相らの写真が燃える場面が登場する。 河村市長は、税金が投入されるトリエンナーレの不自由展で昭和天皇を題材にした版画を燃やす映像作品などが出展されたのは問題だとして一貫して批判してきた。国は支給予定だった補助金の不交付を決めた。 一方、今回の芸術展は
不当な圧力や攻撃から芸術作品の表現の場をどう守るか。表現の自由を保障するための自治体や政府の関与のあり方について議論を広げたい。 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された問題で、有識者による検討委員会が最終報告をまとめた。運営体制に不備があったと指摘する一方、芸術家と市民の連帯が広がり、再開を支えたことを「果実」と評価した。 不自由展は、開幕から3日で中止に追い込まれた。戦時下の慰安婦を象徴する少女像などに電話での抗議が殺到し、放火をにおわす脅迫のファクスも届いた。 最終報告は、中止は「やむを得なかった」と結論づけている。ただ、そう言い切る根拠が明確には読み取れない。脅迫や抗議にどう対応すべきだったのか。十分な検証がなされたとは言えない。 そこがあやふやでは、抗議を受けそうな展示は最初から避けるといった形で規制が広がりかねない。芸術表現の場を狭め、統
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